全国町村長大会
令和2年11月26日、菅総理は、都内で開催された全国町村長大会に出席しました。
菅総理は、挨拶で次のように述べました。
「全国町村長大会の御盛会、心からお祝い申し上げます。
実は私自身は高校まで雪深い秋田県で生まれ育ちまして、現在選挙区は横浜であります。今日こうして、秋田県というのを一番前に書いていただきまして、いかにも町村長の皆さんの温かい気持ちで迎えていただきましたこと、ありがとうございます。
町村長の皆さんには、常日頃から地方行政の最前線で、地域と住民のために御尽力されていることに、心から敬意を表する次第でございます。
まず新型コロナウイルスでありますが、国民の皆さんの命と暮らしを守るために、全力で取り組んでおります。重症化しやすい方々、高齢者の方々をお守りするために、医療機関や介護施設では集中的な検査を全額国費で実施いたします。またGoToトラベルについては感染が拡大している地域を一時停止する措置を行っています。さらに、飲食店の対策でありますが、営業時間の短縮などに対し、国の交付金を直接交付させていただいています。
まずは感染対策を万全なものとし、その上で、経済を回復させていくために、現在、年末に向けて、経済対策を策定いたしております。医療機関の支援などの感染対策、雇用や事業の支援、近年の災害に対応した国土強靱(きょうじん)化、ポストコロナに向けたデジタル化やグリーン社会の実現、脱炭素化など、それぞれの課題について、各地域の御意見を伺いながら、具体策を作っていきたいと思っています。その中で、『活力ある地方を創る』。これは菅内閣の最も重要な政策の一つであります。観光、農業、そしてふるさと納税など、あらゆる施策で地方の所得を向上させて、地方の消費を活性化させる。このことは、日本全体を元気にするために不可欠なことであると思っています。国として全力で支援をしていきたい、このように思います。
本日の会議を始め、今後とも、皆様と丁寧に議論を行いながら、政策の実現に向けて政府一丸となって取り組んでいきたいと思います。是非、御理解と御協力を賜わりますよう、お願い申し上げます。皆様方の今後ますますの御活躍を祈念いたしまして、お祝いの御挨拶とさせていただきます。誠におめでとうございます。」