賃金・雇用に関する視察in愛知県
令和5年12月1日(金)に、矢田総理補佐官は愛知県小牧市のポリテクセンター中部において、離職者向けの職業訓練や中小企業に対する人材育成支援の状況を視察するとともに、リスキリングに関する意見交換を行いました。
1 訓練の実施状況の視察
ポリテクセンター中部では、主にものづくり分野に特化し訓練を行うとともに、地域の中小企業の人材育成をサポートしており、業務の概況をヒアリングするとともに、訓練の視察等を行いました。
令和4年度は、ポリテクセンター中部の離職者訓練を約6百人が受講し、就職率は、84.8%。人材育成の支援を約4千事業所が利用しています。
訓練については、ICT生産サポート科、ものづくりサポート科、NC機械加工科等を実際に視察し、訓練受講生の声もお伺いしました。訓練メニューの中には育児中の方などに配慮した短時間でのメニューも用意されているほか、求人等も独自に受け付けており、きめ細かな就職に向けた支援が行われています。
2 リスキリングに関する意見交換
離職者訓練の終了した方を採用した愛鋼株式会社の経営管理部の方、在職者訓練を活用した株式会社平岩鉄工所の総務部の方と、それぞれの企業の訓練受講者の方に出席いただき、リスキリングに関する意見交換をしました。
愛鋼株式会社では、事業の拡大に伴い、溶接技術を担える方が必要になり、ポリテクセンターの訓練を受講された方を採用され、就職後も活躍されています。
また、平岩鉄工所では、在職者向け訓練として業務のDX化や、効果的なOJT推進のための研修等を受講されており、その際には、国の人材開発支援助成金も活用されているとのことです。
企業における人材育成について、賃金制度などを含め幅広い意見交換を行いました。