新型コロナウイルス感染症対策の進捗に関する関係閣僚会議
令和3年6月30日、菅総理は、総理大臣官邸で第2回新型コロナウイルス感染症対策の進捗に関する関係閣僚会議を開催しました。
会議では、新型コロナウイルス感染症対策の進捗について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日は、ワクチン接種の効果などについて議論いたしました。
有識者の方々からは、ワクチン接種は重症化を抑えるだけでなく、感染者数そのものを大きく減少させる効果があり、接種を加速することによって、経済活動の再開が大きく早まるとの指摘を頂きました。
ワクチンの普及は最大の経済対策であり、接種を加速することによって、60万人の雇用が増え、GDPを2パーセント押し上げ、12兆円の経済効果があるとの試算が示されました。
我が国経済については、昨年度の税収がこれまでの最高額を上回る見込みであり、今後、経済運営にも万全を期してまいります。
新規感染者数は、多くの地域で低い水準にとどまっておりますが、東京の新規感染者数は増加傾向にあります。高い警戒感を持って対策を徹底するとともに、状況をよく見て、必要な対策を機動的に講じてまいります。
ワクチン接種は100万回の目標を大きく上回り、昨日は1日で167万回の増加となりました。1回接種した者は既に高齢者の約6割に達し、総人口の2割を超えています。
企業や大学での接種、自治体の大規模接種について、予想以上に多くの御要望を頂いております。これらの新規受付については停止を継続しますが、既に受け付けたものについては、精査の上対応することとし、自治体に対するワクチンについては、円滑な接種が続けられるように、今後の配分の見通しを速やかにお示ししてまいります。
関係大臣においては、感染対策の徹底とワクチン接種の加速化に向け、しっかり連携して取り組んでいただくようにお願いいたします。」