令和元年8月の前線に伴う大雨に関する関係閣僚会議(第2回)(令和元年8月29日(木))における菅官房長官発言
九州北部地方で続く断続的な大雨により、これまでに複数の方がお亡くなりになったほか、鉄工所からの油の流出による周辺地域への影響、河川の氾濫や崖崩れ、住宅等の浸水などの被害が発生しております。
改めまして、お亡くなりになられた方々に、心より、お悔やみを申し上げますとともに、全ての被災者の皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。
六角(ろっかく)川、牛津(うしづ)川の周辺で発生している浸水被害については、排水ポンプ車を全国から動員することにより、早急な浸水解消を目指します。
また、油の流出について、六角川に流出する前に回収すべく、国土交通省、防衛省、消防庁と自治体が連携し、オイルフェンスや吸着マットの設置、排水ポンプ車による排水を実施中であります。
現在、多くの方々が避難所で不安なときを過ごされておりますが、仮設トイレ、クーラー、段ボールベッドなど、生活に必要な物資については、プッシュ型での支援を実施中であります。
今後も、現場の具体的なニーズを把握し、必要な物資は、プッシュ型で迅速に支援を進めてまいります。
各省庁にあっては、国民の皆様への的確な情報発信を徹底するとともに、被災地の1日も早い復旧に向け、自治体や関係機関と緊密に連携しながら、先手先手の対策を、引き続きお願い申し上げます。
明日にかけて、広い範囲で雷を伴った大雨となるおそれがあります。土砂災害、河川の氾濫等には厳重な警戒を続けていただきたいと思います。
国民の皆様におかれましては、大雨や河川の状況等に関する最新の情報に注意しつつ、引き続き、命を守る行動を取っていただきますようお願いします。