GoToトラベルの一時停止及び今年の漢字等についての会見

令和2年12月14日
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(GoToトラベルの一時停止について)

 GoToトラベルをスタートさせてから、約5,000万人の方に御利用いただいております。始まる前というのは、地方のホテル・旅館というのは、2割程度の対前年比稼働率でありました。今日はようやく、7割程度まで回復してきております。
 正に、地方の経済下支えには、大きな役割を果たしているというふうに思っています。また、8月から9月にかけて、コロナ感染者数も減ったというのも事実であります。しかし今回、専門家の先生方から、ステージ3の地域においては、GoToについて、見直しすべきである、こういう提案をいただきました。
 また今日、3,000人を超える中にあって、年末年始というのは、集中的に対策を講じられる時期だというふうに思いました。そうした中で、GoToトラベルを全国一旦は停止すべきであるという決断をいたしました。
 年末年始には、医療機関の体制も、どうしても縮小せざるを得ない、そんな状況になります。是非、国民の皆様におかれましては、年末年始、静かにお過ごしいただいて、このコロナ感染というものを何としても食い止める。そうしたことに御協力いただきたい、そういう思いの中で自ら判断しました。

(今年の漢字について)

 まず「密」というのは、コロナウイルスの中で、3密を何としても避ける、そういう中で「密」が選ばれたというのは、それは自然なことではないかというふうに思います。私自身は、「国民のために働く内閣」、こう銘打っています。ですから働く、「働」という字です。

(緊急事態宣言について検討しているか)

 してません。

(GoToトラベルに感染拡大のエビデンスがないとの認識はあったか)

 そこは、医師会の会長が申し上げているのではないでしょうか。それと、当時は移動によっては、感染を拡大しないということ、ここも提言もあります。そこについては変わりません。ただ、今回そうしたことの専門家の委員の先生方からそういう指摘をいただきましたので、この3,000人、現実的に患者の方が出ていますから、年末年始、集中的に対応できる、そういうチャンスだと、そういう思いの中で私は判断しました。

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