官房長官発言
本日、口永良部島の新岳において、9時59分ごろ、噴火が発生しました。今後も居住地域近くまで影響を及ぼす噴火が発生すると予測をされたために、本日10時7分に気象庁から、口永良部島の噴火警戒レベル5への引き上げが発表をされました。
政府の対応としては、噴火発生直後、直ちに官邸危機管理センターに官邸対策室を設置するとともに、関係省庁の局長級による緊急参集チームを召集し、全力を挙げて対応にあたっているところであります。
総理からは、10時15分に、3点の総理指示が出ております。まずひとつとして、早急に被害状況を把握すること。2点目として、地方自治体とも緊密に連携をして、政府一体となって避難等住民等の安全確保の措置を徹底すること。そして3点目として、火山の観測を強化し、住民等に対する適時的確な情報提供を行う。この3点の指示が10時15分にありました。
そして、10時20分に、全島避難指示が出ており、10時40分に、鹿児島県から自衛隊に対し、災害派遣要請が出ております。現在、被害状況の把握や住民の避難並びに安全確保に全力を挙げて取り組んでおります。10時35分現在、人的被害がないことを確認をいたしております。
そして現在、島民137名のうち、120名は、番屋ヶ峰避難所にすでに避難をしておりまして、住民避難のために、海上保安庁の船舶が島に向かっておりますし、また、町営の船舶も島に向かっております。自衛隊については派遣規模について現在調整中ということであります。