孤独・孤立を防ぎ、不安に寄り添い、つながるための緊急フォーラム
令和3年2月25日、菅総理は、総理大臣官邸で、孤独・孤立を防ぎ、不安に寄り添い、つながるための緊急フォーラムに出席しました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「本日は、相談支援の最前線で活躍されております皆様方から、新型コロナの長期化する中にあって、人と人とのつながりを保つことがより一層差し迫った状況にある、こうしたことをお伺いし、改めて、孤独を感じ、社会的に孤立している状況にある方々の厳しい状況を、身に迫る思いとして受け止めさせていただきました。
様々な支援活動は用意されているものの、その制度の隙間に落ちている、あるいは支援があるのに知るすべを持たない、そのことが更に、孤独・孤立を高めているのではないかというふうにも思いました。
私自身は絆(きずな)のある社会の実現を目指しており、多様なつながりの中で、お互いが支え合い、助け合いながら生きていくことのできる社会を構築していくことが重要であると考えています。
このコロナ禍で厳しい状況にある今だからこそ、社会的に孤立し、不安を感じる方々に、官民や民間同士がそれぞれの垣根を越えてつながりを深め、社会全体で手を差し伸べていくことがより必要になっている、そのように思います。
本日御参加の皆様方からは、様々な支援がある、誰かが支えてくれることを知ってほしい、そして乗り越えていこう。大変前向きな力強いメッセージを頂きました。このフォーラムをきっかけに、様々な支援が、孤独を感じ社会的に孤立する方々に行き届くよう、関係省庁における連絡調整会議を立ち上げ、坂本大臣を中心に、政府としてもしっかり支援をしていきたい、このように思います。
御参加の皆様におかれましても、それぞれの取組を通じて引き続きお力添えを頂きますように、心からお願い申し上げます。」