健康・医療戦略推進本部
令和2年7月14日
令和2年7月14日、安倍総理は、総理大臣官邸で第30回健康・医療戦略推進本部を開催しました。
会議では、「アジア医薬品・医療機器規制調和グランドデザイン」実行戦略(案)、健康・医療戦略(第1期)及び医療分野研究開発推進計画(第1期)の実行状況、令和3年度 医療分野の研究開発関連予算等の資源配分方針(案)、ムーンショット型研究開発の目標(案)、日本医療研究開発機構の業務運営の基本方針の改定案及び、日本医療研究開発機構(AMED)の運営及び新型コロナウイルス感染症対策への取組について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「健康・医療戦略推進本部では、今年3月に、新型コロナの対応を含む今後5年間の戦略を定め、健康長寿社会の実現に向け、取組を進めています。
とりわけ新型コロナについては、有効な診断法・治療法を一日も早く確立し、そして国民の不安を払拭していくことが急務となっています。引き続き、日本のみならず世界中の英知を結集して、治療薬・ワクチンや迅速診断キットの開発に全力を挙げてください。三島理事長からも力強い発表を頂きましたが、今こそ、AMEDの役割を最大限発揮し、研究開発、実用化支援に全力を挙げていただきたいと思います。
さらに、ポストコロナも見据えれば、優れた医療を持つ我が国が、アジア地域全体の健康・医療水準の向上に、より積極的に貢献していくことが重要です。その第一歩として、アジアの研究開発体制の充実と規制の調和を我が国が主導するための実行戦略を、本日、決定いたしました。
竹本大臣を始めとする関係閣僚、そして三島理事長におかれては、新たな戦略の実現に、引き続き一丸となって取り組んでいただくようお願いいたします。」