新型コロナウイルス感染症対策本部(第50回)

令和2年12月28日
発言する菅総理1 発言する菅総理1
発言する菅総理1
発言する菅総理2 発言する菅総理2
発言する菅総理2
発言する菅総理3 発言する菅総理3
発言する菅総理3
発言する菅総理4 発言する菅総理4
発言する菅総理4

 令和2年12月28日、菅総理は、総理大臣官邸で第50回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました。

 会議では、新型コロナウイルス感染症への対応について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「新型コロナウイルスとの闘いが始まって、初めての年末年始を迎えます。こうした中、世界各国で、感染力が強いとされる変異型ウイルスが確認され、我が国でも海外から帰国された方々から変異型が見つかっております。このため、この週末にも入国規制を強化し、本日より、原則全ての国・地域からの外国人の新規入国を一時停止することとしました。
 この変異型ウイルスについて、国民の皆さんに3つのことをお知らせしたいと思います。まず、感染力の強さです。あくまでイギリス政府の発表ですけれども、従来と比べて最大で1.7倍程度感染力が強い可能性があり、イギリスでは多くのウイルスがこの変異種に入れ替わっていると専門家が指摘しています。2番目はワクチンの効果です。現時点で分かっている範囲では、現在海外で接種が進んでおりますワクチンがこの変異種に効かないというエビデンスはないとされています。3番目に感染対策は基本的に従来のウイルスと同じだということです。国民の皆さんには、これまで以上に、マスク、手洗い、感染対策を徹底し、会合を控え、静かな年末年始をお過ごしいただきたいと思います。
 次に、年末年始の医療の確保です。年末年始は医療機関の体制を縮小せざるを得ない時期です。しかし、必要な方に必要な検査、医療が提供されるように、保健所等で実施している受診・相談センターなど年末年始も24時間で対応できる体制を確保します。地域の医師会などと連携し、休日夜間診療所や輪番制による診療体制の確保や、民間検査機関における一定の検査体制の確保を行っています。
 冬の時期ということもあり、新型コロナウイルスについて、各国でも大変厳しい状況が続いております。ウイルスに年末年始はありません。国民の皆さんの御協力を頂き、1日も早く日常が取り戻せるように、各大臣におかれましては、これまで以上に高い緊張感をもって、年末年始の対策、徹底をしていただきたいと思います。」

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