宇宙開発戦略本部
令和2年12月15日
令和2年12月15日、菅総理は、総理大臣官邸で第23回宇宙開発戦略本部を開催しました。
会議では、宇宙基本計画工程表(令和2年度改訂)について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日、宇宙基本計画工程表の改訂を決定しました。
はやぶさ2による、世界初の小惑星からのサンプル回収の成功は、我が国の宇宙技術の水準の高さを世界に示すとともに、多くの人々に未来への夢と希望を与えるものとなりました。
宇宙をめぐる国際競争は、ますます激化しております。こうした中、我が国の技術力を更に強化し、同盟国である米国等との一層の連携の下、宇宙安全保障の確保や、月面での持続的な活動を目指すアルテミス計画等を推進するとともに、将来の宇宙活動のルール作りに取り組んでまいります。
宇宙はデジタル化の基盤としても重要であります。準天頂衛星システムの整備等を着実に進めるとともに、農業、交通・物流、インフラ管理、災害対応など、あらゆる分野で、省庁の垣根を越えて、衛星データの活用を集中的に進め、社会のデジタル化を加速します。
関係閣僚は、井上大臣を中心に、しっかり連携し、本日決定した宇宙基本計画工程表の迅速、そして着実な実行に全力を挙げてください。」