賃金・雇用に関する視察ｉｎ滋賀県

　令和６年３月１５日（金）に、矢田総理補佐官は滋賀県において、社会福祉法人やＮＰＯ法人を訪問し、意見交換を行いました。

１　社会福祉法人ひだまりの視察
　社会福祉法人ひだまりでは、経営的な視点をもって、介護サービスや障害福祉サービスの事業所・施設等の運営を行っており、医療ケアのニーズに対応するため、複合型の施設も運営されています。
　施設においては、働きやすさ等の向上を図るため、睡眠センサーやタブレット記録、ナースコールが連動したシステムの導入など、ＩＣＴ化が進められており、今後、インカムの導入等も検討されているとのことです。
　また、子育て世代が半数を占める中、法人内で保育を行っているほか、短時間勤務や年次有給休暇の付与・取得など柔軟な働き方が可能となっています。さらに、人材育成も強力に進められており、無資格で入職された方の資格取得から医療専門職のスキルアップまで幅広く個々人の応じた取組みが行われています。

     

２　ＮＰＯ法人四つ葉のクローバーの視察
　児童養護施設等から、社会に巣立つ若者等に対し、制度の対象にならない者も含め、「安全基地の提供」、「成長していく機会の提供（失敗してもよい場所）」の実現に向けた支援を行われています。
　就職等に向けて、簿記やプログラミング等に関する講座も行っているとのことです。
　また、若者が孤立しないよう、居場所づくりも行っており、相談支援に対応する者が常駐し、仕事や住居等の日常生活の相談にのる等の対応も行っているとのことです。居場所を利用する若者も含め率直な様々なご意見を伺いました。