日本サービス大賞表彰式
令和2年10月27日
令和2年10月27日、菅総理は、都内で開催された第3回日本サービス大賞表彰式に出席しました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「内閣総理大臣賞を受賞された株式会社小松製作所を始め、御列席の全ての受賞企業の皆様に心よりお祝いを申し上げます。
さて、ウィズコロナ時代の新しいサービスが求められる中、我が国の産業も世界市場をにらみ、ピンチをチャンスに変えるイノベーションへの期待が高まっております。
本日受賞された小松製作所は、モノを売る製造業という枠を超え、ドローンが測量した地形データ、設計データ、建機の稼働データなどを統合して活用することで、建設工程全体の最適化を実現されました。そして、この建設現場の労働生産性を劇的に引き上げるサービスを世界中に提供されていると聞いています。
今後、そこに自動運転や遠隔操作の機能も組み合わせることで、事故のない、更に労働生産性の高い建設現場を実現できるものと承知しております。
これは、モノを売ることだけでなく、全体としてサービスを売ることであり、日本の製造業が進むべき道を示す1つのモデルだと思います。
こうした挑戦する企業の活躍を後押しするため、菅政権としては、行政の縦割り、既得権益、そして悪しき前例主義を打破し、規制改革をしっかり進め、デジタル化の推進、更に中小企業の生産性革命にも全力で取り組んでおります。
最後に、御列席の受賞企業の皆様に改めてお祝いを申し上げますとともに、サービスを通じて社会に新しい価値を生み出し続けていただくことをお願いし、私からの御挨拶とさせていただきます。」