デフレ完全脱却のための総合経済対策

明日は今日より
良くなる日本へ

長く続いたデフレからの完全脱却は、
「明日は今日より良くなる日本」を
実現していくための最大の課題です。
デフレから完全に脱却し、
賃上げや投資が伸びる、
拡大好循環を実現し、
日本がデフレから完全脱却できるように
政府は先頭に立って全力を尽くします。

くらしを守る

産業を支援する

安心できる社会

賃金上昇 購買力上昇 適度な物価上昇 好循環

賃金が上がり、
家計の購買力が上がることで消費が増え、
その結果、物の値段が適度に上がる、
それが企業の売上げ、業績につながり、
新たな投資を呼び込み、
企業が次の成長段階に入る。
その結果、また賃金が上がる。
そうした好循環の完成を
賃上げと投資の拡大で目指します。

デフレ完全脱却のための2段階の施策

デフレから完全に脱却するための最大の課題は、賃上げが物価上昇に追いついていないということです。この背景には、余裕のある一部の大企業は賃上げができても、多くの中小・零細企業では、賃上げをする余裕がないという事情があります。
そこで、今回の経済対策では、2段階の施策を用意いたしました。

〈第1段階〉2023年末~ 緊急的な生活支援 給付金 〈第2段階〉2024年春~夏 本格的な所得向上 賃上げ×減税

また、今回の所得税・住民税減税は、本人・扶養家族を問わず、1人当たり計4万円、約9,000万人を対象に、お一人ずつ減税を行います。これにより過去に例のない子育て支援型の減税ともなります。

〈第1段階〉緊急的な生活支援住民税非課税世帯 夫婦2人家族の場合 1世帯あたり10万円給
                付 〈第2段階〉子育て支援型の減税 夫婦2人と子ども2人の4人家族の場合 1世帯あたり16万円減
                税

物価高・エネルギー高対策

物価高から、国民生活や事業活動を守ります。
賃金上昇が物価上昇に追いついていない現状の中で、国民生活や事業活動への影響を緩和するため、ガソリンの負担軽減策、物価高対策のための重点支援地方交付金の追加、携帯電話サービスの更なる競争の促進といった対策を講じます。

ガソリンの負担軽減策

原油価格高騰の激変緩和措置として、燃料油の卸売価格の抑制のための手当を行うことで、小売価格の急騰を抑制し、消費者の負担を低減することを目的としています。

支援内容
現在の激変緩和措置は、年内まで措置を講じることとしていますが、今般の対策において、困難な状況に直面する家計や価格転嫁が困難な企業等の負担が過重なものとならないよう、緊迫化する国際情勢及び原油価格の動向など経済やエネルギーを巡る情勢等を見極め、柔軟かつ機動的に運用しつつ、措置を2024年4月末まで講じます。
具体的な制度
ガソリンの全国平均価格が基準を超えた際に、元売事業者等に対して燃料油の卸価格を抑制するための原資を支給することにより、小売価格の急激な上昇を抑制します。 具体的な支給額は、基準価格をガソリンの全国平均価格168円とした上で、基準価格から17円超の部分は全額補助とし、17円以下の部分は補助率3/5とします。

(令和5年11月2日~11月8日の場合) ガソリン、軽油、灯油、重油 33.3円
問い合わせ先
経済産業省資源エネルギー庁 資源・燃料部 燃料流通政策室
電話番号:03-3501-1511(内線 4661)
詳しい内容はこちら

電気・ガスの負担軽減策

困難な状況に直面する家計や価格転嫁が困難な中小企業等の負担が過重なものとならないよう、引き続き、 電気・ガス料金の値引き支援を行うことで、負担を軽減します。

支援内容
電気・都市ガスの小売事業者などが、需要家に請求する月々の料金から使用量に応じた値引きを行います。
具体的な制度
国は、電気・都市ガスの小売事業者等に対して値引きの原資を支援します。値引きの原資を得た電気・都市ガスの小売事業者等は、月々の料金から、使用量に以下の単価を乗じた金額の値引きを、2024年4月まで行います(5月は値引きの幅を縮小)。
<値引き単価>
電気料金
・低圧契約(主に家庭):
3.5円/kWh
・高圧契約(主に企業):
1.8円/kWh

都市ガス料金:15円/㎥

※都市ガス料金の支援については、家庭及び年間契約量1,000万㎥未満の企業等が対象
問い合わせ先
経済産業省資源エネルギー庁 電力・ガス事業部
電力産業・市場室
ガス市場整備室
電話番号:03-3501-1511(内線 4737)
詳しい内容はこちら

物価高対策のための重点支援地方交付金の追加

地方公共団体が、物価高で困難な状況にある生活者・事業者の方々に対し、地域の実情に応じてきめ細かな支援を行えるよう、同交付金を追加するものです。

支援内容
地方公共団体が生活者・事業者の方々を支援するために必要な経費に対し、交付限度額を上限として交付することで、地方公共団体による物価高対策の取組を後押しします。

例えば学校給食等に関しては、学校給食費等保護者負担の軽減や物価高等を踏まえた給食事業者への支援等に活用できるようにします(併せて、地方公共団体等と給食受託事業者等の間での、物価高等を踏まえた柔軟な契約金額の見直しや価格以外の要素も加味した入札方法の活用等を促進します。)
具体的な制度
生活者に対する支援は、
〇小中学校等における学校給食費等の支援
〇プレミアム商品券や地域で活用できるマイナポイント等の発行による消費下支えの取組
〇LPガス使用世帯への給付 など

事業者に対する支援は、
〇特別高圧やLPガスを使用する中小企業
〇飼料等を使用する農林水産事業者
〇地域観光業
〇医療・介護・保育施設、学校施設、商店街・自治会などに対するエネルギー価格や食料品価格の高騰に対する支援
問い合わせ先
内閣府地方創生推進室
電話番号:03-5501-1752
文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課
電話番号:03-5253-4111(内線 2095)

携帯電話サービスの更なる競争の促進

携帯電話サービスは国民の日々の生活に密着したものであるため、携帯電話サービスが納得感のある料金で良質なサービスとなれば、日々の生活はより豊かになります。
一方、寡占的な環境であることを踏まえると、料金・サービス本位の競争につながる環境整備を一層進めることが重要です。
このため、携帯電話サービスについて、利用料金やサービス本位の競争を促進するため、2023年内に実施する制度改正、利用者に合った料金プラン選択促進のための広報等を順次実施します。

支援内容
利用料金やサービス本位の競争を促進するため、2023年内に実施する制度改正、利用者に合った料金プラン選択促進のための広報等を順次実施します。
問い合わせ先
総務省総合通信基盤局電気通信事業部料金サービス課
03-5253-5845
詳しい内容はこちら

賃上げ支援

中小企業を含め、賃上げを強力に支援します。
30年ぶりの高水準となった2023年の賃上げを、来年度以降も継続するため、「賃上げ促進税制」の強化(高い賃上げを実現した企業への優遇や、赤字の中でも賃上げに踏み切る中小企業が使いやすいような見直しなど)を進めるとともに、中小企業の成長分野への挑戦・生産性向上などを通じた「稼ぐ力」の向上の取組を強力に支援するなど、賃上げしやすい環境を作ります。

賃上げ促進税制の強化

2023年の春季労使交渉の賃上げ率は30年ぶりの高水準となりました。足元の賃上げの動きを構造的・持続的なものとするため、企業の賃上げの後押しを強化します。

支援内容
賃上げ促進税制は、一定の賃上げ率以上の賃上げを行う企業に対して、法人税等の減税措置を行うものです。本税制について、物価高に負けない賃上げを実現できるよう減税措置の強化を検討します。その際、中小企業等について、赤字法人においても賃上げを促進するための繰越控除制度を創設するとともに、措置の期限の在り方等を検討します。併せて、従業員や取引先等のマルチステークホルダーとの適切な関係の構築に向けた方策を講じるとともに、仕事と子育ての両立や女性活躍支援を促進する措置を検討します。
具体的な制度
賃上げ促進税制の強化として、
○税制措置の延長期間の長期化。
○赤字法人においても賃上げを促進する措置(繰越控除措置)の創設。
○仕事と子育ての両立や女性活躍支援に積極的な企業に対する税額控除の上乗せ措置の創設。
を進めます。
問い合わせ先
経済産業省経済産業政策局産業人材課
電話番号:03-3501-2259
経済産業省中小企業庁事業環境部企画課
電話番号:03-3501-1765

中小企業等事業再構築促進事業

中小企業等事業再構築促進事業は、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するための企業の思い切った事業再構築を支援してきました。具体的には、新市場進出、事業・業種転換、事業再編、国内回帰又はこれらの取組を通じた規模の拡大等を支援してまいりましたが、足もとの状況を踏まえ、新たに、人手不足に悩む中小企業・小規模事業者のため、省力化投資に関して、カタログから選ぶような汎用製品の導入への簡易で即効性がある支援措置を実施します。

支援内容
新たな支援措置では、IoT、ロボット等の人手不足解消に効果がある汎用製品を「カタログ」に掲載し、中小企業等が選択して導入できるようにすることで、簡易で即効性がある省力化投資を促進します。
具体的な制度
各回の公募までの間に公表してまいります。

中小企業生産性革命推進事業

  • (1)ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業(ものづくり補助金)
    中小企業等が行う、革新的な製品・サービスの開発、生産プロセス等の省力化に必要な設備投資等を支援します。
  • (2)小規模事業者持続的発展支援事業(持続化補助金)
    小規模事業者等が自ら経営計画を作成して取り組む販路開拓等の取組を支援します。
  • (3)サービス等生産性向上IT導入支援事業(IT導入補助金)
    中小企業等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDXの推進、サイバーセキュリティ対策、インボイス制度への対応等に向けたITツールの導入を支援します。
  • (4)事業承継・引継ぎ支援事業(事業承継・引継ぎ補助金)
    事業承継・M&A・グループ化後の新たな取組(設備投資、販路開拓等)や、M&A時の専門家活用費用等を支援します。
支援内容
生産性向上に取り組む中小企業・小規模事業者の設備投資、IT導入、国内外の販路開拓、事業承継・引継ぎを補助し、切れ目なく継続的に、成長投資の加速化と事業環境変化への対応を支援します。
具体的な制度
各回の公募までの間に公表してまいります。
問い合わせ先
(1)経済産業省中小企業庁技術・経営革新課 電話番号:03-3501-1511(内線5351)
(2)経済産業省中小企業庁小規模企業振興課 電話番号:03-3501-1511(内線5382)
(3)経済産業省中小企業庁技術・経営革新課 電話番号:03-3501-1511(内線5351)
(4)経済産業省中小企業庁財務課      電話番号:03-3501-1511(内線5281)

業務改善助成金

中小企業の生産性向上を設備投資等を通じて支援し、さらなる賃金引上げの環境整備を行うことを目的としています。

支援内容
事業場内最低賃金を一定額以上引き上げるとともに、生産性向上に資する設備投資等(機械設備の導入、コンサルティング導入や人材育成・教育訓練など)を行った場合に、その設備投資等にかかった費用の一部を助成(最大600万円)します。
具体的な制度
(対象事業者)
・中小企業・小規模事業者
・事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が50円以内
・その他不交付要件がないこと
(補助率)
事業場内最低賃金に応じ、3/4~9/10
(補助上限額)
事業場内最低賃金の引上げ額、引上げ人数、事業場規模等に応じ、30万円~600万円
問い合わせ先
厚生労働省業務改善助成金コールセンター
電話番号:0120-366-440
詳しい内容はこちら

くらしの省エネ

エネルギーコストが上昇しても、くらしに影響が出にくいよう、くらしの省エネ投資を支援します。
住宅の省エネ改修、断熱窓への改修、高効率の給湯器の導入などを進めることで、化石燃料の使用量を削減し、エネルギーコスト上昇に強い経済社会を実現し、さらには、2050年カーボンニュートラルの実現につなげていきます。

先進的窓リノベ事業

住宅においては窓などから熱の多くが逃げてしまいます。住宅の省エネ性能の向上を図り、ご家庭の光熱費の負担軽減や住宅からのCO2排出削減を実現するため、ご自宅の窓の断熱リフォームを支援します。断熱性能の高い窓に改修することにより、冬季におけるヒートショックや結露の軽減などの効果もあり、健康で快適な暮らしにも繋がります。

支援内容
ご自宅の窓の断熱リフォームの工事費用の一部を補助します。
問い合わせ先
環境省地球環境局地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室
電話番号:0570-028-341

省エネ給湯器導入促進事業

家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯器を、高効率な給湯器に更新する場合に、補助を行います。これによって、家庭の省エネを促進し、光熱費も削減します。
中でも、昼間の太陽光を有効に活用できる機種などについては補助額の上乗せを行います。また、寒冷地において高額な電気代の要因となっている蓄熱暖房機などの設備を撤去する場合には、追加的に補助を行います。

支援内容
家庭における高効率給湯器(ヒートポンプ給湯機(エコキュート)、ハイブリッド給湯機、家庭用燃料電池(エネファーム))の導入に係る費用を補助します。
具体的な制度
高効率給湯器(ヒートポンプ給湯機(エコキュート)、ハイブリッド給湯機、家庭用燃料電池(エネファーム))の導入に係る費用について、機能・性能毎に一定額を補助します。
問い合わせ先
経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー課
電話番号:03-3501-9726
詳しい内容はこちら

子育てエコホーム支援事業

エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年カーボンニュートラルの実現を図ります。

支援内容
・子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得への支援
・住宅の省エネ改修等への支援
具体的な制度
○子育て世帯・若者夫婦世帯による新築住宅の取得へは以下の額を補助します。
 ・長期優良住宅 100万円/戸
 ・ZEH住宅 80万円/戸
○住宅の省エネ改修等へは以下の額を補助します。
 ・リフォーム工事内容に応じて定める額
 (子育て世帯・若者夫婦世帯:上限30万円/戸、その他の世帯: 上限20万円/戸 など)
※詳細の要件や事業のスケジュールは国土交通省HPをご確認ください。
問い合わせ先
国土交通省住宅局住宅生産課
電話番号:03-5253-8111(39471)
子育てエコホーム支援事業お問い合わせ窓口(9:00~17:00(土、日、祝日を含む。)) 03-6632-9955
詳しい内容はこちら

人手不足対策

人手不足で悩む中小企業などを支援します。
人口減少・少子高齢化に伴い人手不足が恒常化しつつあることに対応し、ロボットやITツールを導入する中小企業を支援します。投資に取り組みやすいよう、補助金の対象となる製品の「カタログ」を作成し、そこから選択式で導入する場合には、補助金申請が簡単にできるなどの工夫も行います。また、外国人材の活用に関する制度の見直し・適正化も進めます。

中小企業省力化投資補助事業(中小企業等事業再構築促進事業を再編)

中小企業等事業再構築促進事業は、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するための企業の思い切った事業再構築を支援してきました。具体的には、新市場進出、事業・業種転換、事業再編、国内回帰又はこれらの取組を通じた規模の拡大等を支援してまいりましたが、足もとの状況を踏まえ、新たに、人手不足に悩む中小企業・小規模事業者のため、省力化投資に関して、カタログから選ぶような汎用製品の導入への簡易で即効性がある支援措置を実施します。

支援内容
新たな支援措置では、IoT、ロボット等の人手不足解消に効果がある汎用製品を「カタログ」に掲載し、中小企業等が選択して導入できるようにすることで、簡易で即効性がある省力化投資を促進します。
具体的な制度
補助率1/2、補助上限200万円~1500万円(一定の要件を満たした場合)

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業、サービス等生産性向上IT導入支援事業(中小企業生産性革命推進事業の内数)

  • (1)ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業(ものづくり補助金)
    中小企業等が行う、革新的な製品・サービスの開発、生産プロセス等の省力化に必要な設備投資等を支援します。
  • (2)小規模事業者持続的発展支援事業(持続化補助金)
    小規模事業者等が自ら経営計画を作成して取り組む販路開拓等の取組を支援します。
  • (3)サービス等生産性向上IT導入支援事業(IT導入補助金)
    中小企業等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDXの推進、サイバーセキュリティ対策、インボイス制度への対応等に向けたITツールの導入を支援します。
  • (4)事業承継・引継ぎ支援事業(事業承継・引継ぎ補助金)
    事業承継・M&A・グループ化後の新たな取組(設備投資、販路開拓等)や、M&A時の専門家活用費用等を支援します。
支援内容
生産性向上に取り組む中小企業・小規模事業者の設備投資、IT導入、国内外の販路開拓、事業承継・引継ぎを補助し、切れ目なく継続的に、成長投資の加速化と事業環境変化への対応を支援します。
具体的な制度
各回の公募までの間に公表してまいります。
問い合わせ先
(1)経済産業省中小企業庁技術・経営革新課 電話番号:03-3501-1511(内線5351)
(2)経済産業省中小企業庁小規模企業振興課 電話番号:03-3501-1511(内線5382)
(3)経済産業省中小企業庁技術・経営革新課 電話番号:03-3501-1511(内線5351)
(4)経済産業省中小企業庁財務課      電話番号:03-3501-1511(内線5281)

外国人材の受入れ・活躍の促進に向けた特定技能制度の分野追加

在留資格「特定技能1号」や「特定技能2号」の対象分野の追加について、政府基本方針に基づき、まず分野を所管する省庁において現場の意向や経済団体等の意見を踏まえて検討を行い、その結果を受け、出入国在留管理庁において厚生労働省等の制度を所管する省庁とともに追加の適否について、2023年度中に検討を行います。その上で、対象分野として追加することが適当であると認められる場合には、閣議にて追加する分野の運用方針等の変更を決定します。

支援内容
人手不足が深刻な産業分野において、特定技能の分野追加が行われることにより、当該産業分野への外国人材の受入れが可能となります。
具体的な制度
特定技能の対象となる分野を追加する場合には、出入国管理及び難民認定法第2条の3第1項の規定に基づき定められた特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する基本方針(平成30年12月25日閣議決定)を変更した上で、それに伴う分野別運用方針及び分野別運用要領を制定し、また「出入国管理及び難民認定法別表第一の二の表の特定技能の項の下欄に規定する産業上の分野等を定める省令」等を改正します。
問い合わせ先
出入国在留管理庁政策課
電話番号:03-3580-4111
詳しい内容はこちら

技能実習制度及び特定技能制度の見直し

現行の技能実習制度に替えて、我が国社会の人手不足分野における人材確保と人材育成を目的とする新たな制度を創設します。新たな制度では、未熟練労働者として外国人を受け入れ、基本的に3年間、企業等において就労を通じた育成を行い、特定技能1号へとステップアップしてもらうことを目指します。
特定技能制度は、人手不足分野での即戦力となる外国人を受け入れるという現行制度の目的を維持しつつ、制度の適正化を図った上で引き続き存続させます。

支援内容
技能実習制度を見直し、人手不足分野における人材確保と人材育成を目的とする新たな制度を創設します。
具体的な制度
人手不足分野において、未熟練労働者として外国人を受け入れ(3年間)、特定技能外国人に育成する制度を創設します。
問い合わせ先
出入国在留管理庁政策課 
電話番号:03ー3580ー4111
詳しい内容はこちら

