政府与党政策懇談会
令和2年12月18日
令和2年12月18日、菅総理は、総理大臣官邸で政府与党政策懇談会に出席しました。
懇談会では、令和3年度予算について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日、令和3年度予算を取りまとめることができました。これまでの与党の皆様の御協力に感謝申し上げます。
令和3年度予算は、先日決定した令和2年度第3次補正予算と一体の、いわゆる15か月予算として、感染拡大の防止に万全の対応を行いつつ、次の成長の原動力となるグリーン社会の実現、デジタル化を着実に対応する予算であります。
まず、予期せぬ状況変化に備えて5兆円のコロナ予備費を措置します。さらに、新型コロナウイルス対策として、保健所体制の整備や、診療報酬の特例的な加算を行います。
また、グリーンの関係では、高い目標を掲げてCO2排出削減計画を実行する企業に対し、低利融資制度を創設し、デジタルの関係では、デジタル庁の設立に加えて、マイナンバーカード普及のための市町村の事務を支援します。
長年の課題でありました少子化対策については、待機児童の解消のために今後4年間で新たに14万人の保育の受け皿を整備することとし、さらに、保育所だけでなく、地域の幼稚園やベビーシッターの活用も支援します。
これまで薬価改定は2年に1回でしたが、今回初めて、その間の年の改定を行い、医療費で約4,300億円、国費で1,000億円の国民負担の軽減を行います。
『国民のために働く内閣』として、このほかにも、各政策課題に必要な予算措置を講じてまいります。
年明けの国会において、補正予算とともに、令和3年度予算の速やかな成立をお願いしたいと思います。与党の皆様方に、引き続きの御協力をお願い申し上げます。」