再生可能エネルギー及びエネルギー効率の推進による
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我々日中韓の首脳は、気候変動の問題や天然資源の制約に対処しつつ、再生可能エネルギーの導入及びエネルギー効率の強化を通じ、持続可能な成長を推進する必要性につき認識を共有する。我々は、気候変動に関する国際連合枠組条約の目的及び原則、特に共通だが差異のある責任及び各国の能力の原則を再確認するとともに、環境保護と経済成長との両立のため、地球規模の成長の推進力として持続可能な成長を達成することを決意する。 我々はまた、南アフリカのダーバンで開かれる国連気候変動枠組条約第17回締約国会議の成功に資するよう協力するとの認識を共有する。我々は、この分野における協力の着実な推進が三国及び国際社会全体の利益となることを認識する。 我々は、持続可能な成長をより効果的及び包括的に達成するために、低炭素技術及び製品の普及、その他の取組を通じた協力の有効性及び効率性を適切に評価するための枠組み構築の重要性を確認する。中長期的な観点から、我々は三国が再生可能エネルギー及びエネルギー効率を含む持続可能な成長の分野において研究あるいは協議を開始することが適切と判断する。 我々は、あらゆるレベルにおいて政策対話を強化する意思を表明する。特に、我々は、この分野における知見及び情報を共有する協力を探究するために、三国が緊密な意見交換を行うことを確認する。我々は、クリーンエネルギー閣僚会合、APEC、IPEECなど既存の国際的な枠組みを通じて、地球規模で再生可能エネルギー技術及びエネルギー効率を向上させる政策やプログラムを推進するために協力することにコミットする。また、科学技術協力に関して、三国がグリーン・テクノロジーフォーラムを日本において開催することを確認する。このフォーラムは、基礎的な研究成果を共有し、また、実務者及び科学者間の緊密なネットワークを構築することを目的とする。 我々は、2010年6月の韓国におけるグローバル・グリーン成長研究所(GGGI)の設立及びその活動に対する地球規模での支援の実施を歓迎する。我々はまた、GGGIが持続可能な成長の実現に向けた三国間協力を探究及び推進する適切なプラットフォームの一つとなることを期待する。 我々は、三国各々の政策や立場に関する相互理解を深めるため、若手実務者間の人的交流を推進することを確認する。 |