新型コロナウイルスワクチン職域接種会場視察等についての会見
(新型コロナウイルスワクチン職域接種会場視察等について)
本日から企業、そして大学においても、本格的な接種が始まりましたので、日本郵政グループと森ビル株式会社を視察させていただきました。特に郵政では、郵便や物流の最前線で働く方の接種、さらに森ビル株式会社においては、テナントさんを始め、多くのお客さんを相手にされている、そうした皆さんが接種されていました。接種されることによって、安心して仕事ができるようになったというお話も伺いました。とにかく、こうした今日始まった企業、大学の接種を更に加速化させていきたい、このように思っています。
現在、ワクチン接種は、直近の1週間で790万です。1日平均100万人を超える勢いです。現時点において、総接種回数は3,100万回です。また、企業から、また大学等の申込も、先日まで3,400か所、1,300万人に達しております。そうしたことを考えると、一段とこの接種が加速されるだろう、このように大いに期待をいたしております。
ワクチン接種というのは、正に感染症対策の切り札ですので、ここを徹底して、そのことによって高齢者の皆さんの重症になるリスクというのは大幅に減少されるでしょうし、そうしたことから医療機関のひっ迫状況というのも緩和されると期待しております。
さらに、若い人も働き盛りの人も1日も早く、希望する方、皆さんに接種ができるように、政府としては挙げて取り組んでいかなければならない、そんな思いを新たにいたしました。私からは以上です。
(尾身会長等による東京五輪開催に伴う感染リスクについての提言について)
尾身会長始め皆さんの提案というのは、そこはしっかり受け止めさせていただきたい、このように思います。ただ、政府としては、今日これから5者協議ですか、主催者である東京都、組織委員会、政府、IOC(国際オリンピック委員会)、IPC(国際パラリンピック委員会)、そうしたことについて検討されるということです。政府として、この5者協議の中では、まん延防止等重点措置とか緊急事態宣言の場合、また通常の場合の観客の上限という方向性を決めていますので、そうしたことを中心にして検討されるんだろうというふうに思います。
ただ、緊急事態宣言が必要になった場合、そうしたときは、無観客というのも臨機応変に行うということは、考えながら国民の皆さんの安全・安心をやはり最優先に、そういう大会にしたいというふうに思っています。
(無観客での開催の可能性について)
緊急事態宣言のときというのは、そうしたことについては十分にあり得る。安全・安心を最優先にやるというのは、当然のことだと思っています。
(無観客での開催の可能性について(再))
安全・安心のために無観客というのも辞さないということです。
(小此木国家公安委員長が横浜市長選に出馬する意向と報じられていることについて)
まだ具体的には承知していません。
(ワクチン接種の目標回数の引上げについて)
引き上げることは考えていません。ただ、今、現実問題として直近1週間平均すると100万回を超えているということです。