気候変動対策推進のための有識者会議
令和3年9月2日
令和3年9月2日、菅総理は、総理大臣官邸で第6回気候変動対策推進のための有識者会議を開催しました。
会議では、報告書取りまとめに向けた議論等が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日は、今後の報告書の取りまとめに向けて、御議論いただきました。
集中豪雨、森林火災など、世界で異常気象が発生しています。先月の国連の報告書では、『人類の活動が温暖化の原因となっていることは、疑う余地がない』とされています。また、『カーボンニュートラルの実現により、地球の気温上昇の幅を抑えれば、極端な異常気象の増加を抑えられる』ことも示されています。
私たちの努力によって、未来は変えることができる。さらに、我が国経済を力強く成長させる原動力にもなりうる。こうした希望を、社会全体で共有することで、気候変動対策を前進させていかなければなりません。
皆様には、この秋に予定されております国際会議に臨むに当たって、我が国が示すべき、大きな考え方を、まとめていただきますようにお願いします。また、社会のあらゆる主体に加わってもらうための方策も、お示しいただきたいと思います。
グリーン社会の実現に向けては、いまだ、国の内外に乗り越えなければならない課題が山積いたしております。これまでの改革姿勢や変革のスピードを緩めることなく、カーボンプライシングを含め政策を総動員することで、新たな挑戦を続け、国際的な議論もリードしていきたいと思います。本日もありがとうございました。」