賃金・雇用に関する視察in東京都及び千葉県

 令和6年2月8日(木)に、矢田総理補佐官は東京都及び千葉県において、企業を訪問し、健康経営等に関する意見交換を行いました。

1 JALの視察
 JALグループでは、企業理念にある「全社員の物心両面の幸福」追求には「心身の健康」が不可欠との認識のもとに、健康づくりに取り組まれています。2012年より「JAL Wellness」をスタートさせ「健康経営銘柄2023」にも選定されています。
 「生活習慣病」、「がん」、「メンタルヘルス」、「たばこ対策」、「女性の健康」について重点的に数値目標を掲げ取り組んでおり、経営トップ層の関与によるトップダウン方式と各職場のボトムアップ方式を組み合わせ推進しています。
 女性割合が半数を超える中、特に「女性の健康」については、職場において、定期健康診断と一緒に、婦人科検診を受けられる環境整備なども進められています。

 
 

2 ユニペンの視察
 ユニペン(社員約10名)は、塗装工事業等を展開しており、2015年より、健康経営に取り組んでおり、3年連続で健康経営優良法人(中小企業法人部門(ブライト500))を取得されています。
 従業員の健康を会社の財産と考え、健康診断の受診だけでなく、再検査や保健指導への参加を確実に求めるほか、口腔の取組も進め、歯科の治療や検診についても有給休暇とは別に休暇の利用が可能となっています。
 また、職員等に対し、社会保険の手続きに関する支援や、金融資産形成セミナー等も実施し、「心身の健康」のほか、「財務的な健康」の支援も行っているとのことです。