年収の壁対策

2023年9月に策定した「年収の壁・支援強化パッケージ」を着実に実行します。現在、扶養に入っているパートやアルバイトの方などが「年収の壁」を超えて働くと、社会保険料の支払いが発生し、逆に手取りが減ってしまうため、労働時間を調整するという課題があります。キャリアアップ助成金の新コースの創設等により、「年収の壁」を意識せず働けるようにしつつ、人手不足に直面する事業主の労働力確保にもつなげていきます。 

106万円の壁への対応(キャリアアップ助成金)

パート・アルバイトで働く方の、厚生年金や健康保険の加入に併せて、手取り収入を減らさない取組を実施する企業を支援します。

支援内容
10月1日以降、事業主が新たに短時間で働く労働者を社会保険に加入させ、併せて処遇改善の取組を行った場合、労働者1人あたり最大50万円を助成します。
具体的な制度
①手当等支給メニュー
 事業主が労働者を社会保険に加入させる際に、「社会保険適用促進手当」の支給等により労働者の収入を増加させる場合に助成します。
②労働時間延長メニュー
 事業主が労働者の週所定労働時間を延長することにより社会保険に加入させる場合等に助成します。
③併用メニュー
 1年目に「①手当等支給メニュー」の取組による助成を受けた後、2年目に「②労働時間延長メニュー」による助成を受けることができます。
問い合わせ先
厚生労働省年収の壁突破・総合相談窓口
フリーダイヤル0120-030-045
(平日 8時30分~18時15分)
詳しい内容はこちら

「130万円の壁」への対応

社会保険における被扶養者(第3号被保険者)の方が従業員数100人以下の事業所等で働いている場合、年収が被扶養者の認定基準である 130 万円を上回ると、扶養から外れ、国民年金・国民健康保険の保険料負担が生じるため、就業調整の要因となっています。
今般の「年収の壁・支援強化パッケージ」では、この「130万円の壁」についても、特例的な措置として「事業主の証明による被扶養者認定の円滑化」を行うこととしています。

支援内容
「130万円の壁」に対しては、会社等にお勤めの方の配偶者などで、扶養の範囲で働いている方が繁忙期などに一時的に年収130万円以上となる場合にも、その方を雇っている事業主が一時的な収入増である旨を証明することで、健康保険組合等の保険者が被扶養者であることを連続2回まで円滑に認定します。
具体的な制度
配偶者(第3号被保険者)に限らず、社会保険の被扶養者の方、新たに被扶養者としての認定を受けようとしている方が対象となります。
健康保険組合等による被扶養者の収入確認に当たって、通常提出が求められる書類と併せて、一時的な収入変動である旨の事業主の証明を提出いただく必要があります。
問い合わせ先
厚生労働省年収の壁突破・総合相談窓口
フリーダイヤル0120-030-045
(平日 8時30分~18時15分)
詳しい内容はこちら

配偶者手当への対応

配偶者の収入要件を設けて企業が支給する配偶者手当については、社会保障制度とともに就業調整の一因となっているとの指摘があることから、企業に対し、配偶者手当の在り方について見直しを促してまいります。

支援内容
見直しに向けた周知
具体的な制度
企業の配偶者手当の見直しが進むよう、見直しの手順をフローチャートで示す等、わかりやすい資料を作成しています。
そのほか、具体的な見直し事例や留意点等をまとめた実務資料を厚生労働省ホームページに掲載しています。
問い合わせ先
厚生労働省年収の壁突破・総合相談窓口
フリーダイヤル0120-030-045
(平日 8時30分~18時15分)
詳しい内容はこちら

ワンストップで対応できる相談体制

「年収の壁・支援強化パッケージ」については、パート・アルバイトの方々や、その方々を雇用する事業主の皆さまに、その支援策を広く知っていただき、実際にご活用いただくことが非常に重要です。
そのため、2023年10月から、年収の壁・支援強化パッケージに関する電話でのお問い合わせをワンストップで受け付ける「年収の壁突破・総合相談窓口」(コールセンター)を開設しました。
なお、厚生労働省ホームページ上に、「年収の壁・支援強化パッケージ」特設サイトを公開しています。

支援内容
「年収の壁突破・総合相談窓口」(コールセンター)
問い合わせ先
厚生労働省年収の壁突破・総合相談窓口
フリーダイヤル0120-030-045
(平日 8時30分~18時15分)
詳しい内容はこちら

年収アップ・スキルアップ

働く方々のスキルアップの挑戦や、可処分所得を増やすための資産運用を応援します。
成長と分配が持続的に回り、物価上昇を十分に超える持続的賃上げが行われることを目指し、リスキリングによる能力向上支援や、正規雇用化の促進の取組などを強化します。あわせて、金融資産所得の増加を実現するための取組を進め、可処分所得が増える社会を創ります。

非正規雇用労働者等へのリスキリング支援

変化の激しい企業のビジネス環境に対応するために労働者のスキルアップが求められている中で、正社員以外の労働者の能力開発機会は少ない状況にあります。
そこで、非正規雇用労働者等が働きながらでも学びやすく、自らの希望に応じた柔軟な日時や実施方法による職業訓練を受講できるような仕組みを構築し、非正規雇用労働者等のリスキリングを支援します。

支援内容
在職中の非正規雇用労働者等の受講を前提とした様々な受講日程、実施手法等の職業訓練を試行的に実施することにより、非正規雇用労働者等のキャリアアップに効果的な職業訓練の検証を行います。
具体的な制度
○対象者
 主に非正規雇用労働者
○実施方法等
 受講継続等に効果的であるスクーリング形式と、場所や時間を問わず受講しやすいオンライン(オンデマンド、同時双方向)形式を効果的に組み合わせて実施することを想定
○受講継続等の支援策
 実施機関において、受講継続勧奨や学習の進捗状況に応じた支援を担当制で行う学習支援者の配置等を行うことを想定
問い合わせ先
厚生労働省人材開発統括官訓練企画室
電話番号:03-3595-3356

キャリアアップ助成金による正社員化促進

非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員転換を希望する非正規雇用労働者の正社員化を実施した事業主を支援します。

支援内容
非正規雇用労働者を正社員化した場合の助成内容を拡充等します。
具体的な制度
キャリアアップ助成金の支給額増額、対象となる有期雇用労働者の雇用期間の要件緩和、正社員転換制度の導入に係る加算措置の新設及び多様な正社員制度導入に係る加算措置の拡充により、正規雇用化に取り組む事業主を支援します。
具体的な拡充内容については、今後、所要の手続を経て決定します。
問い合わせ先
厚生労働省雇用環境・均等局有期・短時間労働課
03-5253-1111(内線5268)
詳しい内容はこちら

デジタル推進人材の育成

「デジタル田園都市国家構想総合戦略」(令和4年12月閣議決定)において、令和8年度末までに政府全体で230万人のデジタル推進人材を育成することとされています。
そこで、ハロートレーニング(公的職業訓練)におけるデジタル分野のコース数を増やすための取組を行います。

支援内容
ハロートレーニングを実施する民間教育訓練機関に対して、デジタル分野の訓練コースの委託費等の上乗せを拡充することにより、デジタル分野における職業訓練コースの設定の促進を図ります。
具体的な制度
ハロートレーニングを実施している民間教育訓練機関に対して支払う委託費等について、経済産業省・独立行政法人情報処理推進機構が定めた「DX推進スキル標準」に対応したデジタル分野の訓練コースを新たに委託費等の上乗せの対象とします。
※ 現在、デジタル分野の訓練については、企業実習を組み込んだ場合等に、委託費等を上乗せしています。
※ 令和8年度末までの時限措置
問い合わせ先
厚生労働省人材開発統括官訓練企画室
電話番号:03-3595-3356
詳しい内容はこちら

デジタル人材のための「実践の場」の提供

デジタル人材の不足が叫ばれている中、実務経験がないためデジタル分野に就職できない面や、一般の企業のデジタル推進人材が育成できないという実態があります。
そこで、生成AIを含むデジタル関係業務の実践経験を積む「実践の場」を提供し、デジタル人材の育成を促進します。

支援内容
①他職種からIT人材に転職を目指す求職者のうち中高年齢者について、「実践の場」の提供から就職までの支援を行うほか、②IT以外の産業分野の企業においてDX推進を担う人材について、出向で経験を積む「実践の場」を提供します。
具体的な制度
求職者:デジタル人材が就職する前に実践経験を積むための実践の場を提供する。
在職者:コア人材がデジタル関係の業務経験を積む出向先を提供する。
問い合わせ先
厚生労働省人材開発統括官付政策企画室
電話番号:03-3595ー3374

資産運用立国

家計の資金が企業への投資に回り、それによって、企業の成長が促進され、企業価値の向上・拡大の恩恵が金融資産所得の増加という形で家計にも及ぶ「成長と分配の好循環」を実現していくことが重要です。
このため、2023年内に資産運用立国に関する政策プランを策定し、家計金融資産等の運用を担う資産運用業とアセットオーナーシップの改革、規制改革等も通じた資産運用業への国内外からの新規参入と競争の促進等を図ります。

支援内容
関連事業者において、より良い金融商品・サービス等が家計に提供される環境整備に取り組みます。
問い合わせ先
金融庁総合政策局リスク分析総括課
電話番号:03-3506-6060

家事支援サービス福利厚生導入実証事業

人手不足等が進展する我が国において、働く方がキャリアを形成する上で直面する、家事負担を軽減することは、企業における多様な人材の活躍を後押しする観点から重要です。そのため、企業における家事支援サービスの導入実証を実施し、多様な人材の活躍に向けた環境整備を行うことを目的とします。

支援内容
家事支援サービスの利用機会を従業員に対して提供しようとする中小企業等の取組みに関する実証事業を行います。
具体的な制度
実証事業を行います。
問い合わせ先
経済産業省商務・サービスグループサービス政策課
(代表)03-3501-1511
(内線)4021

子育て支援

6月に策定した「こども未来戦略方針」に基づくこども・子育て支援を、スピード感をもって実行します。①若い世代の所得を増やす、②社会全体の構造・意識を変える、③全てのこども・子育て世帯を切れ目なく支援するという3つを基本理念に沿って、支援の充実に取り組みます。

こども誰でも通園制度(仮称)

全ての子育て家庭への支援を強化するため、働いているかどうかを問わず、時間単位で柔軟に利用できる「こども誰でも通園制度(仮称)」の創設を見据えた試行的事業を実施します。

支援内容
こども誰でも通園制度(仮称)の試行的事業を行う市町村に対して、事業の実施に必要な経費を補助します。
具体的な制度
補助率:国3/4、市町村1/4
問い合わせ先
こども家庭庁成育局保育政策課
03-6858-0078
詳しい内容はこちら

「1か月児」及び「5歳児」に対する乳幼児健診等の推進

乳幼児健診について、市町村において新たに「1か月児」と「5歳児」に対する健康診査を実施することで、出産後から就学前までの切れ目のない健康診査の実施体制を整備します。また、新生児マススクリーニング検査について、都道府県・指定都市においてモデル的に2疾患(SCID、SMA )を対象とするマススクリーニング検査を実施し、検査の対象疾患の拡充に向けた検証を行います。

支援内容
「1か月児」及び「5歳児」の乳幼児健診と、新生児マススクリーニング検査(2疾患)について財政支援を行い、早期の全国展開を目指します。
具体的な制度
補助率:①乳幼児健診 国1/2、市町村1/2
    ②新生児マススクリーニング検査 国1/2、都道府県・指定都市1/2
問い合わせ先
こども家庭庁成育局母子保健課
03-6862-0413

こどもの居場所づくりに関する調査・広報等の支援

こどもの視点に立った多様な居場所づくりが行われるよう、地方自治体におけるこどもの居場所づくりの支援体制構築等に必要な「こどもの居場所づくりコーディネーター(仮称)」の配置等に対して支援を行うとともに、NPO法人等が創意工夫して行う居場所づくりのモデル事業を実施します。
また、地方自治体が行うこどものニーズ把握等、居場所づくりの前提となる実態調査や居場所づくりに係る様々な広報啓発の取組に対して支援を行います。

支援内容
自治体が行う、こどもの居場所に関する
①実態調査・ニーズ把握
②広報啓発活動
③こどもの居場所づくりコーディネーターの配置等
に対する必要な経費等の一部を補助します。
また、
④NPO法人等が創意工夫して行う居場所づくりの先進事例をモデル事業として支援します。
具体的な制度
①~③:補助率1/2
④:補助率10/10(上限500万円)
問い合わせ先
こども家庭庁成育局成育環境課居場所づくり係
電話番号:03-6861-0229
e-mail : seiikukankyou.ibasho@cfa.go.jp
詳しい内容はこちら

こどもの生活・学習支援事業

貧困の連鎖を防止するため、受験料、模試費用の補助を行うことで、ひとり親家庭や低所得子育て世帯のこどもの進学に向けたチャレンジを後押しします。

支援内容
①受験料
大学等を受験する際に必要な費用(受験料)を支弁する。
②模擬試験代
中学生・高校生の各ステージの受験に向けた、模試を受けるために必要な費用を支弁する。
具体的な制度
以下のア及びイのいずれにも該当する者に対して、受験料及び模試試験代の一定額を補助します。
ア.児童扶養手当を受給する世帯(同等の所得水準を含む)又は低所得子育て世帯(住民税非課税世帯) 
イ.自治体が実施する学習支援(※)に登録しているこども(※母子及び父子並びに寡婦福祉法に基づく「こどもの生活・学習支援事業」又は生活困窮者自立支援法に基づく「子どもの学習・生活支援事業」
問い合わせ先
こども家庭庁支援局家庭福祉課
03-6859-0183

育休中等業務代替支援コース(仮称)の新設

働き続けながら子育てを行う労働者の雇用の継続を図るため、育児休業や育児短時間勤務の期間中の業務体制整備に取り組む中小企業事業主を支援します。

支援内容
中小企業事業主が、育児休業や育児短時間勤務の期間中の業務を代替する周囲の労働者へ手当を支給したり、育児休業を取得する労働者の代替要員を新規に雇用した場合、国から助成金を支給します。
具体的な制度
①育児休業中の手当支給 最大125万円
 労働者の育児休業期間中、事業主が、その業務を代替する周囲の労働者に手当を支給する場合に助成します。
②育児短時間勤務中の手当支給 最大110万円
 労働者の育児短時間勤務の期間中、事業主が、その業務を代替する周囲の労働者に手当を支給する場合に助成します。
③育児休業中の新規雇用 最大67.5万円
 労働者の育児休業に際し、事業主が、業務の代替要員を新たに確保した場合に助成します。
※その他、加算・割増あり。
問い合わせ先
厚生労働省雇用環境・均等局 職業生活両立課
03-5253-1111(内線7929)
詳しい内容はこちら

子どもを守る

こどもが健やかに成長できる環境の整備のため、こどもの安心・安全の確保に取り組みます。具体的には、性被害防止やOTC乱用防止対策の推進、不登校・いじめ対策の緊急強化、学内・学外双方からのいじめ防止対策の強化等に取り組みます。

こどもの性被害防止

こどものプライバシー保護のためのパーテーション、簡易扉、簡易更衣室等や保育状況の説明要望等の保護者の安心に応えるカメラ等の設置などの設備等導入支援を通じ、性被害の未然防止・早期発見の取組を促進します。

支援内容
こどもが性被害を受けることを防止するための、設備等の導入支援費用を補助します。
具体的な制度
補助率:国1/2、都道府県等1/4、事業者1/2
補助上限:1施設あたり10万円
申請方法:都道府県等を通じて申請いただきます。
問い合わせ先
こども家庭庁成育局総務課経理係
TEL:03-6858-0043

学校薬剤師・地区薬剤師会を活用したOTC乱用防止対策事業

OTCの乱用のリスクについて効果的な情報発信のあり方の検討を行うとともに、啓発用資材の作成・提供等を通じて学校薬剤師等への相談を促すことで、OTCの乱用防止対策を推進します。

問い合わせ先
厚生労働省医薬局医薬安全対策課
電話番号:03-5253-1111(2749)

不登校・いじめ緊急対策推進事業

不登校児童生徒、いじめ重大事態の発生件数がともに過去最多となるなど、憂慮すべき状況を踏まえ、不登校・いじめ対策を緊急的に強化します。具体的には、学校内で安心して過ごせる場所の設置や、ICT端末を使って児童生徒の悩みや不安を早期に発見し、支援できる環境整備、スクールカウンセラーの配置充実などを推進します。

支援内容
校内教育支援センターの設置やICT端末を活用した児童生徒の悩みや不安の早期発見の推進、スクールカウンセラーの配置充実に対して、支援を行います。
具体的な制度
(不登校児童生徒等の学び継続事業)
補助率:国1/3、地方自治体2/3

(不登校児童生徒等の早期発見・早期支援事業)
都道府県等への委託により、教育支援センターや「心の健康観察」のモデル形成等に係る経費を支援
問い合わせ先
文部科学省初等中等教育局児童生徒課
電話番号:03-5253-4111(内線:3299、3296)
詳しい内容はこちら

学校外からのアプローチによるいじめ解消の仕組みづくりに向けた手法の開発・実証

こども家庭庁では、学校や教育委員会におけるいじめへの対応に加えて、自治体の首長部局において、専門家等を活用するなどにより、いじめの相談から解消まで関与する手法等の仕組みづくりに取り組んでいます。
この取組の成果を今後のいじめ防止対策に活かすとともに、関係機関が緊密に連携することで、いじめの長期化や重大化防止に資する地域の体制構築を目指しています。

支援内容
いじめ防止に専門性を有する民間事業者の知見も活用しながら、自治体において、いじめの相談から解消まで取り組む体制を構築します。
問い合わせ先
こども家庭庁支援局総務課地域支援係
電話番号:03-6771-8030(代表)
詳しい内容はこちら

教育の質を高める

公教育の再生は少子化対策と経済成長実現にとっても重要です。GIGAスクール構想の更なる推進、高校における情報・数学等の教育を重視するカリキュラムの実施等により、我が国の成長戦略に欠くことができない重要な施策である、デジタル人材育成の取組強化を進めていきます。

GIGAスクール構想の推進
~1人1台端末の着実な更新~

1人1台端末の利活用が進むにつれて、故障端末の増加や、バッテリーの耐用年数が迫るなどしており、GIGAスクール構想第2期を念頭に、今後、5年程度をかけて端末を計画的に更新するとともに、端末の故障時等においても子供たちの学びを止めない観点から、予備機の整備も進めるため、都道府県に端末更新のための基金を造成します。

支援内容
義務教育段階の公立学校の端末更新のための基金の造成
具体的な制度
補助率:2/3
補助基準額:5.5万円/台
予備機:15%
※詳細な要件等は検討中
問い合わせ先
文部科学省初等中等教育局
修学支援・教材課
電話番号:03-6734-2658

高等学校DX加速化推進事業

大学教育段階で、デジタル・理数分野への学部転換の取組が進んでいることを踏まえ、デジタル等成長分野を支える人材育成を抜本的に強化します。具体的には、高等学校教育段階で、情報、数学等の教育を重視するカリキュラムを実施するとともに、ICTを活用した高度なプログラミングやデジタルものづくり教育、文理横断的な探究学習を教育課程内外で実施する学校に対し、必要な環境整備の経費を支援します。

