経済財政諮問会議
令和3年7月6日
令和3年7月6日、菅総理は、総理大臣官邸で令和3年第10回経済財政諮問会議を開催しました。
会議では、内閣府年央試算、予算の全体像及び令和4年度予算の概算要求基準について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日は、今後の経済運営及び来年度予算の考え方について議論いたしました。
まずは、新型コロナを一日も早く収束させるために、飲食などの感染防止対策を徹底しながら、ワクチン接種を全力で進めてまいります。
こうした取組の中で、今後、経済の回復が本格化し、今年度の成長率が3.7パーセントとなる試算が示されました。今年中にGDP(国内総生産)がコロナ前の水準を上回り、来年度には過去最高となる見通しとなっております。
本日の議論では、ワクチン接種を加速させることで、経済活動の正常化を前倒しすることが可能となり、より一層の経済成長が期待できるという指摘がありました。できる限り多くの国民の皆さんが早期にワクチン接種できるよう、全力を挙げて取り組んでまいります。
その上で、我が国経済が今後も力強い成長をすることができるように、政策運営を進めてまいります。
来年度の予算においては、骨太の方針で示された方向性に沿って、未来を拓(ひら)く4つの原動力、グリーン、デジタル、活力ある地方、少子化対策に重点的な投資を行うため、予算を大胆に重点化いたします。あわせて、これまでの改革努力を継続し、経済再生と財政健全化をしっかりと進めてまいります。
今後も、政府一体となって、新型コロナ対策に全力を挙げるとともに、将来の成長に向けて、我が国が直面する課題に対処するために、改革をしっかり進めていきたいと思います。」