令和2年7月豪雨非常災害対策本部会議(第3回)

令和2年7月7日
発言する安倍総理1 発言する安倍総理1
発言する安倍総理1
発言する安倍総理2 発言する安倍総理2
発言する安倍総理2
発言する安倍総理3 発言する安倍総理3
発言する安倍総理3
発言する安倍総理4 発言する安倍総理4
発言する安倍総理4

 令和2年7月7日、安倍総理は、総理大臣官邸で令和2年7月豪雨非常災害対策本部会議(第3回)に出席しました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「九州地方における豪雨が継続しており、大分県日田市で筑後川が氾濫するなど新たな被害が発生しています。被災地では発災直後から、警察・消防・海上保安庁・自衛隊による懸命の救命救助活動を進めておりますが、昨日から今日にかけて九州の広いエリアに被害が拡大していることも踏まえ、現在、8万人体制に拡充し、何よりも人命第一で取り組んでいます。現地では、増水や土砂崩れによって道路が寸断されることなどにより多くの集落が孤立しており、そうした被災者の皆さんの救助や支援、さらには安否不明者の捜索などに引き続き全力を挙げてください。被災地では、入浴や食事などの支援へのニーズも高まっており、自衛隊については今後更に1万人を増強し、2万人体制へと拡大することで被災者支援に万全を期す方針です。また、本日も武田防災担当大臣を現地に派遣し対応に万全を期してまいります。
 被災者の生活支援は急務です。プッシュ型支援により、本日までに飲食料9万点、段ボールベッド1,000台を始め、パーテーション800個やスポットクーラー150台、瞬間冷却材3,000個などが既に現地に到着しています。被災地では大量の災害廃棄物や土砂が発生しています。これらを一日も早く撤去することが被災地の皆さんの生活再建の第一歩であり、自治体と連携しながら、自衛隊においても撤去作業への支援を進めてください。また、周辺自治体の協力を得て、廃棄物の収集、撤去、広域処理を加速してください。さらに、豪雨災害による一連の被害状況を確認しながら、被災者の皆様の生活再建に向けた動きをしっかりと後押ししていくために、今回の災害を特定非常災害に早急に指定するよう検討を加速してください。現在、現地で150名以上の政府職員が対応を行っておりますが、引き続き現地のニーズを的確に把握しつつ、被災者の皆様のために省庁横断的な支援に全力を尽くしてください。
 大雨特別警報は大雨警報に切り替わりましたが、梅雨前線は少なくとも9日頃にかけて本州付近に停滞し、広域な地域で大雨となる可能性があります。国民の皆様におかれましては、引き続き自治体からの情報に十分に注意し、油断することなく、早め早めに命を守る行動をとっていただくようお願いします。各位にあっては引き続き、被災自治体としっかりと連携し、被災者に寄り添いながら、先手先手で対応に万全を期してください。」

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