支援内容
ICT機器整備、遠隔授業用を含む通信機器整備、理数教育設備整備、専門高校の高度な実習設備整備、専門人材派遣等業務委託費等を支援
具体的な制度
支援対象:公立、私立の高等学校等
補助上限額:1,000万円/校(1,000校程度)
問い合わせ先
文部科学省初等中等教育局参事官(高等学校担当)付
03-5253-4111(内線2338)

GIGAスクール構想の加速化事業

端末の活用状況を把握・分析するとともに、日常授業の改善を中心とする効果的な実践例(指導技術、指導プログラム)を創出・モデル化し、都道府県等の域内で校種を超えて横展開し全国展開することで、端末更新期を迎える前に、全国すべての学校でICTの「普段使い」による教育活動の高度化を実現します。

支援内容
日常授業の改善を中心とする効果的な実践例(指導技術、指導プログラム)の創出・モデル化に向けた支援を実施します。あわせて、生成AIを用いた実践の創出に取り組みます。
具体的な制度
支援対象:自治体等
支援対象数:100箇所程度
選定方法:公募(とりまとめ団体が公募を実施)
問い合わせ先
文部科学省初等中等教育局
学校デジタル化プロジェクトチーム
03-6734-2090
詳しい内容はこちら

女性活躍

女性デジタル人材等の育成、DV対策の強化、女性の健康増進などの取組を進めます。
女性活躍・男女共同参画の重点方針(女性版骨太の方針2023)に基づき、女性活躍の機運醸成とキャリア形成を支える環境づくりを両輪で進めるとともに、女性が尊厳と誇りを持って生きられる社会の実現に向けた取組を強化します。

地域女性活躍推進交付金

「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき、女性の活躍の推進に関する施策が確実に実行されるよう、女性デジタル人材や管理職・役員の育成など女性活躍の取組への支援を行うほか、様々な課題や困難を抱える女性に寄り添い、就労までつなげていく支援、孤独・孤立で困難や不安を抱える女性が、社会との絆・つながりを回復することができるよう、NPO等の民間団体の知見を活用した相談支援等の取組に対する財政的支援を行います。

支援内容
関連団体と連携して地方公共団体が行う、地域の実情に応じた女性活躍の取組を交付金で支援します。
具体的な制度
交付対象:地方公共団体
①活躍推進型、②デジタル人材・起業家育成支援型、③寄り添い支援型プラス、④つながりサポート型、⑤男性相談支援型
補助率:①③⑤は2分の1、②④は4分の3
交付上限:①は都道府県800万円(注)、政令指定都市500万円、市区町村250万円、②は都道府県1,200万円、政令指定都市750万円、市区町村375万円、③⑤は都道府県・市・特別区800万円、町村500万円、④は一律1,125万円
(注)推進計画未策定市町村への策定支援事業実施等の条件付きで1,000万円とする。
問い合わせ先
内閣府男女共同参画局総務課
電話番号:03-6257-1355
詳しい内容はこちら

キャリアアップ助成金による正社員化促進

非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員転換を希望する非正規雇用労働者の正社員化を実施した事業主を支援します。

支援内容
非正規雇用労働者を正社員化した場合の助成内容を拡充等します。
具体的な制度
キャリアアップ助成金の支給額増額、対象となる有期雇用労働者の雇用期間の要件緩和、正社員転換制度の導入に係る加算措置の新設及び多様な正社員制度導入に係る加算措置の拡充により、正規雇用化に取り組む事業主を支援します。
具体的な拡充内容については、今後、所要の手続を経て決定します。
問い合わせ先
厚生労働省雇用環境・均等局有期・短時間労働課
03-5253-1111(内線5268)
詳しい内容はこちら

賃上げ促進税制の強化

2023年の春季労使交渉の賃上げ率は30年ぶりの高水準となりました。足元の賃上げの動きを構造的・持続的なものとするため、企業の賃上げの後押しを強化します。

支援内容
賃上げ促進税制は、一定の賃上げ率以上の賃上げを行う企業に対して、法人税等の減税措置を行うものです。本税制について、物価高に負けない賃上げを実現できるよう減税措置の強化を検討します。その際、中小企業等について、赤字法人においても賃上げを促進するための繰越控除制度を創設するとともに、措置の期限の在り方等を検討します。併せて、従業員や取引先等のマルチステークホルダーとの適切な関係の構築に向けた方策を講じるとともに、仕事と子育ての両立や女性活躍支援を促進する措置を検討します。
具体的な制度
賃上げ促進税制の強化として、
○税制措置の延長期間の長期化。
○赤字法人においても賃上げを促進する措置(繰越控除措置)の創設。
○仕事と子育ての両立や女性活躍支援に積極的な企業に対する税額控除の上乗せ措置の創設。
を進めます。
問い合わせ先
経済産業省経済産業政策局産業人材課
電話番号:03-3501-2259
経済産業省中小企業庁事業環境部企画課
電話番号:03-3501-1765

DVに関する相談窓口「DV相談プラス」の実施

配偶者等からの暴力(DV)の被害者への支援については、保護命令制度の拡充等を定めた改正配偶者暴力防止法の施行を令和6年4月に控え、DV相談の増加や相談内容の多様化等が見込まれる状況にあります。DV被害者が安心して相談し、必要な支援を受けられるようにするため、「DV相談プラス」事業により、多様なニーズに対応する相談・支援体制の充実・強化を図ります。

支援内容
DV被害者等の多様なニーズに対応し、適切な支援を受けられるよう、24時間対応の電話、SNS・メール等多様なツールによる相談支援を行います。
具体的な制度
24時間対応の電話、SNS・メール等多様なツールによる相談・支援体制を整備します。
問い合わせ先
内閣府男女共同参画局男女間暴力対策課
電話番号03-5253-2111
詳しい内容はこちら

「女性の健康」ナショナルセンター機能の構築事業

女性の活躍促進や子育て支援の観点から、国立研究開発法人国立成育医療研究センターに「女性の健康」に関するナショナルセンター機能を持たせ、女性の健康や疾患に特化した研究や女性の健康に関わる最新のエビデンスの収集・情報提供等を行う仕組みを構築するため、研究等に必要な施設整備及びシステム開発を行います。

支援内容
女性が人生の各段階で様々な健康課題を有していることを社会全体で共有し、女性が生涯にわたり健康で活躍できる社会を目指すことにより国民の健康の増進に寄与します。
問い合わせ先
厚生労働省大臣官房厚生科学課
国立高度専門医療研究センター支援室
電話番号:03-5253-1111

高齢者活躍

包摂社会の実現に向けて、高齢者の活躍を推進します。具体的には、集中送迎体制の構築等による高齢者の就業機会の確保、地方公共団体による「認知症施策推進計画」の策定支援、身寄りのない高齢者の生活上の課題整理等への省庁横断体制での取組などに取り組みます。

高齢者の就業参加事業

移動手段がないなどの理由で未就業を選択する会員について、集合型の就業環境整備及び集中送迎体制の構築により就業機会の確保を図るとともに、女性高齢者向けのシンポジウムの開催や就業体験、座談会等を通じて、女性会員の拡充を図りながら、就業機会の増加に取り組み、会員が生きがい等を持って就業できる環境を整備します。

支援内容
○シルバー会員未就業者への就業環境整備事業
  • ア.集まって働く環境の構築
    就業意欲はあるものの、移動手段がないなどを理由に未就業を選択する会員に対して、複数の者が集合して就業する場(集合簡易就業場)を整備します。
  • イ.集団送迎体制の構築
    集まって働く場を整備することで、集団送迎体制を構築し、引き続き就業できる環境を構築します。
○女性高齢者社会参加促進事業
 シルバー人材センターにおいて、より女性に活躍していただけるよう、先輩会員の体験を聞いたり就業を体験したりできる機会を拡大します。
問い合わせ先
厚生労働省職業安定局高齢者雇用対策課
電話番号:03-5253-1111(内 5822)

地方公共団体による「認知症施策推進計画」の策定支援

令和5年に成立した「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」(令和5年法律第65号)の施行に向け、地方公共団体において、住民に対する認知症基本法の理念等の普及啓発、安心・安全な地域づくりの推進等を図るとともに、認知症の人や家族等の意見を丁寧に聴いた上で、実効性のある認知症施策推進計画の策定の準備を進めることが重要であり、これらの取組を支援することを目的としています。

支援内容
地方公共団体が、認知症の人や家族等の意見を丁寧に聴いた上で認知症施策推進計画を策定する際の準備に係る経費について補助を行います。
また、上記補助と連動し、計画策定の準備段階での実務面での課題に対して地方公共団体をサポートします。
具体的な制度
補助率:国(定額)1自治体当たり500万円(都道府県)、200万円(市町村)
問い合わせ先
厚生労働省老健局認知症施策・地域介護推進課
電話番号:03-5253-1111(内線3973)

アルツハイマー病の新薬の使用に伴う効果的な診断・治療方法の確立と普及を目指す研究

アルツハイマー病の新しい治療薬の投与者を全国規模で把握する仕組みを構築し、データの蓄積による治療効果等の検証を行います。

支援内容
全国のアルツハイマー病の新薬投与対象者のうち研究への参加同意を得られた方を対象に収集される臨床データの蓄積により、アルツハイマー病の新薬等の治療効果が治療前の所見から予見できるかの検証、治療の適用対象の決定、医療体制の検討に役立てることなどが期待されます。
具体的な制度
日本医療研究開発機構(AMED)で実施します。
問い合わせ先
厚生労働省老健局認知症施策・地域介護推進課
電話番号:03-5253-1111(内線3871)

高齢者の身元保証等の支援

身寄りのない高齢者等の生活上の課題に向き合い、安心して歳を重ねることができる社会を作っていくため、身元保証など民間事業者によるサポートについて、実態把握、課題の整理等を実施するとともに、課題解決に向けた省庁横断の体制の下で取組みを進めます。

支援内容
在宅で生活する高齢者が抱える、日常生活支援、医療・介護の利用から財産管理・死後事務に至るまでの生活上の多様なニーズについて、意思決定支援を含めたサポートが必要とされる場合の現状について調査を行います。
その上で、高齢者の生活上の多様なニーズ(死後事務を含む)に対応するための課題の改善に向けた方策の検討を行います。
問い合わせ先
厚生労働省老健局認知症施策・地域介護推進課
電話番号:03-5253-1111(内線3975)

高齢者等に対する消費生活相談や見守り体制の強化

高齢者等の消費者被害の未然防止、早期発見や拡大防止のため、消費生活センターにおける相談体制の整備や見守る人・見守られる人双方への啓発活動、地域の多様な主体が連携し高齢者等の見守り等の活動を行う地域ネットワークの構築、地域における見守り活動の担い手の育成などの事業に取り組む地方公共団体を支援する事業です。

支援内容
高齢者等の消費者被害の未然防止、早期発見や拡大防止のための事業を行う地方公共団体に対して、地方消費者行政強化交付金により財政的に支援し、消費者の安全・安心が確保される地域体制の維持・拡充に向けた取組を進めます。
具体的な制度
交付対象:地方公共団体(都道府県、市区町村等)
補助率:原則として1/2
問い合わせ先
消費者庁地方協力課
電話番号:03-3507-9174
詳しい内容はこちら

花粉症対策

多くの国民を悩ませ続けている花粉症の解決と、その基盤となる林業振興を進めます。
花粉の発生源であるスギ人工林の伐採・植替え等の加速化や、スギ材需要の拡大などの取組により、花粉症という社会課題の解決と林業振興を通じた地域の発展を実現していきます。

花粉の少ない森林への転換促進緊急総合対策

「花粉症対策初期集中対応パッケージ」の着実な実行に向けて、スギ人工林の伐採・植替え等の加速化やスギ材需要の拡大等の総合的な対策を緊急に支援します。 

支援内容
① スギ人工林の伐採・植替え等の加速化
スギ人工林伐採重点区域を設定し、伐採・植替えに寄与する路網整備や伐採・植替えの一貫作業、森林所有者への働きかけ支援による意欲ある林業経営体への森林の集約化を支援します。
② スギ材の需要拡大
住宅分野におけるスギJAS構造材等の利用促進、集成材工場や保管施設等の整備、建築物へのスギ材利用の機運醸成を支援します。
③ 花粉の少ない苗木の生産拡大
官民を挙げた苗木増産体制の強化、細胞増殖技術を活用した苗木大量増産技術の開発を支援します。
具体的な制度
定額、1/2等
問い合わせ先
農林水産省林野庁計画課
電話番号:03-6744-2082

スギ花粉症の症状を緩和する米の実用化に向けた取組の推進

スギ花粉症の症状を緩和することを目的に開発されたスギ花粉米の実用化に向け、官民で協働した取組の推進を支援します。

支援内容
官民が連携し、実用化に向けた課題とその解決策の整理等を進めます。
具体的な制度
委託費
問い合わせ先
農林水産省農林水産技術会議事務局研究開発官室
電話番号:03-3502-0536

水産を守る

国産水産物を国内で加工できる流通体制の整備や輸出支援、ALPS処理水放出関連の水産業支援を進めます。
国内水産関連事業を守り、強化するため、
・国際情勢の変化などに伴い、不安定化している、鮭やタラなどの輸入加工原材料の調達に対応し、輸入原材料から国産原材料に転換する取組を支援します。
・水産物の輸出拡大を図るため、在外公館やJETROなどを含めた支援体制を強化し、現地の衛生基準への適合支援や、モデル的な商流・物流構築の取組を支援します。
・ALPS処理水の海洋放出に関連し、全国の水産業を守るための緊急支援を実施します。

加工原材料を輸入原材料から国産原材料に転換する取組の支援

輸入原材料から国産原材料に加工原材料を転換する水産加工業者の取組を推進するために、漁業者団体等が水産物を買取・冷凍保管・販売(調整保管)する際の経費を支援することにより、将来にわたり国民への水産物の安定供給を図ります。

支援内容
①原材料を転換する水産加工業者の取組を推進するために、水産物を漁業者団体等が買取り、保管するために必要な資金を金融機関から借り入れる場合に、金利相当分に対して助成(無利子化)します。
➁原材料転換する水産加工業者等に、保管している水産物を販売するまでの期間の調整保管に要する保管料、入出庫料、加工料、運搬料を助成します。
具体的な制度
①定額、➁1/2以内
問い合わせ先
水産庁加工流通課(03-6744-2350)

水産物等の新規海外販路開拓支援

主要な輸出先国・地域において、輸出支援プラットフォームによる現地で輸出事業者を包括的に支援する体制及び規制等への対応を強化するとともに、水産バリューチェーン関係者のモデル的な商流・物流構築の取組等を支援します。

支援内容
①主要な輸出先国・地域において、在外公館やJETRO海外事務所、JFOODO海外駐在員等を主メンバーとする輸出支援プラットフォームを設置・運営し、都道府県や品目団体等と連携しつつ、輸出事業者を包括的に支援するための体制を強化します。
②各国・地域への輸出に際して対応が必要となるSPS措置・ラベリング等の規制に関し、専門的知見を有する現地の法律事務所や関係省庁・業界団体OB等と契約し、調査・分析、当局への働きかけ及び国内事業者向けに助言の提供等を行います。
③㈱日本政策金融公庫の農林水産物・食品輸出基盤強化資金の融資を受け、海外子会社等への出資・転貸等を行い海外展開を図る事業者に対する金利負担の軽減を行います。
④生産・加工・流通・輸出等の水産バリューチェーン関係者が連携して国際マーケットに通用するモデル的な商流・物流の構築の取組を支援します。
具体的な制度
①②委託、③定額、④定額、1/2以内
問い合わせ先
①②③
農林水産省輸出・国際局海外連携グループ(03-3502-8058)

農林水産省水産庁加工流通課(03-3591-5612)

ALPS処理水関連の水産業支援事業

ALPS処理水の海洋放出以降の一部の国・地域の輸入規制強化等を踏まえ、全国の水産業を守るための緊急支援を実施し、特定国・地域依存の脱却を図ります。

支援内容
ホタテ等の輸出減少が顕著な品目について、学校給食や社員食堂等での消費拡大を含めた国内外の販路拡大や一時買取・保管、地域の拠点となる加工施設の整備等を進めます。
具体的な制度
①販路拡大支援事業
・学校給食・子供食堂へ水産物を提供する際の食材調達費・加工費・運送費等を支援【補助率10/10(上限・下限未定)】
・社員食堂へ水産物を提供する際の食材調達費・加工費・運送費等を支援【補助率1/2(上限・下限未定)】
・販売促進PRや直売会の開催、新商品開発、インターネット販売を開始する際のECサイト登録料・水産物の送料等を支援【補助率2/3等(上限・下限未定)】
②新規需要開拓等支援事業
・保管料、入出庫料、保管するための加工料、運搬料
・金利(買取代金及び金利を除いた補助対象経費に係る借入利息)
・新規需要開拓費(買取代金及び補助対象経費の合計額に15%を乗じた金額(販売先が海外の場合は20%))
【いずれも補助率10/10(上限・下限無し)】
③国内加工体制の強化対策事業
・設計費、建設工事費、排水処理施設費、冷凍・冷蔵施設費等の補助【補助率1/2(上限・下限未定)】
問い合わせ先
経済産業省福島復興推進グループ総合調整室
経済産業省資源エネルギー庁原子力発電所事故収束対応室
電話番号:03-3501-1228

酪農を守る

飼料等の生産コストの上昇や、生乳需給の緩和の影響により、厳しい環境にある酪農経営を守ります。具体的には、国産飼料の生産・利用の拡大、国内外における牛乳・乳製品の需要拡大といった酪農支援対策を講じ、持続可能な酪農経営の実現に取り組みます。

国産飼料の生産・利用の拡大対策

酪農経営の継続に向けて、輸入飼料価格の高騰の影響を抑制するため、耕種農家と畜産農家との連携(耕畜連携)や飼料生産作業を専門的に行う作業受託組織(飼料生産組織)の育成などを支援し、国産飼料の生産と利用の拡大を図ります。

支援内容
①耕畜連携国産飼料利用拡大対策
畜産農家が、飼料を生産した耕種農家に対し、飼料給与結果等の情報をフィードバックする取組を支援します。
②飼料生産組織の規模拡大等支援
飼料生産組織の規模拡大に必要な機械導入や、作業規模を拡大する取組を支援します。
③飼料増産活性化対策
中山間地域での飼料増産活動や草地の生産性を高める技術の実証の取組を支援します。
④国産飼料広域供給対策及び広域流通拠点の整備
品質表示による国産飼料の販売拡大や広域流通体制の構築、国産飼料の流通拠点の整備を支援します。
⑤国産稲わら利用拡大実証・調査
国産稲わら等の利便性の向上や流通体制の構築に必要な実証・調査を支援します。
⑥国産飼料用種子の供給能力強化
家畜改良センターの種子生産施設を強化します。
⑦畜産クラスター事業(飼料増産優先枠)
畜産クラスター事業において、飼料増産に必要な施設・機械の導入のための優先枠を措置します。
具体的な制度
定額又は1/2以内
問い合わせ先
①~⑤ 農林水産省畜産局飼料課
    電話番号:03-6744-7192
⑥   農林水産省畜産局畜産振興課
    電話番号:03-6744-2276
⑦   農林水産省畜産局企画課
    電話番号:03-3501-1083

