内閣及び内閣府永年勤続者表彰式
令和2年12月22日、菅総理は、総理大臣官邸で内閣及び内閣府永年勤続者表彰式に出席しました。
総理は、式辞で、次のように述べました。
「本日、永年勤続30年、20年とそれぞれ表彰された皆様おめでとうございます。
内閣又は内閣府において、日本国のため、国民のため職務に精励してこられた、その多大なる御貢献に対し、内閣総理大臣として敬意を表し、感謝申し上げる次第でございます。
30年表彰を受けられた皆様が職員となられた平成2年は、海部内閣でありました。同年は、国内では、平成における即位の礼が執り行われた一方、海外ではクウェート侵攻や東西ドイツの統一が行われるなど、激動の年でありました。
20年表彰を受けられた皆様が職員となられた平成12年は、小渕内閣及び森内閣でありました。20世紀最後の年であった同年は、国内では、九州・沖縄サミットが開催されました。また、海外ではシドニーオリンピックが開催され、マラソンの高橋尚子選手が金メダルに輝くなど、女性選手が大活躍した大会でありました。
皆様におかれましては、このような時代に国家公務員の道を選択し、今日まで先人の高い志と熱意を受け継ぎながら、日々行政運営に邁進(まいしん)してこられました。
現在、我が国においては、コロナ禍の中で国民の命と暮らしを守ることが最優先課題です。新規感染者数について過去最多の水準が続いている中にあって、ウィズコロナ・ポストコロナの新しい社会像も視野に入れながら、私たちは国民の皆様と共にしっかりと取組を進めていかなければなりません。
政府の要である内閣・内閣府の皆様が、これまでの豊富な知識や経験を活(い)かし、引き続き、使命感を持って、全力で職務に精励されることを切に望みます。
最後に、今後とも健康に十分に留意しつつ、ますますの御活躍をされますことを期待いたしまして、私からの挨拶とさせていただきます。おめでとうございます。」