宇宙開発戦略本部
令和3年6月29日
令和3年6月29日、菅総理は、総理大臣官邸で第24回宇宙開発戦略本部を開催しました。
会議では、小型衛星コンステレーション、宇宙基本計画工程表改訂に向けた重点事項等について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日、宇宙基本計画工程表改訂に向けた重点事項を決定しました。
宇宙は、人々に夢や希望を与えるフロンティアであると同時に、将来の経済・社会を支える基盤となるものであります。
今回の重点事項では、まず、多数の小型衛星を互いに連携させることで、災害時の被災状況の迅速な把握などを可能とする、我が国独自の小型衛星コンステレーションを構築するなど、基盤技術の開発を推進します。
また、はやぶさ、はやぶさ2に続き、火星の衛星から岩などを持ち帰って分析する世界初となる計画を進めます。月での有人活動などを行うアルテミス計画についても引き続き進めてまいります。
さらには、2050年カーボンニュートラルに貢献する宇宙太陽光発電や、宇宙活動を支える輸送システムの開発など、本日決定した重点事項に基づき、必要な施策を強化します。
関係閣僚は、井上大臣を中心に、連携して取り組んでいただきたいと思います。」