畜産物輸出の推進

酪農生産者団体、乳業者、輸出事業者等が連携し、生産から輸出まで一貫して輸出促進を図る体制(コンソーシアム)の取組を更に加速化するため、コンソーシアムの設立、コンソーシアムが実施する商談、プロモーション、輸出先国の求めに応えるための取組に加え、新たなコンソーシアムの育成等を支援します。

支援内容
①コンソーシアムの設立・運営支援
酪農生産者団体、乳業者、輸出事業者等が連携して輸出促進活動に取り組むコンソーシアムの設立、コンソーシアムが実施する商談、産地の特色を活かしたプロモーション等の取組を支援します。

②新たなコンソーシアムの育成支援
輸出戦略上のターゲット国・地域への輸出を計画する産地が、本格的な輸出に先駆けて行う、コンソーシアムの設立や具体的な商流の構築等に向けたマーケット調査や試験輸出等の取組を支援します。

③市場ニーズに対応するためのコンソーシアムの取組支援
輸出先国やマーケットの求める条件下での畜産物の品質保持・流通方法に係る試験・実証の取組を支援します。
具体的な制度
定額又は1/2以内
問い合わせ先
農林水産省畜産局牛乳乳製品課(03-3502-5987)

持続可能な酪農経営への移行及び生乳需給の改善対策

長く活躍できる長命連産性の高い、強健な乳用牛へ、牛群構成の転換を図ることにより、乳牛育成・導入費、飼料費等のコストや環境負荷の低減に資する持続的な酪農経営への移行を支援します。
また、民間事業者が協調して行う脱脂粉乳の在庫の低減を図るための取組や、国産脱脂粉乳を活用した新商品の開発等に取り組む事業者に対する支援等に加え、国産チーズの競争力強化対策を通じて、生乳需給及び酪農経営の安定を図ります。

支援内容
①長命連産性の能力の高い乳用種雄牛の交配推進支援
長命連産性に重きを置いた牛群構成への転換を図るため、長命連産性の能力の高い乳用種雄牛の精液又は受精卵等を利用する取組に対し、奨励金を交付します。

②国産畜産物利用安定化対策
民間事業者が協調して行う脱脂粉乳を飼料用として販売する取組、生産者団体等が連携して行う脱脂粉乳の計画的な販売、国産脱脂粉乳を活用した新商品開発の取組等を支援します。

③国産チーズの競争力強化対策
酪農家によるチーズ向け原料乳の高品質化・コスト低減、乳業メーカーのチーズ生産拡大、チーズ工房や中小乳業等による生産性向上と技術研修、国際コンテストへの参加等の品質向上・ブランド化、国産チーズの消費拡大に向けた取組等を支援します。
具体的な制度
①定額、②定額、1/3以内、1/2以内、③定額、1/2以内
問い合わせ先
①農林水産省畜産局畜産振興課(03-6744-2587)
②・③農林水産省畜産局牛乳乳製品課(03-3502-5987)

農業を守る

安心して農業に取り組める環境を守ります。世界的な食料需要の増加、環境問題への関心の高まり、農業従事者の減少、生産資材の価格高騰など、我が国の農業を取り巻く状勢が変化しています。こうした中、農産物・食品の輸出促進、農業のグリーン化、スマート農業による成長産業化、食料安全保障の強化を4本の柱とする農業生産基盤の強化やTPP対策の推進等の施策を講じます。

畑地化促進事業

水田を畑地化して畑作物の本作化に取り組む農業者に対して、畑地利用への円滑な移行を促し、畑作物の需要に応じた生産を促進することを目的として、生産が安定するまでの一定期間、継続的に支援(伴走支援)を行うとともに、畑作物の産地づくりに取り組む地域を対象に、関係者間での調整や畑地化に伴う費用負担(土地改良区の地区除外決済金等)等に要する経費を支援します。

支援内容
1.畑地化支援
  水田を畑地化して、ア.高収益作物(野菜、果樹、花き等)及びイ.畑作物(高収益作物以外)の本作化に取り組む農業者を支援します。

2.定着促進支援
 ア.高収益作物
水田を畑地化して、高収益作物の定着等に取り組む農業者を5年間、継続的に支援します。
 イ.畑作物(高収益作物以外)
水田を畑地化して、高収益作物を除く畑作物(麦、大豆、飼料作物(牧草等)、子実用とうもろこし、そば等)の定着等に取り組む農業者を5年間、継続的に支援します。

3.産地づくり体制構築等支援
畑作物の産地づくりに取り組む地域を対象に、関係者間の調整に要する経費や土地改良区の地区除外決済金等を支援します。
問い合わせ先
農林水産省農産局企画課(03-3597-0191)
詳しい内容はこちら

食品原材料の調達安定化

ウクライナ情勢等に関連して、依然として多くの輸入食品原材料の価格が高い水準にあるほか、近年の国際的な食料需要の増加や為替変動など、輸入原材料の調達リスクが顕在化する中で、食品事業者の原材料の調達リスクの軽減が喫緊の課題となっています。
このため、食品製造事業者等に対し、産地との連携強化や原材料調達先の多角化の取組を支援することで、原材料調達に関するリスクに対応し、フードサプライチェーンの強化を図ります。

支援内容
原材料調達に関するリスクに対応し、フードサプライチェーンの強化を図るため、産地支援の取組を行う食品製造事業者等の産地との連携による原材料切替等や、原材料調達先の多角化による原材料切替等に伴う機械・設備等の導入・更新、調査、新商品の開発・製造・販売・PRの取組を支援します。
問い合わせ先
農林水産省大臣官房新事業・食品産業部食品製造課
電話番号:03-6744-2089

輸出物流構築緊急対策事業

日本の農林水産物・食品を将来にわたって安定的に輸出し、国内の生産基盤の維持を図るためには、輸出先国の実情に応じた輸出サプライチェーンの確立が必要となっているところ、基幹ルートの機能強化や地方港湾等の活用促進など効率的な輸出物流の構築を支援します。

支援内容
・最適な輸送ルートや集荷・保管体制の構築など輸出における物流課題の解決に繋がるモデル実証を支援します。
・効率的な輸出物流の実現に必要となる物流施設の確保や自動化・省人化のための設備・機器の導入を支援します。
具体的な制度
・輸出物流構築に向けたモデル実証:定額
・輸出物流構築に必要な施設確保、設備・機器の導入:1/2又は3/10
問い合わせ先
農林水産省大臣官房新事業・食品産業部食品流通課
TEL 03-3502-5741

建設を守る

建設業の賃上げ促進と働き方改革に取り組みます。建設業は他産業を上回る高齢化が進んでおり、近い将来、高齢者の大量離職による担い手の減少が見込まれることから、担い手の確保が喫緊の課題です。さらに、令和6年4月からの時間外労働規制の適用を見据え、実効性ある働き方改革の推進が急務です。具体的には、①優れた技能や厳しい労働環境にふさわしい賃金水準の確保に向けた取組、②働き方改革と生産性を向上させる取組等を実施いたします。

建設業における賃上げに向けた新たな取組の実施

建設工事の現場を担う技能者の賃金引上げを実現するため、その原資となる労務費が、発注者から元請へ、そして技能者に賃金を支払う専門工事業者へと、適切に支払われるような環境整備に努めます。
具体的には、適正な労務費の目安をあらかじめ示した上で、これに沿った見積もりや契約が行われるよう強く促す新たな仕組みの早期の具体化を図るとともに、適正な賃金が技能者まで支払われているかを簡易に確認できる仕組みの導入を検討するための調査等を実施します。

支援内容
制度改正により、技能労働者の能力や経験に応じた適切な賃金の支払いや処遇の改善(賃金の行き渡り)につなげるもの。
問い合わせ先
国土交通省不動産・建設経済局建設市場整備課
電話番号:03-5253-8281

建設業の働き方改革の実現に向けたモデル工事の実施

令和6年4月から時間外労働規制が適用されるに当たり、建設業の働き方改革の実現に向けて、効率的な工事を促進するためのモデル事業を実施するとともに、その成果を業界向けに情報発信することで、好事例の横展開を図ります。
モデル事業の実施に当たっては、課題解決に向けた取組を実施する事業者の経費も支援することで、事業者の金銭的な負担も軽減します(支援例:効率的な施工に向けた試行的取組のかかり増し経費、アドバイザー派遣等の費用に対する支援)。

支援内容
課題解決に向けてモデル事業を実施する事業者の経費を支援。
問い合わせ先
国土交通省不動産・建設経済局建設市場整備課・建設業課
電話番号:03-5253-8281、03-5253-8277

監理技術者等の雇用関係にかかる特例制度の拡充

工事現場に配置が必要な監理技術者等に求められる所属建設業者との雇用関係について、連結子会社等の在籍出向者を認める現行の特例制度を拡充することを検討し、2023 年度中を目途に所要の措置を講じます。

支援内容
特例制度の拡充
問い合わせ先
国土交通省不動産・建設経済局建設業課建設業技術企画室
電話番号:03-5253-8380
内閣府規制改革推進室
電話番号:03-6257-1484
詳しい内容はこちら

観光を守る

観光立国に向けた取組を加速します。足元の円安環境のメリットを活かして、訪日外国人旅行消費額年間5兆円目標の早期達成に向けて、インバウンド消費の更なる拡大を含めて、訪日外国人旅行者に対して空港業務の受入体制や出入国管理体制の強化等を図ります。その際、いわゆるオーバーツーリズムの未然防止・抑制に配慮し、持続可能な観光を推進します。

オーバーツーリズム対策

国内外の観光需要が急速に回復する一方、観光客が集中する一部の地域や時間帯等によっては、過度の混雑やマナー違反による地域住民の生活への影響や、旅行者の満足度の低下への懸念も生じている状況です。
観光客の受け入れと住民の生活の質の確保を両立しつつ、持続可能な観光地域づくりを実現するため、地域自身があるべき姿を描いて、地域の実情に応じた具体策を講じることが有効であり、こうした取組に対して総合的な支援を行います。

支援内容
オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けて、住民を含めた地域の関係者による協議の場の設置、協議に基づく計画策定や取組に対する包括的な支援を実施します。
問い合わせ先
国土交通省観光庁外客受入参事官室
電話番号:03-5253-8972
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インバウンド需要回復への対応に必要な空港業務の体制強化

訪日外国人旅行者の入国は、空路によることが多いため、航空機の運航に不可欠な空港業務(グランドハンドリング等)の体制強化をはじめとする受入環境整備の推進は、観光の観点からも重要です。
このため、急速なインバウンド需要の回復に国内各地で対応しつつ、空港機能が持続可能な形で維持・発展できるよう、人材の確保・育成や処遇改善、生産性向上等に資する取組、搭乗橋等の施設整備への支援を実施いたします。

支援内容
①航空・空港関係事業者の人材確保・育成等、生産性向上に資する取組の推進
○人材確保・育成等への補助
・空港ごとの合同説明会の開催
・教育訓練            等
○空港業務人材の処遇改善等への補助
・共用休憩室の整備
・空港における共有化を目的とした資機材の設備投資          等
②国際線の受入環境高度化の推進
・航空旅客の利便性を図るためのPBB(搭乗橋)やバゲージハンドリングシステム等、受入環境高度化を図るための施設整備を支援
問い合わせ先
国土交通省航空局航空ネットワーク部
航空ネットワーク企画課
空港計画課
電話番号:03-5253-8715
     03-5253-8717

出入国管理体制の強化

インバウンドの拡大を含む観光立国の取組実現のため、出入国審査場における旅客の案内等の業務に従事する「イミグレーションアテンダント」を主要空港に配置することで、インバウンド需要回復の腰を折ることなく、 経済の回復基調の地方への波及を図ります。

支援内容
主要空港に「イミグレーションアテンダント」を配置します。
具体的な制度
出入国審査場における旅客の案内等の業務に従事する「イミグレーションアテンダント」を主要空港に配置します。
問い合わせ先
法務省出入国在留管理庁総務課予算係
電話番号:03-3580-4111
詳しい内容はこちら

物流を守る

国民生活や経済を支える重要な社会インフラである物流の革新に取り組みます。物流の停滞が懸念される「2024年問題」は喫緊の課題です。10月にとりまとめた「物流革新緊急パッケージ」に基づき、ドライバーの皆様の賃上げや人材確保等に早期に着手するとともに、2030年度の輸送力不足の解消に向け、可能な施策の前倒しを行います。

物流の革新の実現に向けた取組

物流の停滞が懸念される「2024年問題」等に対応するため、「物流革新緊急パッケージ」に基づき、物流の効率化、荷主・消費者の行動変容、商慣行の見直しについて緊急的に取り組み、2024年度には14%、2030年度には34%不足するとされている輸送力不足の解消に万全を期すとともに、物流産業が魅力あるものとなるよう取り組んでいきます。

支援内容
①物流施設の自動化・機械化等を促進することで、物流の効率化を実現します。
②再配達半減に向けたポイント還元実証事業等を実施することで、荷主・消費者の行動変容を促進します。
③トラックGメンによる荷主・元請事業者の監視体制の強化等により、商慣行の見直しを図ります。
問い合わせ先
国土交通省物流・自動車局物流政策課・貨物流通事業課
電話番号:03-5253-8799・8575

物流効率化に向けた先進的な実証事業

我が国の国民生活・経済を支える社会インフラである物流には、「物流の2024年問題」のみならず、構造的な需給ひっ迫による輸送力不足の危機が迫っています。
物流の2024年問題を乗り越え、社会インフラである物流を維持するためには、荷主企業の行動変容が重要です。
『即効性のある設備投資の促進』を加速化させるために先進的な実証事業を行うことで、物流の投資効果を明らかにし、荷主企業の投資意欲を喚起するとともに、本実証の成果の積極的な横展開を行います。また、ラストワンマイル配送の省力化に向けた先進的な実証も行います。

支援内容
①荷主企業における物流効率化に向けた先進的な実証事業
「物流の2024年問題」への対応に向け、荷主企業の物流施設の自動化・機械化に資する機器・システムの導入等を加速化させるため、荷主企業における物流効率化に向けた先進的な実証を行います。

②自動配送ロボット導入促進実証事業
公道を走行する自動配送ロボットの採算性を確保したサービスモデルを創出し、市場の確立・拡大を図るため、複数拠点・多数台運行による大規模なサービス実証を行います。
具体的な制度
①荷主企業における物流効率化に向けた先進的な実証事業
補助率:中堅企業1/2、中小企業2/3

②自動配送ロボット導入促進実証事業
補助率:大企業・中堅企業1/3、中小企業2/3
問い合わせ先
経済産業省商務・サービスグループ物流企画室
電話番号:03-3501-1511(内線:4151)

高速道路料金の大口・多頻度割引の最大割引率の拡充継続

高速道路料金の大口・多頻度割引の拡充措置を継続することで、利用しやすい高速道路料金を実現し、自動車運送事業者の労働生産性の向上を図ります。

支援内容
平常時、災害時問わず物流機能を担う自動車運送事業者の労働生産性向上を図るため、大口・多頻度割引の最大割引率を40%から50%に拡充する措置を延長します(R7.3末まで)。
具体的な制度
予算補助として日本高速道路保有・債務返済機構へ補助し、債務償還へ充当します。高速道路会社から機構への貸付料を減じることにより、会社は料金割引を実施します。
問い合わせ先
国土交通省道路局高速道路課
TEL: 03-5253-8490
詳しい内容はこちら

介護を守る

高齢化に伴って介護サービス需要が増加する中、介護人材の確保に向けた取組を早急に進めます。具体的には、介護現場で働く職員の方々の処遇改善に向けた支援事業や、介護ロボット・ICT活用による生産性向上、経営の協働化等を通じた職場環境改善に向けた取組を進めていきます。

医療・介護・障害福祉サービス分野における処遇改善

2024 年度の医療・介護・障害福祉サービス等報酬の同時改定での対応を見据えつつ、喫緊の課題に対応するため、人材確保に向けて賃上げに必要な財政措置を早急に講じます。

支援内容
医療・介護・障害福祉サービス分野における処遇改善に向けた支援を行います。
具体的な制度
令和6年2月~5月の賃金引上げ分を対象に、対象施設の看護補助者、介護職員、福祉・介護職員1人当たり月額平均6,000円の賃金引き上げを行うために必要な支援を行います。
問い合わせ先
厚生労働省保険局医療課
03-5253-1111(内線3172)
厚生労働省老健局老人保健課
03-5253-1111(内線3948)
厚生労働省障害保健福祉部障害福祉課
03-5253-1111(内線3036)
厚生労働省医政局看護課
03-5253-1111(内線2654)

介護ロボット開発等加速化事業

介護現場において、テクノロジーの活用などによるサービスの質の向上や職員の負担軽減といった生産性向上の推進は喫緊の課題となっており、介護ロボット等の生産性向上に効果的なテクノロジーの普及をより強力に進めていく必要があります。
介護ロボット等による生産性向上に資する取組を推進するにあたり、介護施設・開発企業双方からの介護ロボットに関する相談窓口等の運営の充実等を図るとともに、実証により、エビデンスの更なる充実に取り組みます。

支援内容
介護現場・ロボット開発企業の双方に対する一元的な相談窓口等の運営や、開発機器の実証支援を行うリビングラボのネットワークの構築、地域における生産性向上の取組の支援等を行います。
問い合わせ先
厚生労働省老健局高齢者支援課 
03-5253-1111(内線3875)

介護現場デジタル改革パッケージ

介護サービス需要の増加への対応や介護人材の確保が喫緊の課題となっている中、小規模法人を中心に、従来の方法や単独では必要な人材の確保が難しい法人も多く、経営効率の悪化にも陥りがちです。
こうした状況を踏まえ、介護現場の生産性向上の取組や、介護人材の確保・経営の安定化に向けた協働化等による職場環境の改善に取り組む介護サービス事業者への支援を行います。

支援内容
【1.生産性向上に資する介護ロボット・ICT導入等】
・事業所の業務効率化に向けた課題解決を図るための業務改善支援及びこれと一体的に行う介護ロボット・ICTの導入や更新を支援します。

【2.地域全体での生産性向上の普及・推進】  
・地域での複数事業所における機器の導入に向けた研修や、地域のモデル施設の育成など、都道府県等が主導して「面」で生産性向上の取組を推進する事業を支援します。
・都道府県等が主導して、ケアマネ事業所と居宅サービス事業所の間で交わされるケアプランデータ連携システム等の活用を地域で促進し、データ連携によるメリットや好事例を収集する事業を支援します。

【3.事業者グループが協働して行う職場環境改善】  
・小規模事業者を含む事業者グループが、人材募集や一括採用、合同研修等の実施、事務処理部門の集約など、協働化・大規模化に取り組む事業を支援します。
具体的な制度
実施主体:都道府県(都道府県から市町村への補助も可)
負担割合:【1】又は【3】国・都道府県3/4、事業者1/4
【2】国・都道府県 10/10
※【1】及び【3】をあわせて実施する場合、 国・都道府県4/5、事業者1/5
問い合わせ先
厚生労働省老健局高齢者支援課 
03-5253-1111(内線3876、3875)

