令和2年7月豪雨非常災害対策本部会議(第6回)
令和2年7月10日
令和2年7月10日、安倍総理は、総理大臣官邸で令和2年7月豪雨非常災害対策本部会議(第6回)に出席しました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「梅雨前線は引き続き停滞しており、本日も各地で激しい雨が降っています。これまでに全国から被災地に集結した各部隊が実施した救命・救助活動により、2,300人以上の方々を救助いたしました。引き続き、救命・救助活動や安否不明者の捜索、今なお孤立状態となっている地区にお住まいの方々の支援に全力で当たってください。
今回の災害について、これまで被害状況について調査を行ってまいりましたが、激甚災害に指定する見込みとなりました。
人吉市では今週末から仮設住宅の建設が始まりますが、避難の長期化が予想される中で、被災者の皆さんの住まいの確保を早急に進めてください。
被災地の停電や断水については一刻も早く復旧させなければなりません。これまで九州地方や中部地方で最大2万2,000戸余りの停電が生じましたが、本日の時点で2,000戸余りに減少しています。また断水については、最大2万1,000戸の断水が発生しましたが、本日の時点で4,800戸余りに減少しています。引き続き、継続する降雨による新たな被害の有無を注視しつつ、停電や断水の可能な限り早期の解消に向けて全力を挙げてください。
被災地では週末にかけて大雨も予想されています。既に河川の水位が上昇し、また地盤の緩んでいる所もありますので、厳重な警戒が必要です。各位にあっては、救命・救助活動はもとより、復旧・復興の手を緩めることなく、引き続き、被災者の皆様のために全力を尽くしてください。」