未来投資会議 ヒアリング
令和2年8月27日
令和2年8月27日、安倍総理は、総理大臣官邸で未来投資会議 第3回ヒアリングに出席しました。
総理は、ヒアリング後の挨拶で次のように述べました。
「新型コロナウイルスの時代、そして更に、その先の時代の社会像を見据えて、新たな日常に向けて成長戦略もしっかりと議論していかなければなりません。産業界に対しても、仕事のやり方の更なる見直しを進め、新たな日常に向けて、ビジネスモデルの変革をお願いする必要があります。
本日は、サプライチェーンの改革に最前線で取り組んでおられる企業の担当者の皆様、事業再構築の専門家の皆様にお集まりいただきました。サプライチェーンについては、今回の経験を踏まえて、線ではなく、網の目のように強靱(じん)性や復元力を持ったサプライネットを築く必要があります。このため、海外に延びるネットワークを多元化するとともに、国内のネットワークを強化し、部品や業務の標準化を進め、購入先を分散化することが不可欠であります。
本日、御出席の皆様の現場の声を踏まえ、支援対象の基準を明確にした上で、支援措置の充実に努力をしていきたいと思います。また、事業再構築、事業再編については、コスト削減による収益回復ではなく、新たな日常に向けた事業ポートフォリオの見直しによって、長期的視点に立った、日本企業の変革を進めていく必要があります。
政府としても、法制面を含め、環境整備を検討していきたいと考えています。
西村経済再生担当大臣、梶山経済産業大臣を中心に、本日の御意見を踏まえて、年末に向けて具体的な政策の立案を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。」