医療を守る

医療分野におけるサービス提供の質・利便性の向上その効率化に向け、医療DXの推進等を行います。具体的には、医療従事者の事務負担等を軽減するため、診療報酬の算定に関するシステムの開発を始めとした診療報酬改定DXの推進等を行います。

診療報酬改定DX

診療報酬改定時に、医療機関等やベンダーが、短期間で集中して個別にシステム改修やマスタメンテナンス等の作業に対応することで、人的、金銭的に非常に大きな間接コストが生じています。
そのような現状に対し、進化するデジタル技術を最大限に活用し、医療機関等における負担の極小化を目指します。

支援内容
診療報酬改定の度に個々の医療機関等において集中的に生じるシステム改修を国で一元的に行う観点から、共通算定モジュール(外来診療等の都度生じる会計計算を正確に行うためクラウド上に構築されるオンライン計算プログラム)を提供します。
具体的な制度
社会保険診療報酬支払基金(開発・運用主体)への支援
問い合わせ先
厚生労働省保険局保険課
03-5253-1111(内線3686)

医療・介護・障害福祉サービス分野における処遇改善

2024 年度の医療・介護・障害福祉サービス等報酬の同時改定での対応を見据えつつ、喫緊の課題に対応するため、人材確保に向けて賃上げに必要な財政措置を早急に講じます。

支援内容
医療・介護・障害福祉サービス分野における処遇改善に向けた支援を行います。
具体的な制度
令和6年2月~5月の賃金引上げ分を対象に、対象施設の看護補助者、介護職員、福祉・介護職員1人当たり月額平均6,000円の賃金引き上げを行うために必要な支援を行います。
問い合わせ先
厚生労働省保険局医療課
03-5253-1111(内線3172)
厚生労働省老健局老人保健課
03-5253-1111(内線3948)
厚生労働省障害保健福祉部障害福祉課
03-5253-1111(内線3036)
厚生労働省医政局看護課
03-5253-1111(内線2654)

医療DXにおける全国医療情報プラットフォームの開発事業

マイナポータルを通じて自身の電子カルテ情報を閲覧することで、健康増進に役立てることができます。また、電子カルテ情報を全国的に医療機関間で共有することで、日常診療から救急・災害医療まで切れ目なく質の高い医療が受けられるようになります。さらに、医療DXが進むことによって、医療機関のみならず自治体や介護事業者等の業務効率化が促進されるとともに、情報の利活用によるヘルスケア産業の振興に繋げます。

支援内容
オンライン資格確認等システムを拡充し、保健・医療・介護の情報を共有可能な「全国医療情報プラットフォーム」を構築します。具体的には、電子カルテ情報等を共有・交換する電子カルテ情報共有サービス(仮称)を構築します。
問い合わせ先
厚生労働省医政局特定医薬品開発支援・医療情報担当参事官室
電話番号: 03-6812-7837

中小企業支援

物価高、人手不足等の中で、挑戦を続ける中小企業を支援します。
中小企業の力強い成長を実現していくため、環境変化に対応した資金繰り支援、賃上げに向けた価格転嫁対策、生産性向上や事業再構築の支援をしっかり進めていきます。

環境変化に対応した資金繰り支援

コロナ禍を乗り越えたものの、物価高の影響により厳しい状況にある中小企業等に対し、日本政策金融公庫等における資本性劣後ローンの運用見直しや、賃上げに取り組む場合の金利低減措置の導入等により、資金繰りを支援するとともに、それらの周知徹底・利用促進に取り組みます。

支援内容
日本政策金融公庫等による資金繰り支援を行います。
具体的な制度
・資本性劣後ローンの運用見直し(直近決算が黒字であっても金利負担により実態上赤字となる場合は、直近決算期後1年間赤字金利を適用)
・賃上げに取り組む場合の金利低減措置の導入 等
問い合わせ先
経済産業省中小企業庁事業環境部金融課
電話:03-3501-1511(内線 5271)
財務省大臣官房政策金融課
電話:03-3581-4111(内線 6303)

中小企業等事業再構築促進事業

中小企業等事業再構築促進事業は、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するための企業の思い切った事業再構築を支援してきました。具体的には、新市場進出、事業・業種転換、事業再編、国内回帰又はこれらの取組を通じた規模の拡大等を支援してまいりましたが、足もとの状況を踏まえ、新たに、人手不足に悩む中小企業・小規模事業者のため、省力化投資に関して、カタログから選ぶような汎用製品の導入への簡易で即効性がある支援措置を実施します。

支援内容
新たな支援措置では、IoT、ロボット等の人手不足解消に効果がある汎用製品を「カタログ」に掲載し、中小企業等が選択して導入できるようにすることで、簡易で即効性がある省力化投資を促進します。
問い合わせ先
各回の公募までの間に公表してまいります。

「挑戦する中小企業の経営改善・再生支援強化会議」の設置

経営改善、債務減免を含めた事業再生、再チャレンジを支援するため、新たに、「挑戦する中小企業の経営改善・再生支援強化会議」を11月6日に設置・開催し、関係省 庁が連携して、2023 年度内に再生支援の総合的対策をとりまとめます。

支援内容
官民金融機関や信用保証協会等による、挑戦意欲がある事業者の計画策定等を通じた経営改善や再生を加速するための総合的対策をとりまとめます。
具体的な制度
再生支援の総合的対策
問い合わせ先
経済産業省中小企業庁事業環境部金融課
電話:03-3501-1511(内線5271)

中小企業取引対策事業

足元の急激な物価高に伴うコスト上昇分のみならず、賃上げ原資の確保も含めて中小企業の適切な価格転嫁を実現するため、価格交渉促進月間のフォローアップ調査を実施します。
また、下請Gメンヒアリングによる取引実態の把握、下請代金支払遅延等防止法(以下「下請法」)の厳正な執行や下請トラブルに関する相談対応等により、中小企業の価格交渉・価格転嫁を促進します。
併せて、インボイス制度の導入に係る取引実態調査を行います。

支援内容
中小企業の取引適正化を図るために、・9月と3月を価格交渉促進月間と位置づけフォローアップ調査を実施するだけでなく、下請中小企業の価格交渉力向上のためのプッシュ型支援を実施します。併せて、インボイス制度導入に係る取引実態調査事業を実施します。
具体的な制度
価格交渉促進月間 等
問い合わせ先
経済産業省中小企業庁事業環境部取引課
電話:03-3501-1669(内線5291)
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半導体支援

デジタル化、脱炭素化などを支える半導体の国内サプライチェーンを強化し、経済安全保障を確保します。
半導体は、生成AI、自動運転、5G、量子、EV、ライフサイエンスなど、次世代の産業の基盤となる、日本の将来・産業競争力を左右する重要技術です。国内生産能力の確保や、先端半導体の研究開発に対し、諸外国に引けを取らない支援を実施し、半導体産業の強化やそれを通じた地域活性化を図ります。

先端半導体の国内生産拠点の確保

半導体は、デジタル化の進展により、自動車や医療機器等の様々な分野での活用が拡大する一方、地政学的な事情から、グローバルなサプライチェーンが影響を受けるリスクが高まっています。
産業基盤の強靱化や戦略的自律性・不可欠性の向上の観点で、不可欠な先端半導体について、国内の生産拠点整備への支援を行うことで、事業者による投資判断を後押しし、安定供給の確保を目指します。

支援内容
データセンターやAI等の最先端技術に必要な先端半導体の国内生産拠点を整備するとともに、その拠点での継続生産等を進めることで、国内での先端半導体の安定供給を実現します。
具体的な制度
・補助率:最大1/2
・支援対象:特定半導体等について、生産施設の整備及び生産を行う計画を認定
・認定基準:
(a)指針への適合性、事業実施の確実性
(b)一定期間以上継続的な生産
(c)国内での安定的な生産に資する取組を行うもの(需給ひっ迫時の増産、生産能力強化のための投資及び研究開発等)
(d)技術上の情報管理のための体制整備
問い合わせ先
経済産業省商務情報政策局情報産業課
電話:03-3501-1511(内戦:3981)
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ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業

現在商用化が始まっている5Gについて、さらに超低遅延や多数同時接続といった機能が強化されたポスト5Gは、工場自動化や自動運転といった多様な産業等への活用が見込まれており、我が国の競争力の核となり、また、デジタル社会と脱炭素化の両立に不可欠な技術も含まれます。
本施策では、ポスト5G情報通信システムや当該システムで用いられる半導体を開発するとともに、ポスト5Gで必要となる先端・次世代半導体の製造・設計技術の開発等に取り組みます。

支援内容
ポスト5G時代に必要となる次世代半導体の製造・設計技術開発を国際連携等により実施します。
問い合わせ先
経済産業省商務情報政策局情報産業課
電話:03-3501-6944(内線:3981)
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経済安全保障を確保するためのサプライチェーンの強靱化事業

半導体などの特定重要物資の生産能力の強化など、安定供給確保を行うための計画について主務大臣の認定を受けた事業者に対し、生産設備の整備や備蓄、技術開発などの取組を支援します。

支援内容
事業者による生産設備の整備や備蓄、技術開発など、物資の特性・課題に応じた支援を行います。
具体的な制度
主務大臣による認定を受けた計画について、安定供給確保支援独立行政法人等を通じ、事業者の取組を支援
問い合わせ先
内閣府政策統括官(経済安全保障担当)付
電話番号:03-5157-5941
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スタートアップ

スタートアップにおける人材の育成や獲得、資金調達、研究開発を支援し、世界に羽ばたくスタートアップを育てます。
地方の起業家人材発掘や、若手起業家の海外派遣などを進めるとともに、スタートアップの人材の確保につながるストックオプション税制の充実、会社法制の整備を進めます。また、ブロックチェーン等を活用した実証や、事業会社の持つ革新的な技術等のカーブアウト加速を支援するとともに、知的財産・無形資産を含む事業全体を担保とした資産調達を可能とする制度の検討を進めます。

地方の若手人材発掘育成支援事業

産業界や学界などにおいて現役で活躍するプロジェクトマネージャー等による、審査(発掘)から育成までの一貫したプロセスを有し、採択者の自主性を尊重しつつ、プロジェクトマネージャー等による伴走的な育成がなされる、地域独自のトップIT・起業家人材等の発掘・育成プログラムの立ち上げ等を支援します。

支援内容
国(事務局)から地域主体のコンソーシアムに対し地域独自の人材育成の取組に係る活動費、人件費、経費等を補助します。
問い合わせ先
経済産業省商務情報政策局情報技術利用促進課
電話番号:03-3501-2646
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起業家等の海外派遣事業「J-StarX」

我が国のイノベーション人材の育成及び海外のイノベーション拠点・人材とのネットワークの構築を目的に、若手起業家や学生等を欧米やアジアを中心とする世界各地のスタートアップ・エコシステムに派遣します。これまでの「始動」を抜本的に拡充し、2023年度からの5年間で1,000人規模に拡大します。

支援内容
欧米やアジアのスタートアップ・エコシステムに起業家やスタートアップのCXOを派遣し、マインドセットや起業家精神等の習得や、ピッチイベント等を通じた現地のVCやアクセラレーターへの接続を支援します。
具体的な制度
現地への渡航費及び現地での滞在費は原則として事務局負担としています。
問い合わせ先
経済産業政策局 新規事業創造推進室
電話番号:03-3501-1509
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革新的な技術等のカーブアウト加速を支援

事業会社に蓄積されている技術を活用し、新たな会社を立ち上げた者又は立ち上げる意思を有する者を主な対象にして、研究開発費の助成や専門家による伴走支援を行うとともに、その促進のための経営人材等マッチングや技術シーズの発掘等を支援します。

支援内容
①カーブアウト創出に向けた研究開発を支援します。
②経営人材マッチングや技術発掘の促進支援、事業会社へのカーブアウトを出口に含む新規事業創出プログラムの導入を支援します。
具体的な制度
①カーブアウトした社又はしようとしている者に対する研究開発補助(補助率:3/4補助、補助上限:500万円、3000万円。)
②VC・アクセラレータ等に対する委託(金額等は未定)
問い合わせ先
経済産業省産業技術環境局技術振興・大学連携推進課
電話番号:03-3501-1778

Web3.0・ブロックチェーン技術を活用した実証支援

産業課題・社会課題の解決等に資するWeb3.0・ブロックチェーン技術の社会実装を加速することを目的とし、各業界もしくは業界横断のWeb3.0・ブロックチェーン技術を活用した実証を支援します。成果物として、横展開等を促すためのガイドライン作成・データ標準策定・データ連携基盤構築等に取り組みます。

支援内容
国(事務局)から、産業課題・社会課題の解決等に資するWeb3.0・ブロックチェーン関連事業を行おうとするスタートアップ等に対して、実証事業の委託を行います。
問い合わせ先
経済産業省:03-3501-1511(代表)
大臣官房Web3.0政策推進室
経済産業政策局産業資金課(内線:2641)
産業技術環境政策局資源循環経済課  
商務・サービスグループサービス政策課スポーツ産業室 

ストックオプション税制の措置の拡充

ストックオプションの活用は、資金をはじめ経営資源に乏しいスタートアップが人材を獲得するに当たって重要な役割を担っています。 スタートアップの人材確保の円滑化に向けて、ストックオプション税制において、年間の権利行使価額の上限額の引上げなど、利便性を向上させるための措置を充実させます。

支援内容
ストックオプション税制の年間の権利行使価額の上限額の引上げなど、利便性を向上させるための措置を講じます。
具体的な制度
ストックオプション税制の措置の拡充
問い合わせ先
経済産業省経済産業政策局産業資金課・新規事業創造推進室(03-3501-2641・03-3501-2644)

柔軟かつ機動的なストックオプションの発行を可能とする会社法制の整備

ストックオプションを発行する際、会社法制上、権利行使価額の決定等を株主総会から取締役会へ委任できず、また、委任の有効期間が1年に限定されているため、柔軟かつ機動的な発行が実現できません。
そこで、株主総会から取締役会への委任内容の拡大等、会社法制を整備し、いわゆるストックオプション・プールを実現することで、スタートアップが人材を確保しやすくします。

支援内容
柔軟かつ機動的なストックオプションの発行を可能とするため、会社法制を整備します。
具体的な制度
ストックオプション
問い合わせ先
法務省民事局参事官室 03-3592-7114
経済産業省産業組織課 03-3501-1511(内線2621)

知的財産・無形資産を含む事業全体を担保に資金を調達できる制度等の早期の創設

スタートアップ等の幅広い事業者が、その持続的な成長に資する資金を調達することを可能とする観点から、金融機関が不動産担保や経営者保証等に安易に依存せず、事業性に着目した融資を行うことができるよう、知的財産・無形資産を含む事業全体を担保の目的とする事業成長担保制度等の早期の創設を目指すとともに、その制度趣旨に関する金融機関や事業者等の理解促進に取り組んでいきます。

支援内容
スタートアップ等が知的財産・無形資産を含む事業全体を担保に資金を調達することができる制度等の早期の創設を目指します。
具体的な制度
事業成長担保権等の関連法案の早期提出
問い合わせ先
金融庁企画市場局総務課信用制度参事官室
電話番号:03-3506-6000(内線3555、3569)

科学技術・宇宙開発・イノベーション

宇宙・海洋・フュージョン(核融合)エネルギーなどの挑戦的な研究をはじめ、イノベーションを促進します。
超高齢化社会・地球温暖化など、様々な分野における野心的な目標への挑戦や、宇宙、海洋、フュージョンエネルギーなどの研究開発を支援するとともに、多岐にわたる分野で、若手や子育て世代の研究者を支援します。また、国内でのイノベーションの成果である特許等からの所得を優遇する「イノベーションボックス税制」の創設を進め、イノベーションへの投資を拡大させていきます。

ムーンショット型研究開発制度

国内外の英知を結集し、超高齢化社会や地球温暖化問題など重要な社会課題に対し、人々を魅了する野心的な9つの目標(ムーンショット目標)を国が設定しました。「Human Well-being」(人々の幸福)を目指し、その基盤となる社会・環境・経済の諸課題を解決すべく、挑戦的な研究を推進します。引き続き同プログラムの研究開発を加速するとともに、その成果の社会実装を支援するほか、新たにフュージョンエネルギーに関する新目標を追加します。

支援内容
目標1 身体、脳、空間、時間の制約からの解放
目標2 疾患の超早期予測、予防
目標3 自ら学習・行動し人と共生するAIロボット
目標4 地球環境の再生
目標5 2050年の食と農
目標6 誤り耐性型汎用量子コンピュータ
目標7 健康不安なく100歳まで
目標8 気象制御による極端風水害の軽減
目標9 こころの安らぎや活力を増大
具体的な制度
・社会実装に向けたパイロット試験、フィールド試験等の着手。
・「認知症・脳神経疾患研究開発イニシアティブ」の着手。
・フュージョンエネルギーに関する新目標を追加。
問い合わせ先
内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局
未来革新研究推進担当
電話:03-6257-1339
詳しい内容はこちら

イノベーションボックス税制

イノベーションボックス税制は、研究開発の成果として生まれたアウトプットに着目し、特許等の知的財産から生じる所得に対して優遇する減税制度です。
我が国のイノベーション促進に向けて、海外と比べて遜色ない事業環境の整備を図ることにより、研究開発拠点としての立地競争力を向上し、ソフトウェアをはじめとする知的財産の創出において、民間の無形資産投資を後押しする観点から、イノベーションボックス税制の創設について、令和6年度税制改正で検討・結論を得ることとします。

支援内容
特許等の知的財産から生じる所得に対して、税制上の優遇を行います。
問い合わせ先
経済産業省産業技術環境局技術振興・大学連携推進課
電話番号:03-3501-1778
詳しい内容はこちら

科学研究費助成事業における基盤研究(B)の基金化

人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたる学術研究を対象として、研究者のピアレビューに基づき、独創的・先駆的な研究を支援するとともに、基金化により若手や子育て世代を含む幅広い研究者が研究とライフイベントの両立が可能となる環境を構築します。

支援内容
「基盤研究(B)」に参画している若手や子育て世代を含む研究者が研究の進捗に応じ、研究費の柔軟な使用を可能とする支援を実施します。
具体的な制度
「基盤研究(B)」(3~5年以内、500~2,000万円以下)
対象:1人又は複数の研究者で組織する研究に対する支援
問い合わせ先
文部科学省研究振興局学術研究推進課
03-5253-4111(内線:4092)
詳しい内容はこちら

宇宙戦略基金の創設

JAXAの資金供給(ファンディング)機能を強化し、産学官で、①宇宙市場を拡大し、②様々な社会課題を解決し、③知を探究し、基盤技術力を強化します。

支援内容
JAXAに設置した基金から、民間企業や大学、国立研究開発法人などを支援します。
具体的な制度
政府が技術開発テーマを設定し、JAXAに設置した基金から、民間企業や大学、国立研究開発法人などを支援します。(詳細未定)
問い合わせ先
内閣府宇宙開発戦略推進事務局
03-6205-7036

準天頂衛星システムの開発を加速する

「日本版GPS」である準天頂衛星システム「みちびき」が、位置・時刻情報を安定して提供できるように、衛星の7機体制を確立し、11機体制に向けて検討を加速します。

支援内容
政府が委託した、開発・製造を担当する民間事業者を支援します。
問い合わせ先
内閣府宇宙開発戦略推進事務局 準天頂衛星システム戦略室
03-6205-7036
詳しい内容はこちら

