みどりの式典
令和3年4月23日
令和3年4月23日、天皇皇后両陛下御臨席の下、菅総理は、憲政記念館で開催された第15回みどりの式典に出席しました。
式典では、総理は、式辞を述べた後、みどりの学術賞の授与及び緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰の授与を行いました。
総理は、式辞で次のように述べました。
「本日ここに、天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、みどりの式典を挙行するに当たり、政府を代表して式辞を申し述べます。
平成19年に5月4日が国民の祝日みどりの日になって以来、この日は国民にとって、自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し、豊かな心を育む日として定着してまいりました。
国土の約7割を占める森林は年々、齢(よわい)を重ね、我が国にとって貴重な資源となっています。切って、使って、また植える、という循環の下で利用していくことが、近年多発している災害の防止や、2050年カーボンニュートラルの実現に、極めて重要であります。森林は、我が国の二酸化炭素吸収量の約9割を占めております。森林を豊かにすることが、我が国の環境対策に不可欠なものとなっています。
また新型コロナを契機に、人々の自然への関わりにも変化が生まれております。森林豊かな環境への関心が高まり、地方への移住が増えています。
令和の時代にあっても、国民と共に、森林をしっかりと守り育てる取組を進め、次の世代へ引き継いでいきたいと思います。
本日の式典を通じて、多くの人々が、改めて緑に対する理解を深めることを期待するとともに、皆様の御活躍と御健勝を祈念して、式辞といたします。」