令和元年8月の前線に伴う大雨に関する関係閣僚会議(第1回)(令和元年8月28日(水))における菅官房長官発言
昨日からの九州北部での断続的な大雨により、これまでに複数の方々がお亡くなりになられておりますが、各地で河川の氾濫や崖崩れ、住宅等の浸水など、大きな被害が発生いたしております。
お亡くなりになられた方々に、心より、お悔やみを申し上げますとともに、全ての被災者の皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。
既に、警察・消防・自衛隊・海上保安庁の各部隊が現場で懸命な救助・救命活動に当たっておりますが、事態の変化に応じて体制を機動的に強化しつつ、引き続き、全力で救命・救助、避難誘導に当たってまいりたいと思います。
また、被害の深刻な佐賀県庁に対して情報先遣チームの派遣を行いました。現在、多くの方々が避難所で不安なときを過ごされておりますが、今後、被災自治体と緊密に連携しつつ、避難所の状況や不足している物資等について具体的なニーズを把握し、必要な物資は、プッシュ型で迅速に支援を進めてまいりたいと思います。
各省庁に当たっては、被害状況の把握に努め、国民の皆様への的確な情報発信を徹底するとともに、自治体や関係機関と緊密に連携しながら、先手先手の対策を、引き続き講じていただきたいと思います。
雨は、現在、小康状態とはなりましたが、前線の活動はいまだ活発であり、大雨や土砂災害、河川の氾濫等に引き続き厳重な警戒が必要であります。
国民の皆様におかれましては、大雨や河川の状況等に関する最新の情報に注意しつつ、引き続き、命を守る行動を取っていただきますようにお願いいたします。