7,000m以深対応 大深度AUV(自律型無人探査機)の開発

東日本大震災の発生域である日本海溝をはじめとして、我が国の深海へのアクセス能力では詳細な調査が不可能な深海域がEEZ内に多く存在しています。これを受け、現在7,000m以深対応の大深度AUVの開発を進めています。国民の安全・安心や経済安全保障の観点からも、技術的な優位性・不可欠性の確保・維持を図り、このAUVの安定的運用を行うため、交換品等を調達・整備することにより、7,000m以深地点の深海域を調査可能な大深度AUVの開発を加速させます。

支援内容
7,000m以深対応の大深度AUVの安定的運用のために必要な交換品等の調達・整備を行います。
具体的な制度
7,000m以深対応の大深度AUVの安定的運用のために必要な交換品等の調達・整備を支援します。
問い合わせ先
文部科学省研究開発局海洋地球課
電話番号:03-6734-4142

フュージョン(核融合)エネルギーの実現に向けた技術開発の推進

近年国際競争が激化しているフュージョンエネルギーはカーボンニュートラル・安全性・豊富な資源・環境保全性の特徴があり、次世代のクリーンエネルギーとして期待されています。その実現に向けて、必須な技術を他国に先んじた獲得を目指して技術開発を加速させることによって、発電に加えて、船等の動力源等多面的な活用により、地球環境と調和し、資源制約から解き放たれた活力ある社会の実現を目指します。

支援内容
・国際約束に基づき世界7極で核融合実験炉の建設・運転を行うITER計画における機器調達の加速
・日欧共同で建設した世界最大のトカマク型超伝導プラズマ実験装置JT-60SAの整備の加速
・ムーンショット型研究開発制度においてフュージョンエネルギーに関する新目標を追加し、新興技術の研究開発を支援
具体的な制度
・ITER計画(ITER日本国内機関である量子科学技術研究開発機構(QST)に対して、研究開発に必要な経費を補助金として交付)
・BA活動(QSTに対して、ITER計画を補完・支援するとともに、核融合原型炉に必要な技術基盤を確立するための先進的研究開発等を実施するために必要な経費を補助金として交付。)
・ムーンショット型研究開発制度を活用した小型化・高度化等の独創的な新興技術を支援
問い合わせ先
文部科学省研究開発局研究開発戦略官(核融合・原子力国際協力担当)付
電話番号:03-6734-4163
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AI

国内でのAIの開発や活用、それを支える計算資源(スパコン等)や学習用データの整備等を進めます。 AIは、GX、DX、医療など、様々な領域でイノベーションを起こす可能性を秘めたツールです。我が国のAI開発力の強化の支援や人材の育成、AIの基盤となる計算資源・学習用データの整備、創薬等における活用などを進めるとともに、AIに係るルール整備に取り組みます。

AI用計算資源の国内整備

AIは、GX・DXのみならず、様々な領域でイノベーションを起こす可能性を秘めたツールです。社会課題解決と経済成長を同時に実現する「新しい資本主義」の確立に向けて、AI開発に不可欠な計算資源の整備やAIモデル開発を行うスタートアップ企業等による取組の加速に向けた支援等、我が国のAI開発力の強化を行っていきます。

支援内容
【計算資源の整備】
・民間におけるAI用計算資源の国内整備支援
(経済安保サプライチェーン強靱化支援事業(クラウドプログラム))
・産総研のAIスパコンであるAI橋渡しクラウド(ABCI)の整備・拡充
(生成AIの基盤的な開発力強化に資する計算資源の整備)

【AI開発】
・基盤モデルの開発加速に向けた支援
(ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業)
問い合わせ先
経済産業省情報産業課ソフトウェア・情報サービス戦略室
03-3501-1511(内線:3981)
経済産業省産業技術環境局研究開発課産業技術プロジェクト推進室
03-3501-1511 (内線:3391)

大規模言語モデル(LLM)の開発力強化に向けた学習用言語データの整備及びアクセス提供

現在、対話型で文章を生成することが可能な大規模言語モデル(LLM)と呼ばれるAIの開発競争が世界中で激化しています。高性能なLLMの開発には、AI学習用の材料として大量の言語データが必要となります。本施策では、大量・高品質で安全性の高い日本語を中心とする言語データを、総務省所管の国立研究開発法人である情報通信研究機構(NICT)において整備し、国内の民間企業等がアクセスできるようにすることで、我が国におけるLLM開発を支援します。

支援内容
NICTが整備する日本語を中心とする言語データについて、国内の民間企業等にアクセスを提供することにより、我が国におけるLLM開発を支援します。
具体的な制度
NICTにおいて、日本語を中心とする言語データを整備し、国内における開発力強化を図る観点から一定の要件等を設けた上で、民間企業等にアクセスを提供します。
問い合わせ先
総務省国際戦略局技術政策課研究推進室
電話番号:03-5253-5730

生成AIの開発力強化と人材育成の推進

生成AIモデルの透明性・信頼性の確保や科学研究向け生成AIモデルの研究開発、AI人材育成の推進に必要な費用を支援することで、国内における研究開発力を強化します。研究機関における研究環境の早期整備および博士後期課程学生・若手研究者等の次世代AI人材の育成により、生成AIが包含するリスクに対応するとともに、科学研究の革新・イノベーションを起こし、我が国の成長力の強化・高度化に貢献します。

支援内容
生成AI等の研究開発・人材育成に係る費用の支援
具体的な制度
大学共同利用機関法人国立情報学研究所への補助金、国立研究開発法人理化学研究所への設備整備費補助金、国立研究開発法人科学技術振興機構への補助金
問い合わせ先
文部科学省研究振興局参事官(情報担当)
03-6734-4274

生成AIを活用した新規がん・難病治療薬創生

近年、多くの疾病において、その発症・治療への反応・予後に “免疫”が関与することが分かってきました。特に、がんや免疫が関与する難病では、免疫を活性化したり抑制する治療薬開発が可能となりつつあることから、免疫を活性化、又は抑制することのできる抗体を生成AIの技術により効率的に同定するシステムを開発し、新規治療薬開発に繋げます。

支援内容
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所において、公共のデータベースに加え、法人で収集した様々なデータを生成AI等を活用して新規治療薬開発のためのシステム開発を行うことを支援します。これにより、これまで治療方法のなかったがんや難病の患者にも治療法を提供することが可能となります。
問い合わせ先
厚生労働省大臣官房厚生科学課
電話番号03-3595-2171

生成AIに関する調査・分析を行うセンターの立ち上げ

生成AIについては、ガバナンス、知的財産権保護、透明性促進、偽情報への対策及び生成AI技術の責任ある活用等の諸課題について議論する「広島AIプロセス」を我が国が議長国として主導しています。引き続き、AIに関する国際連携イニシアティブであるGPAI等と連携し、望ましい国際的なルール形成に繋げていきます。

支援内容
望ましい国際的なルール形成に向けて、生成AIに関する調査・分析等のプロジェクトを実施する、GPAI日本センター(仮称)の立ち上げを行います。
問い合わせ先
総務省国際戦略局参事官室
03-5253-5921

DX(デジタルトランスフォーメーション)

デジタル技術による地域活性化、サイバーセキュリティ強化、次世代通信インフラに関する研究等を進めます。
人口減少社会の中で、安定的な公共サービスの確保や、持続的な経済成長を実現するためには、DX投資が不可欠です。自治体のDXの取組を支援するとともに、デジタル社会を支える地理空間情報の整備、産業サイバーセキュリティの確保、Beyond 5G(6G)の研究開発支援等を進めます。

デジタル田園都市国家構想交付金

デジタル技術を活用し、地方の活性化や行政・公的サービスの高度化・効率化を推進するため、デジタル実装に必要な経費などを支援します。「デジタル行財政改革」の改革分野における社会変革につながるような先行モデル的な取組への支援を創設します。
地方創生に資する拠点施設の整備や半導体等の大規模な生産拠点に関連するインフラ整備、万博を契機とする地方創生に向けた取組などを支援します。

支援内容
【デジタル実装タイプ】デジタルを活用した地域の課題解決や魅力向上に向けて、デジタル実装に必要な経費を支援。
【地方創生拠点整備タイプ】観光や農林水産業の振興等の地方創生に資する拠点施設の整備などを支援。
【地域産業構造転換インフラ整備推進タイプ(仮称)】半導体等の大規模な生産拠点の整備に必要となる関連インフラの整備を機動的かつ追加的に支援。
【地方創生推進タイプ】万博の開催を契機として、各都道府県において新たに実施する地方創生に資する取組を支援。
具体的な制度
補助率1/2ほか
問い合わせ先
内閣府地方創生推進室(電話:03-6257-3889)
内閣府地方創生推進事務局(電話:03-6257-1416)
詳しい内容はこちら

産業サイバーセキュリティ対策

本事業は、中小企業等のサイバーセキュリティ対策を促進するための環境整備や、サイバーインシデント事故調査の実施に向けた環境整備を行います。

支援内容
①企業規模等に応じて求められる効果的なセキュリティ対策・手法の提示等を行います。
②サイバーセキュリティ対策を講じているIoT機器の評価・導入促進を行います。
③サイバーインシデント事故調査の実施に向けた環境整備を行います。
具体的な制度
独立行政法人情報処理推進機構に対する補助金(定額)、交付金
問い合わせ先
経済産業省商務情報政策局サイバーセキュリティ課
電話番号:03-3501-1511 (内線:3964)

国土交通行政データを活用した新たな地理空間情報整備の検討

国土交通行政が保有する統計調査原票や行政申請等の新たなデータソースには、詳細な位置情報と最新のデータが含まれていることから、個人情報に留意しつつ、地図データ化(GIS化)する実証事業を行います。

支援内容
本データがオープンデータ化されることにより、産学官による高精細なデータ分析が可能となり、自治体におけるEBPMに基づく課題解決や民間セクターにおけるビジネス創出が期待されます。
具体的な制度
国土交通省が実施している統計調査原票等について、データの要件定義や匿名処理等のあり方を検討した上で、GIS化する実証事業を行います。
問い合わせ先
国土交通省政策統括官付情報活用推進課
電話番号:03-5253-8353

革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業

2030年代のあらゆる産業や社会活動の基盤となる次世代の情報通信インフラBeyond 5G(6G)について、国際競争力の強化や経済安全保障の確保のため、社会実装・海外展開を目指した研究開発の推進と国際標準化活動の支援を実施します。

支援内容
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)に造成した基金を活用し、Beyond 5G(6G)実現に向けて、助成・委託による研究開発の推進と国際標準化活動の支援を実施します。
具体的な制度
助成又は委託(助成率上限は1/2)
※国際標準化活動の支援は助成を想定
問い合わせ先
総務省国際戦略局技術政策課、通信規格課
電話番号:03-5253-5724、03-5253-5762
詳しい内容はこちら

GX(グリーントランスフォーメーション)

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、GX分野の国内投資を拡大させ、持続的な経済成長を実現します。
地域との共生を前提に、需要家・発電事業者・小売電気事業者が一体となって太陽光発電の導入に取り組む事業など、再生可能エネルギーの更なる推進・普及、電気自動車等の普及拡大を図ります。

先進的窓リノベ事業

住宅においては窓などから熱の多くが逃げてしまいます。住宅の省エネ性能の向上を図り、ご家庭の光熱費の負担軽減や住宅からのCO2排出削減を実現するため、ご自宅の窓の断熱リフォームを支援します。断熱性能の高い窓に改修することにより、冬季におけるヒートショックや結露の軽減などの効果もあり、健康で快適な暮らしにも繋がります。

支援内容
ご自宅の窓の断熱リフォームの工事費用の一部を補助します。
問い合わせ先
環境省地球環境局地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室
電話番号:0570-028-341

ZEB化普及加速事業

脱炭素社会の実現のためには、建物で使われるエネルギーを省エネによって減らし、再エネなどを活用することで、エネルギー消費量を実質ゼロ(ZEB化)にすることが重要です。
そこで、新築の建物でZEBを目指すものや、今ある建物を改修してZEBを目指すものに対し、設備機器等の導入を支援します。さらに、光熱費の削減や、利用者の健康面・快適性の向上など、豊かなくらしにもつなげていきます。

支援内容
建物をZEB化するために必要なシステム・設備機器等の導入に対して支援します。
具体的な制度
補助率2/3~1/4等。なお、上限はメニューごとに異なります。
問い合わせ先
環境省地球環境局地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室
電話番号:0570-028-341

需要家主導太陽光発電等導入促進事業

2030年の長期エネルギー需給見通し等の実現に向け、再エネの拡大・自立化を進めていくことが不可欠であり、需要家主導による新たな太陽光発電の導入モデルの実現を通じて、再生可能エネルギーの自立的な導入拡大を促進します。
また、全体の電力需給バランスに応じた行動変容を促すことができるFIP認定発電設備への蓄電池導入を促進します。

支援内容
再エネ利用を希望する需要家が、発電事業者や需要家自ら太陽光発電設備を設置し、FIT/FIP制度・自己託送によらず、再エネを長期的に利用する契約を締結する場合等の太陽光発電設備等の導入を支援します。
また、FIPの認定を受ける案件であること等を条件に、一定の容量・価格の上限のもと、蓄電池の導入を支援します。
具体的な制度
補助率:定額(2/3、1/2、1/3)
事業要件:
「一定規模以上の新規設置案件であること」
「FIT/FIPを活用しない、自己託送ではないこと」
「需要家単独又は需要家と発電事業者と連携した電源投資であること」
「廃棄費用の確保や周辺地域への配慮等、FIT/FIP制度同等以上の事業規律の確保に必要な取組を行うこと」等
問い合わせ先
経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー課
電話番号:03-3501-4031
詳しい内容はこちら

クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金

電気自動車等の導入費用の支援を通じて、産業競争力強化と二酸化炭素排出削減を実現するとともに、暮らし関連分野のGXを加速させます。さらには、車両の普及と表裏一体にある充電・水素充てんインフラの整備を進めるための支援を行います。

支援内容
・導入初期段階にある電気自動車や燃料電池自動車等について、購入費用の一部補助を行い、初期需要の創出や量産効果による価格低減を図るとともに、需要の拡大を見越した企業の生産設備投資・研究開発投資を促進します。
・電気自動車やプラグインハイブリッド自動車の充電設備の購入費及び工事費や、V2H充放電設備の購入費及び工事費、外部給電器の購入費を一部補助します。また、燃料電池自動車等の普及に不可欠な水素ステーションの整備費及び運営費を一部補助します。
問い合わせ先
経済産業省自動車課
電話番号:03-3501-1690
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地域脱炭素移行・再エネ推進交付金

民間と共同して意欲的に脱炭素に取り組む地方公共団体等に対して、地域の脱炭素への移行を推進するために本交付金を交付し、複数年度にわたり継続的かつ包括的に支援します。これにより、地球温暖化対策推進法と一体となって、少なくとも100か所の「脱炭素先行地域」で、脱炭素に向かう地域特性等に応じた先行的な取組を実施するとともに、脱炭素の基盤となる重点対策を全国で実施し、国・地方連携の下、地域での脱炭素化の取組を推進します。

支援内容
地方公共団体の計画に沿った再エネ設備等を支援
問い合わせ先
環境省大臣官房地域脱炭素事業推進課
電話番号:03-5521-8233
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防災・減災・安全・安心

国民の生命・財産・暮らしを守るため、災害対策やインフラ老朽化対策、感染症対策等に取り組みます。
自然災害が激甚化・頻発化する中、本年も様々な災害に見舞われました。防災・減災、国土強靭化の取組により被害を抑制する効果は上がってきています。引き続き、災害復旧、災害対策やインフラ老朽化対策等に取り組みます。また、新型コロナウイルス感染症への対応、ALPS処理水対応、花粉症対策等を進め、安全・安心の確保を図ります。

線状降水帯・台風等の予測精度向上等に向けた取組の強化

毎年のように線状降水帯等による災害が発生している中、これらの予測精度を向上させ、より早く、より詳細な情報の提供が求められています。このため、次期静止気象衛星「ひまわり」等の整備やスーパーコンピュータを活用した予測技術の開発等により、線状降水帯の予測精度を向上させるとともに、防災気象情報を段階的に改善することで、国民ひとりひとりに危機感を伝え、防災対応につなげていきます。

支援内容
線状降水帯による集中豪雨から国民の生命・安全を守るため、線状降水帯に関する情報を段階的に改善し、防災対応につなげていきます。
具体的な制度
線状降水帯の半日前予測を令和6年からは県単位で、令和11年からは市町村単位で提供
問い合わせ先
国土交通省気象庁総務部企画課
電話番号:03-6758-3900
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気候変動に対応する流域治水の推進

近年、気候変動の影響により、災害が激甚化・頻発化しています。
こうした災害から、国民の安全・安心を確保するため、あらゆる関係者が協働して取り組む「流域治水」等の考え方に基づき、ハード・ソフト一体となった事前防災対策を加速化します。

支援内容
(洪水から国民の安全・安心を確保)
河川における河道掘削、堤防整備、堤防強化、耐震対策、ダム・遊水地等の整備、雨水貯留施設等の下水道整備、浸水センサの実証等のデジタル技術を活用した対策を実施します。
(土砂災害から国民の安全・安心を確保)
砂防関係施設の整備、警戒避難体制構築の支援を実施します。
(津波や高潮から国民の安全・安心を確保)
海岸堤防等の整備や、損傷や老朽化が見られる海岸保全施設の修繕・更新、津波・高潮に対する警戒避難態勢構築の支援等を実施します。
具体的な制度
防災・安全交付金等により支援(補助率:1/2等)
問い合わせ先
国土交通省水管理・国土保全局河川計画課
電話番号:03-5253-8443
国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道事業課
電話番号:03-5253-8430
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国土強靱化に資する道路ネットワークの機能強化に関する対策

災害発生時においても人流・物流を確保するため、発災後概ね1日以内に緊急車両の通行を確保し、概ね1週間以内に一般車両の通行を確保することを目標として、災害に強い強靱な道路ネットワークを構築し、国民の安全・安心を確保します。

支援内容
災害に強い国土幹線道路ネットワークの機能を確保するため、高規格道路のミッシングリンクの解消、高規格道路と代替機能を発揮する直轄国道とのダブルネットワークの強化等を推進
具体的な制度
直轄事業、補助事業(補助率5.5/10等)
問い合わせ先
国土交通省道路局企画課
TEL: 03-5253-8485
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新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金

都道府県が行う新型コロナウイルス感染症対応について、冬の感染拡大への対応や通常医療との両立をするため、医療機関の病床確保や患者の医療費などについて重点的・集中的な支援をします。

支援内容
新型コロナウイルス感染症患者等を受け入れる医療機関に対する病床確保料や設備の補助、新型コロナウイルス感染症患者の医療費の自己負担の軽減などを行います。
具体的な制度
病床確保料(感染拡大期に重症・中等症Ⅱ等の患者を受け入れる医療機関が対象)
設備補助(新たに新型コロナウイルス感染症患者等を受け入れる医療機関が対象)
医療費補助(新型コロナウイルス感染症治療薬や入院医療費の自己負担分に係る公費支援)
問い合わせ先
厚生労働省医政局総務課
電話番号:03-5253-1111(内線2609、4183)
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ALPS処理水関連の水産業支援事業

ALPS処理水の海洋放出以降の一部の国・地域の輸入規制強化等を踏まえ、全国の水産業を守るための緊急支援を実施し、特定国・地域依存の脱却を図ります。

支援内容
ホタテ等の輸出減少が顕著な品目について、学校給食や社員食堂等での消費拡大を含めた国内外の販路拡大や一時買取・保管、地域の拠点となる加工施設の整備等を進めます。
具体的な制度
①販路拡大支援事業
・学校給食・子供食堂へ水産物を提供する際の食材調達費・加工費・運送費等を支援【補助率10/10(上限・下限未定)】
・社員食堂へ水産物を提供する際の食材調達費・加工費・運送費等を支援【補助率1/2(上限・下限未定)】
・販売促進PRや直売会の開催、新商品開発、インターネット販売を開始する際のECサイト登録料・水産物の送料等を支援【補助率2/3等(上限・下限未定)】
②新規需要開拓等支援事業
・保管料、入出庫料、保管するための加工料、運搬料
・金利(買取代金及び金利を除いた補助対象経費に係る借入利息)
・新規需要開拓費(買取代金及び補助対象経費の合計額に15%を乗じた金額(販売先が海外の場合は20%))
【いずれも補助率10/10(上限・下限無し)】
③国内加工体制の強化対策事業
・設計費、建設工事費、排水処理施設費、冷凍・冷蔵施設費等の補助【補助率1/2(上限・下限未定)】
問い合わせ先
福島復興推進グループ総合調整室
資源エネルギー庁原子力発電所事故収束対応室
電話番号:03-3501-1228

花粉の少ない森林への転換促進緊急総合対策

「花粉症対策初期集中対応パッケージ」の着実な実行に向けて、スギ人工林の伐採・植替え等の加速化やスギ材需要の拡大等の総合的な対策を緊急に支援します。 

支援内容
①スギ人工林の伐採・植替え等の加速化
スギ人工林伐採重点区域を設定し、伐採・植替えに寄与する路網整備や伐採・植替えの一貫作業、森林所有者への働きかけ支援による意欲ある林業経営体への森林の集約化を支援します。
②スギ材の需要拡大
住宅分野におけるスギJAS構造材等の利用促進、集成材工場や保管施設等の整備、建築物へのスギ材利用の機運醸成を支援します。
③花粉の少ない苗木の生産拡大
官民を挙げた苗木増産体制の強化、細胞増殖技術を活用した苗木大量増産技術の開発を支援します。
具体的な制度
定額、1/2等
問い合わせ先
農林水産省林野庁計画課
電話番号:03-6744-2082

孤独・孤立支援

単身世帯や単身高齢者世帯の増加が見込まれる中、今後更なる顕在化・深刻化が懸念される孤独・孤立問題への対策を総合的に進めます。具体的には、先般成立した孤独・孤立対策推進法に基づき、日常の様々な分野で緩やかな「つながり」を築けるような多様な「居場所」づくりや、国・地方における官民の連携・協働の促進等に取り組みます。

孤独・孤立を抱えた人が支援につながり続ける環境整備

全国統一相談窓口から地域の支援につながるサステイナブルな仕組みの開発や地域の一般市民サポーター(つながりサポーター)を通じて当該地域の支援につながる取組の普及に取り組みます。また、令和6年5月の「孤独・孤立対策強化月間」の実施に向けて、社会全体の孤独・孤立対策に係る意識を高め、予防効果を高めるための事前準備を実施します。

支援内容
・国の統一的な相談窓口を設け、全国からの相談に対応し支援につなぎます。SNS相談との併用、国の窓口⇒県の総合相談窓口⇒市の支援機関への連携の試行、などにより、サステイナブルな仕組開発につなげます。
・人の困難に気づいて支援機関につなぐ、一般市民を担い手とする「つながりサポーター」を普及させます。
・強化月間での取組を通じて改善を図り、孤独孤立問題・つながることの大切さの国民意識を向上させます。
問い合わせ先
内閣官房孤独・孤立対策担当室
電話番号:03-3581-4531
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地域における孤独・孤立対策に関するNPO等の取組モデル事業

誰にでも起こり得る孤独・孤立の問題に対しては、地域の多様な主体の連携を通じた日常生活環境での緩やかなつながりや居場所の確保が予防等の観点からも重要であることから、地域におけるNPO等が実施する予防等に資する取組モデルを構築し、全国展開を図るとともに、効果的な支援方法等の検討を行います。

支援内容
NPO法人や社会福祉法人等非営利団体を対象として、日常生活環境での緩やかなつながりや居場所づくりに関する先駆的な取組を支援します。
問い合わせ先
内閣官房孤独・孤立対策担当室
電話番号:03-3581-4531
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地方版官民連携プラットフォーム事業

誰にでも起こり得る孤独・孤立の問題に対しては、地域の多様な主体の連携を通じた日常生活環境での緩やかなつながりや居場所の確保が予防等の観点からも重要であることから、地域における官民連携による取組モデルを構築し、全国展開を図るとともに、効果的な支援方法等の検討を行います。

支援内容
地方公共団体(市区町村)を対象として、各地域の実情に応じた関係者間の連携・協働体制の構築や孤独・孤立対策の推進等に係る取組を支援します。
問い合わせ先
内閣官房孤独・孤立対策担当室
電話番号:03-3581-4531
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孤独・孤立対策のための自殺防止対策事業

社会的孤立等の影響から、経済、雇用、暮らしや健康問題等の悪化による自殺リスクの高まりを踏まえ、引き続き、民間団体が行う自殺防止に関する取組を支援します。

支援内容
社会的孤立等を抱える方々に対する電話やSNS等を活用した自殺防止等に関する民間団体の取組を支援します。
問い合わせ先
厚生労働省社会・援護局総務課自殺対策推進室
電話番号 03-3595-2092
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生活困窮者等支援民間団体活動助成事業

生活困窮者やひきこもり状態にある者等に対して、電話・SNS相談、住まいの確保等の支援、居場所づくり、生活上の支援などの支援活動を実施する民間団体の先進的な取組を支援します。 

支援内容
生活困窮者やひきこもり状態にある者等に対する支援を行う民間支援団体の活動に対して、助成を行います。
具体的な制度
①全国的又は4以上の都道府県にまたがる支援活動を行う団体:上限2,000万円
②2以上の都道府県にまたがる支援活動を行う団体:上限900万円  
③同一都道府県内での支援活動を行う団体:上限700万円 
問い合わせ先
厚生労働省社会・援護局地域福祉課生活困窮者自立支援室
電話番号:03-6812-7848

障害者支援

包摂社会の実現に向けて、障害者支援を進めます。具体的には、障害特性に配慮したICT機器等の導入に係る費用の補助、社会福祉施設の施設整備、鉄道駅のバリアフリー化・ホームドアの整備推進等に取り組みます。障害者が農業分野で活躍することを通じて社会参画を実現する農福連携について、好事例の全国展開を図ります。

社会福祉施設の施設整備

都道府県等が実施する、障害者の社会参加や地域での生活を支援するため通所施設等の施設整備を支援します。

支援内容
施設の創設、改修等に必要な経費の一部を補助します。
具体的な制度
社会福祉施設等施設整備費補助金(補助率:国1/2、都道府県・指定都市・中核市1/4、設置者1/4)
問い合わせ先
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課
電話番号:03-5253-1111(内線3035)

就労系障害福祉サービスにおけるICT機器等導入支援事業

事業所の生産活動の改善等に向けた取組をさらに支援するため、障害特性に配慮したICT機器等の導入に係る費用の補助を通じ、利用者が働きやすい職場環境を整備することにより、障害者の生産能力の向上を図るとともに、障害者が従事可能な担当業務の拡充を図ります。

支援内容
事業所の障害者の障害特性に配慮したICT機器等の導入に係る費用の補助を通じ、利用者が働きやすい職場環境を整備することにより、障害者の生産能力の向上を図るとともに、障害者が従事可能な担当業務の拡充を図るメニューを盛り込みます。
また、導入後には、好事例の情報提供や試用等の体験会を行います。
なお、ICT機器等については、次のいずれかに当てはまるものに限ることとします。
・生産活動を行うために利用者自身が使用するもの。
・導入するICT機器等を支援者が使用することで、利用者の作業能率等の向上や生産活動の参加促進につながるもの。
・ICT機器等を導入することにより、利用者の工賃や賃金の向上が見込まれるもの。
具体的な制度
負担割合 :導入支援 
      国1/2、都道府県・指定都市・中核市1/4、
      事業者1/4
     :好事例の情報提供や試用等の体験会
      国1/2、都道府県・指定都市・中核市1/2
問い合わせ先
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課
電話番号:03-5253-1111(内線3044)

農福連携プラス推進モデル事業

農福連携の取組みに意欲的な障害者就労支援施設に対して、マッチング、立ち上げ支援と一括的に支援し、効果検証を含む事例報告までを一気通貫にしたモデル事業を行い、事例の全国展開をすることで、農福連携の取組を推進します。

支援内容
農福連携に取組む障害者就労支援施設に対して、マッチング、立ち上げ支援(機器等導入・初期運用支援)に係る費用を一括的に支援するとともに、コーディネーターが伴走することで、より効果的な事業実施・検証・事例報告までを一気通貫したモデル事業を行います。
モデル事例の報告を受け、全国へ事例の共有を行い、農福連携の取組を推進します。
※ この事業の実施に限り、農林水産省の補助金は活用できないスキームとします。
具体的な制度
補助率:定額(10/10)
問い合わせ先
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課
電話番号:03-5253-1111(内線3044)

鉄道駅のバリアフリー化・ホームドアの整備推進

鉄道駅のバリアフリー化やホームにおける転落・接触等の防止効果の高いホームドア等の整備を推進し、鉄道駅における安全・安心を確保することを目的としています。
鉄道駅のバリアフリー化により、高齢者や障害者はもとより、子育て世代や重い荷物を持った利用者等の移動円滑化が図られます。また、ホームドア等整備により、ホームからの転落や列車との接触事故防止が図られます。 

支援内容
エレベーター等の設置による段差解消、ホームドア整備や内方線付き点状ブロックの設置による転落防止、バリアフリ―トイレの設置等に要する費用の一部を補助します。
具体的な制度
・補助対象事業者:鉄軌道事業者
・補助対象設備 :エレベーター、ホームドア、内方線付き点状ブロック、バリアフリートイレ 等
・補助率    :1/3以内、バリアフリー基本構想に位置付けられた鉄道駅は1/2以内 等
問い合わせ先
国土交通省鉄道局都市鉄道政策課
電話番号:03-5253-8584
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地方活性化

地方のDX支援や、農林水産業・中小企業等、地域を支える産業の輸出支援など、稼ぐ力の強化を図ります。
自治体のDXの取組の支援や、農林水産物・食品の大規模輸出産地の育成等の支援を行います。また、円安環境のメリットを活かして、対内直接投資の促進及び中堅・中小企業の海外展開の支援を行います。

デジタル田園都市国家構想交付金

デジタル技術を活用し、地方の活性化や行政・公的サービスの高度化・効率化を推進するため、デジタル実装に必要な経費などを支援する。「デジタル行財政改革」の改革分野における社会変革につながるような先行モデル的な取組への支援を創設します。
地方創生に資する拠点施設の整備や半導体等の大規模な生産拠点に関連するインフラ整備、万博を契機とする地方創生に向けた取組などを支援します。

支援内容
【デジタル実装タイプ】デジタルを活用した地域の課題解決や魅力向上に向けて、デジタル実装に必要な経費を支援。
【地方創生拠点整備タイプ】観光や農林水産業の振興等の地方創生に資する拠点施設の整備などを支援。
【地域産業構造転換インフラ整備推進タイプ(仮称)】半導体等の大規模な生産拠点の整備に必要となる関連インフラの整備を機動的かつ追加的に支援。
【地方創生推進タイプ】万博の開催を契機として、各都道府県において新たに実施する地方創生に資する取組を支援。
具体的な制度
補助率1/2ほか
問い合わせ先
内閣府地方創生推進室(電話:03-6257-3889)
内閣府地方創生推進事務局(電話:03-6257-1416)
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農産物等輸出拡大施設整備事業

国産農産物等の輸出の拡大に必要な集出荷貯蔵施設・処理加工施設等の産地基幹施設やコールドチェーン対応卸売市場施設等の整備を支援します。

支援内容
①輸出対応型施設の整備
「強い農林水産業」の構築に向け、国産農産物の輸出促進の取組に必要となる輸出対応型の集出荷貯蔵施設や処理加工施設等の整備を支援

②輸出促進に繋がる卸売市場等の整備
生鮮食料品等の輸出促進を図るため、輸出先国までの一貫したコールドチェーンシステムの確保に資する施設や輸出先国が求める衛生基準等を満たす施設等の整備を支援
具体的な制度
①及び②の一部:1/2以内等
②の一部:1/3以内
問い合わせ先
①農林水産省農産局総務課生産推進室
②農林水産省大臣官房新事業・食品産業部卸売市場室
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マーケットイン輸出ビジネス拡大緊急支援事業

輸出額目標の実現に向けて、品目団体によるオールジャパンでの輸出力強化、JETROによる輸出事業者サポート、JFOODOによる現地消費者向け戦略的プロモーション、品目団体等と連携した輸送に係るリスク管理の推進のための取組を実施するとともに、戦略的サプライチェーンの構築を目指す事業者による調査等を支援します。

支援内容
①品目団体が、品目ごとに生産から販売までの業界関係者を取りまとめオールジャパンで行う、輸出力の強化に向けた取組を支援します。
②品目団体等と連携した輸送に係るリスク管理の推進のための取組を実施します。
③JETROによる海外見本市への出展等の商流構築のための取組や、JFOODOによる現地消費者向けプロモーション等の需要開拓のための取組を支援します。
④戦略的輸出事業者による品目団体等と連携した日本産コメ・コメ加工品の海外需要開拓・プロモーションや商流確保のための環境整備に向けた取組等を支援します。
⑤現地の小売・外食・流通等に進出し、戦略的サプライチェーンの構築を目指す日本企業が行う事業可能性調査等を支援します。
具体的な制度
①④定額、1/2以内、②委託、③定額、⑤1/2以内
問い合わせ先
①②③  農林水産省輸出・国際局輸出企画課   (03-3502-3408)
④    農林水産省農産局農産政策部企画課   (03-6738-6069)
⑤    農林水産省輸出・国際局海外連携グループ(03-3502-8058)

対内直接投資の促進及び中堅・中小企業の海外展開の支援

対日直接投資の呼び込みに向けた施策を展開することで、海外の高度な人材・技術・資金を呼び込み、イノベーション創出や国内の設備投資・生産、輸出拡大、賃上げを通じた地域活性化に貢献します。
また、円安環境を活かし、製品・サービスの輸出拡大に取り組む農林水産事業者や中小企業を支援。地方における賃上げの原資確保や所得拡大につなげます。

支援内容
対内投資促進と人材確保などのビジネス環境改善を一体的に推進する地域の支援や、日本企業による海外企業との協業連携体制構築や協業相手の発掘の支援、日本での事業可能性調査の実施など、投資の決定に至るまでの過程に応じて段階的に働きかけを行います。
新規輸出1万者支援プログラム等で海外展開に着手した事業者の海外市場開拓・輸出の拡大等のため、新輸出大国コンソーシアム、越境EC事業等を通じて支援します。
具体的な制度
(独)日本貿易振興機構を通じて支援。
事業実施可能性調査は補助率1/2、1/3。
問い合わせ先
経済産業省貿易経済協力局投資促進課
電話番号:03-3501-1511(内線番号:3181)
経済産業省貿易経済協力局貿易振興課
電話番号:03-3501-1511(内線番号:3155)

サーキュラーエコノミー

資源を効率的・循環的に有効活用するため、サーキュラーエコノミー(循環経済)の取組を加速させます。
産官学連携のパートナーシップの活動、食品ロス削減、プラスチック資源や金属資源、使用済み衣類の有効活用などの取組によって、地方創生と社会的課題解決を両立させます。

資源自律経済確立に向けた産官学連携加速化事業

2023年3月に策定した「成長志向型の資源自律経済戦略」を踏まえ、産官学連携によるサーキュラーエコノミー実現を目的として、2023年9月に立ち上げた「サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップ」を活用し、自律型資源循環システムを構築するために必要となる資源循環に係る調査及び実証等への支援を実施します。

支援内容
「サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップ」に参画する自治体、大学、企業・業界団体、関係機関・関係団体等のビジョン・ロードマップの策定、サーキュラーエコノミー情報流通プラットフォーム構築、地域の特徴を最大限に活かした地域循環モデルの創出等の支援を実施します。
具体的な制度
産官学連携での資源循環に係る調査及び実証等の事業を実施します。
また、当該事業の一部において、補助事業(補助率:1/2、1/3等)を実施します。
問い合わせ先
経済産業省産業技術環境局資源循環経済課
電話番号:03-3501-4978

「デコ活」を契機としたライフスタイル変革の推進

①外食時の食べ残しを持ち帰るmottECO(モッテコ)や売れ残り食品の廃棄防止等の食品ロス削減、②使用済み衣類の利用促進等のサステナブル・ファッションの推進、③新たな国民運動「デコ活」によるライフスタイル変革の推進に取り組みます。

支援内容
➀食品ロス削減対策の地域実装の支援、②使用済み衣類の利用促進等によるサステナブル・ファッションの推進、③新たな国民運動「デコ活」によるライフスタイル変革のプロジェクトの支援をします。
問い合わせ先
①環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室 
 電話番号:03-6205-4946
②環境省環境再生・資源循環局総務課循環型社会推進室
 電話番号:03-5521-8336
③環境省地球環境局地球温暖化対策課脱炭素ライフスタイル推進室
 電話番号:03-5521-8341

プラスチック・金属等の有効活用設備等の導入促進

プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律が令和4年4月に施行されたことを受け、自治体・企業によるプラスチック資源の回収量増加、また再生可能資源由来素材の需要拡大の受け皿を整備します。再エネの導入拡大に伴って排出が増加する使用済み再エネ関連製品(太陽光パネル、LIB等)や、金属資源等を確実にリサイクルする体制を確保し、脱炭素社会と循環経済への移行を推進します。

支援内容
①プラスチック資源・金属資源等のリサイクル設備導入支援
②バイオマスプラスチック等の製造設備導入支援
③廃棄物エネルギーの有効活用のための設備導入支援
問い合わせ先
環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室 03-5501-3153

自動車リサイクルにおける再生材利用拡大

日本の自動車産業においては、欧州における自動車に一定比率以上の再生プラスチックの使用を求める提案(ELV規則案)や残留性の有機化学物質に関するストックホルム条約(POPs条約)等に適切に対応するため、高品質な再生材利用拡大に向けた技術と体制構築が必要です。本事業では、産官学で一致団結し、国際的な環境対応を経済成長の原動力にしていく我が国の勝ち筋を見定めるため、横断的な調査分析や技術実証を支援します。

支援内容
①国際ルール形成の調査と戦略検討
②業界横断的なマテリアルフロー分析
③自動車部品解体の技術実証
④再利用可能なプラスチックの高度選別の技術実証
⑤産官学における再生材確保策の検討
問い合わせ先
環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室 03-5501-3153

デジタル行財政改革

デジタルの力を活用し、利用者起点で行財政の在り方を見直し、公共サービスの維持強化を図ります。
人口減少が進む中、公共サービスの質の向上を進めるためには、システムの統一化・共通化などを進める必要があります。デジタルを活用した教育実現のための端末・システムの共同調達、全都道府県での自動運転に係る初期投資支援、介護事業者向けDX支援、プッシュ型子育て支援の実現、国・地方のデジタル基盤の統一化・標準化、自治体による先行モデル的取組への支援などにより、利用者起点で社会変革を実現し、令和版の新たな行財政の構築を目指します。

次期総合防災情報システムの整備等

災害対応では、国、都道府県、市町村、インフラを担う民間企業などの間で、被害状況やインフラ復旧状況などの情報を素早く共有することが重要です。こうした「防災デジタルプラットフォーム」と呼ばれる情報共有体制構築のため、内閣府ではその根幹となる「次期総合防災情報システム」を開発しています。今後、現行から次期のシステムへの切り換えが必要ですが、システムが安定的・継続的に動くように、並行運用期間を設けて確実な切り替え作業などを行います。

支援内容
災害発生時、各機関の間で災害情報が素早く共有され、迅速かつ的確に意思決定できるようになり、人命救助などの災害対応に役立ちます。
具体的な制度
次期総合防災情報システムの運用開始
(令和6年4月~)
問い合わせ先
内閣府政策統括官(防災担当)付参事官(防災デジタル・物資支援担当)付
直通:03-3503-2231

介護ロボット開発等加速化事業

介護現場において、テクノロジーの活用などによるサービスの質の向上や職員の負担軽減といった生産性向上の推進は喫緊の課題となっており、介護ロボット等の生産性向上に効果的なテクノロジーの普及をより強力に進めていく必要があります。
介護ロボット等による生産性向上に資する取組を推進するにあたり、介護施設・開発企業双方からの介護ロボットに関する相談窓口等の運営の充実等を図るとともに、実証により、エビデンスの更なる充実に取り組みます。

支援内容
介護現場・ロボット開発企業の双方に対する一元的な相談窓口等の運営や、開発機器の実証支援を行うリビングラボのネットワークの構築、地域における生産性向上の取組の支援等を行います。
問い合わせ先
厚生労働省老健局高齢者支援課 
03-5253-1111(3875)

母子保健デジタル化実証事業

現在、マイナンバーカードを活用した母子保健のデジタル化を進めており、母子保健情報等の情報連携基盤を新たに構築し、乳幼児健診や妊婦健診について、マイナンバーカードを健診の受診券として利用したり、マイナポータル等を活用して事前に問診票をスマートフォンで入力できる取組を、令和5年度から複数の自治体で先行的に実施しています。本事業で、対象となる健診を拡充するなど、母子保健のデジタル化を推進していきます。

支援内容
母子保健に関する情報連携基盤の機能追加・拡充のための設計を行い、さらに、自治体・医療機関での実証を行います。
問い合わせ先
こども家庭庁成育局母子保健課
03-6862-0463

保育所等におけるICT化等推進等事業

保育所等における業務のICT化を推進することで、保育士等の業務負担の軽減を図り、保育士等が働きやすい環境を整備することを目的としています。
また、病児保育事業や一時預かり事業を行う事業所で空き状況の確認や予約手続に係る手続等のICT化を推進し、研修や保育士資格取得・登録に係る手続のオンライン化を推進することで、利用者等の利便性の向上を図ります。

支援内容
都道府県等が行う、
①保育所等における業務のICT化等を行うための機器、翻訳機等
②認可外保育施設における保育従事者の業務負担軽減につながる機器
③病児保育事業等の予約・キャンセル等のICT化を行うための機器
④保育士等の研修のオンライン化
⑤保育士資格取得に係るシステム改修
⑥児童館におけるICT化を行うための機器
⑦医療的ケア児を受入れる保育所におけるコミュニケーションツール
の導入・改修等の費用の一部を支援します。
⑧ICT導入状況等の調査研究事業の実施
具体的な制度
補助率①~⑦:国1/2、都道府県等1/4、事業者1/4
       又は国1/2、都道府県等1/2
     ⑧:定額
※事業メニューにより、支援上限が異なります。
申請方法:都道府県等を通じて申請いただきます。
問い合わせ先
こども家庭庁成育局保育政策課
03-6858-0086

「標準型電子カルテ」の試行版の開発

医療DXの推進に関する工程表(令和5年6月2日) においては、電子カルテ情報の共有化を進め、正確な情報に基づく質の高い医療の提供を目指すこととしています。一方で、電子カルテ内の情報は標準化されておらず、また、電子カルテ未導入の医療機関も多い状況です。そこで、電子カルテ内の情報を標準化するための検討を進めるとともに、標準規格に準拠したクラウドベースの電子カルテのα版(試行版)を開発し提供します。

支援内容
標準規格に準拠したクラウドベースの電子カルテのα版(試行版)を開発
具体的な制度
令和6年度中に一部医療機関において試行的に提供開始予定
問い合わせ先
デジタル庁国民向けサービスグループ(健康・医療・介護担当)

ドローンの飛行申請の審査期間短縮及び目視外飛行の拡大

ドローンのレベル1・2飛行(目視内飛行)について、飛行の許可等に係る申請書の記載事項を明確化し、審査期間を短縮します。また、レベル3(無人地帯における目視外飛行)について、飛行経路下における第三者の立入管理措置を大幅に簡略化し、これらを含めた取組により、物資配送を年内に事業化します。

支援内容
ドローンの飛行許可等に係る審査期間を短縮するとともに、立入管理措置を大幅に簡略化します。
具体的な制度
「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領」の改正
問い合わせ先
内閣府規制改革推進室
電話番号:03-6257-1484
国土交通省航空局無人航空機安全課
電話番号:03-5253-8615
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デジタルを活用した教育実現の推進

GIGAスクール構想を支える1人1台端末の更新を支援するとともに、教員の職場環境を改善するための次世代の校務デジタル化を推進します。併せて、都道府県を中心とした共同調達についても検討します。

支援内容
各都道府県に基金を設置することで、1人1台端末の更新について地方公共団体における効率的な執行等を図るとともに、次世代の校務デジタル化を推進するための実証事業を行います。
問い合わせ先
文部科学省初等中等教育局
学校デジタル化プロジェクトチーム
電話番号:03-6734-2085

自動運転による地域公共交通事業

自動運転移動サービスの実現は、ドライバー不足への対応や地域公共交通の維持・改善など、様々な社会課題の解決に資するものとして期待されています。その普及・拡大を図るためには、安全性の確保、地域住民の理解、事業性の確保などの課題があります。これらの課題を解決し、自動運転の社会実装・事業化を後押しするため、全都道府県で自動運転に係る初期投資などの支援を実施します。

支援内容
自動運転の社会実装・事業化を支援します。
問い合わせ先
国土交通省物流・自動車局技術・環境政策課
電話番号:03-5253-8111

経済安全保障

安全保障環境が厳しさを増す中で、我が国の平和と安全や、経済的な繁栄等の国益を経済面から確保するため、経済安全保障の強化に取り組みます。
戦略物資のサプライチェーンの強靱化・多元化に向け、戦略物資の安定供給確保の取組を支援するとともに、グローバル・サウスとの共創の取組を推進します。また、国際通信の基盤である国際海底ケーブルの多ルート化やデジタルインフラの海外展開を支援します。

経済安全保障を確保するためのサプライチェーンの強靱化事業

半導体などの特定重要物資の生産能力の強化など、安定供給確保を行うための計画について主務大臣の認定を受けた事業者に対し、生産設備の整備や備蓄、技術開発などの取組を支援します。

支援内容
事業者による生産設備の整備や備蓄、技術開発など、物資の特性・課題に応じた支援を行います。
具体的な制度
主務大臣による認定を受けた計画について、安定供給確保支援独立行政法人等を通じ、事業者の取組を支援
問い合わせ先
内閣府政策統括官(経済安全保障担当)付
電話番号:03-5157-5941
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グローバルサウス諸国との連携強化事業

グローバルサウスが抱える課題を解決することを通じて同市場の成長力を活かし、日本国内のイノベーション創出、輸出促進、サプライチェーン強靱化等により国内産業活性化を目指します。

支援内容
今後成長が見込まれる未来産業に関し、グローバルサウス諸国において、日本企業が現地企業と互いの強みを活かしながら、DX等を通じたイノベーション創出、強靱なサプライチェーンの構築、カーボンニュートラルの実現等を共に実現する事業等を支援します。
具体的な制度
補助率:定額(1/2、2/3)
支援上限:未定
支援要件等:未定
問い合わせ先
経済産業省貿易経済協力局貿易振興課
電話番号:03-3501-6759

国際海底ケーブルの多ルート化によるデジタルインフラ強靱化事業

我が国の国際的なデータ流通のハブとしての優位性を高めるとともに、我が国のネットワークをより強靱なものとするため、民間事業者による国際海底ケーブルの多ルート化を支援します。

支援内容
民間事業者による陸揚局の分散立地や当該陸揚局への国際海底ケーブルの分岐支線の整備に対して、その初期投資の一部を支援します。
具体的な制度
<補助率>
陸揚局(1/2)
分岐支線・分岐装置(4/5)
問い合わせ先
総務省総合通信基盤局電気通信事業部データ通信課
03-5253-5852

食料安全保障

食料安全保障を強化します。世界人口の増加に伴う食料需要の拡大やウクライナ情勢等を背景に、世界的に食料生産が不安定化するなど、食料や肥料・飼料の多くを輸入に依存する我が国の食料安全保障上のリスクが高まっています。このため、過度な輸入依存からの脱却、人口減少下でも将来にわたって食料を安定供給できる生産基盤の確立、国民一人一人の食料安全保障の確立のための施策等に取り組みます。

農業農村整備における食料安全保障対策

食料の安定供給の確保に向けた構造転換や農業生産基盤の適切な保全管理を促進するため、水田の汎用化・畑地化による麦・大豆、野菜等の国内生産の増大や農業水利施設等の省力化、施設の集約・再編等を推進します。

支援内容
排水改良等による水田の汎用化・畑地化、畑地かんがい施設の整備による畑地の高機能化等を支援します。
また、スマート技術等の導入に資する農地の大区画化、情報通信などの基盤整備、農業水利施設等の省力化や省エネ化、施設の集約・再編等による適切な保全管理等を支援します。
具体的な制度
1/2、定額等
問い合わせ先
農林水産省整備部設計課
電話番号:03-3502-8695
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農業支援サービス事業緊急拡大支援対策

不足する農業労働力の課題に対応するため、ドローン散布等の作業受託やデータ分析等のサービスを提供する「農業支援サービス事業体」の育成・確保を支援します。

支援内容
サービス事業の全国展開を加速化するため、新たな農業支援サービス事業体の育成支援に加え、特定の地域で活動してきた事業体が他産地にサービスを展開する取組を支援するともに、サービスの提供に要するスマート農業機械の導入等の取組に対して支援します。
具体的な制度
定額又は1/2以内
問い合わせ先
農林水産省農産局技術普及課
電話番号:03-6744-2221

みどりの食料システム戦略緊急対策事業

みどりの食料システム戦略及びみどりの食料システム法に基づき、資材・エネルギーの調達から、農林水産物の生産、加工・流通、消費に至るまでの環境負荷低減と持続的発展に向けた地域ぐるみのモデル地区を創出します。

支援内容
・化学肥料の使用低減等を行う栽培体系への転換や施設園芸の化石燃料使用量削減に資する新技術の実証、有機農業の取組拡大等を支援
・バイオマスプラント等の導入やバイオ液肥の利用実証等のほか、みどりの食料システム法に基づき認定を受けた事業者による堆肥・バイオ炭の生産、環境負荷を低減して生産された農産物の流通に必要な施設の整備等を支援
具体的な制度
定額又は1/2以内
問い合わせ先
農林水産省大臣官房みどりの食料システム戦略グループ
電話番号:03-6744-7186
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加工原材料を輸入原材料から国産原材料に転換する取組の支援

輸入原材料から国産原材料に加工原材料を転換する水産加工業者の取組を推進するために、漁業者団体等が水産物を買取・冷凍保管・販売(調整保管)する際の経費を支援することにより、将来にわたり国民への水産物の安定供給を図ります。

支援内容
①原材料を転換する水産加工業者の取組を推進するために、水産物を漁業者団体等が買取り、保管するために必要な資金を金融機関から借り入れる場合に、金利相当分に対して助成(無利子化)します。
➁原材料転換する水産加工業者等に、保管している水産物を販売するまでの期間の調整保管に要する保管料、入出庫料、加工料、運搬料を助成します。
具体的な制度
①定額、➁1/2以内
問い合わせ先
水産庁加工流通課(03-6744-2350)

外交安全保障

外交安全保障 国際情勢の変化等に対応し、我が国の経済や国民の安全・安心を守ります。
ロシアによるウクライナ侵略等を背景とした国際情勢の急激な変化や円安の進行等によるエネルギー価格の高騰や、原材料費や物流費の高騰に伴う物価高の継続は、国民の生活に重大な影響を及ぼしています。こうした状況に対処し、我が国の経済的反映や国民の安全・安心を確保するための施策を講じていきます。

人々の生活や日本企業を守るための施策

我が国やIAEAのALPS処理水に関する取組や日本産食品の魅力を積極的に発信し、また科学的根拠に基づく国際社会の正確な理解を促進し、海産物を中心とした日本産食品への風評被害を防止するとともに、輸出拡大を支援します。
新たな開発協力大綱の下でのオファー型協力等を通じて日本企業の海外展開を促進するとともに、世界的な物価高への対応策として、日本企業受注のODA事業に対して支援も実施します。

支援内容
①IAEA等の国際機関への拠出を通じこれら国際機関との一層の連携強化を図ります。
また、太平洋島嶼国等、途上国への支援を通じ、ALPS処理水に係る日本の取組についてこれら地域における科学的根拠に基づく理解促進を図り、風評被害防止・輸出拡大支援を目指します。
加えて在外公館でのレセプション開催などを通じ、日本産食品の魅力発信を実現します。 
②新たな開発協力大綱に基づき実施する「オファー型協力」により、戦略的に取り組むべき分野において、相手国に積極的に提案し、早期着手が見込まれる案件を実施します。開発途上国の課題解決と同時に、我が国の経済成長等にもつなげることを目指します。
また世界的な物価高騰に伴う建設費、機材調達費等の事業費の不足により、事業進捗に多大な影響が発生している日本企業受注のODA事業に対して支援を行います。
問い合わせ先
①外務省軍縮不拡散・科学部国際原子力協力室
電話番号:03-5501-8227
②外務省国際協力局政策課
電話番号:03-5501-8357
②外務省国際協力局開発協力総括課・事業管理室
電話番号:03-5501-8373/8367
詳しい内容はこちら

国際社会の平和と安定の確保のための施策

「人間の尊厳」が確保された国際社会の平和と安定が我が国の経済的繁栄、国民の安全・安心の大前提。ODAも活用し、ウクライナ及び周辺国に対する人道支援、復旧・復興支援を行います。また、グローバルサウス諸国、特に個々の脆弱国に対する人道支援も実施します。偽情報対策や情報セキュリティ基盤の強化を含む情報戦への対応を行います。

支援内容
①国連を始めとする国際機関等の機能を強化を通じて、国際社会が直面する課題の解決に貢献します。
②ウクライナ及び周辺国での復旧・復興支援(地雷・がれき除去、農業生産回復等)、生活再建支援(暖房・エネルギー等)、人道支援(食料・栄養、保健・医療、水・衛生等)などを通じて経済・社会の不安定化や人道状況悪化に対処しながら、中長期的な支援を可能とするため民間資金を動員する手法も活用した支援を行います。
またグローバルサウス諸国のうち個々の脆弱国に対して、食料、保健、水・衛生、難民、女性、人権、防災、治安など幅広い分野できめ細かい人道支援を行います。
③情報戦への対応能力を強化することで、めまぐるしく変化する厳しい外交・安全保障環境において、我が国の施策や立場について国際社会の正しい理解を促進し、我が国の施策・立場に対する支持を得ることで国民の安全・安心を確保します。
問い合わせ先
①外務省総合外交政策局国連政策課
電話番号:03-5501-8213
②外務省国際協力局国別開発協力第一課/第二課/第三課
電話番号:03-5501-8369/8365/8371
③外務省大臣官房広報文化外交戦略課
電話番号:03-5501-8127

地球規模課題の解決に貢献するための施策

ODAを活用し、国際保健や気候変動を始めとする地球規模課題にしっかりと取り組み、グローバルサウスが直面する課題解決に貢献するとともに、我が国の安定的な経済成長の基礎、国民の安全・安心を確保するための取組を実施します。

支援内容
国際保健については、国際機関等への拠出を通じて、途上国における感染症対策及び保健システムを強化します。具体的には、基礎的医療サービスの提供のために不可欠な保健システムの強化を実施し、途上国のパンデミックへの対応能力強化を図ることで我が国の経済活動の再開・強化を下支えします。
また気候変動については、二国間支援や国際機関への拠出を通じ、グローバル・サウスと呼ばれる開発途上国の脱炭素化及び気候変動リスクに脆弱な国々に対する強靱性の向上に資する事業等を実施します。
問い合わせ先
外務省国際協力局地球規模課題総括課
電話番号:03-5501-8246
外務省国際協力局国際保健戦略官室
電話番号:03-5501-8255
外務省国際協力局気候変動課
電話番号:03-5501-8493

外交・領事実施体制の抜本的強化と在留邦人支援のための施策

国際社会が歴史の転換点にある中において、外交に求められる役割はこれまでになく重要になっていることから、国民の安全・安心を確保するため、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて外交・領事実施体制を抜本的に強化していきます。また、在外公館の強靱化を含め、海外における邦人保護・危機管理体制も強化してきます。

支援内容
在外公館施設は在留邦人保護の最後の「砦」であり、国際情勢が厳しさを増す中で、自然災害を含む緊急事態の際に在留邦人を保護する上で最も重要な拠点となります。在外公館施設における防御機能や危機管理施設の強化、避難施設の設置等の緊急安全対策工事を行うなど、在外公館の強靱化を推進し、在留邦人等の安全・安心を確保します。
問い合わせ先
外務省大臣官房在外公館課
電話番号:03-5501-8119

自衛隊等の安全保障環境の変化への適切な対応等

厳しさを増す南西方面等の安全保障環境に対応するため、弾薬等の早期確保などを通じ、抑止力強化にむけて自衛隊の運用態勢をできるだけ早く確保します。基地防災対策等緊要性の高い施設の整備の推進など、自衛隊の災害対処能力を強化するとともに、生活・勤務環境の改善等を進めます。また、日米同盟の抑止力・対処力の強化と地元負担の軽減を実現するため、空母艦載機の移駐等のための事業や普天間飛行場の移設等を着実に実施します。

支援内容
・弾薬等の早期確保など
・空母艦載機の移駐等のための事業や普天間飛行場の移設等の着実な実施
問い合わせ先
防衛省大臣官房会計課
電話番号:03-5229-2147