令和2年7月3日からの大雨に関する関係閣僚会議
令和2年7月4日、安倍総理は、総理大臣官邸で令和2年7月3日からの大雨に関する関係閣僚会議(第1回)を開催しました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「活発な前線により、九州地方において、記録的な大雨となり、本日、4時50分に熊本県及び鹿児島県に大雨特別警報が発表されました。これまでに、球磨(くま)川の氾濫や土砂災害が複数発生しているほか、土砂崩れに巻き込まれた可能性のある方の情報などが寄せられています。政府として、今回の大雨を踏まえ、何よりも人命第一に地元自治体と連携し、被害状況の把握、応急対策に万全を挙げています。
現在、警察・消防・海上保安庁の各部隊ほか、自衛隊の部隊を派遣し、救命救助活動や安否不明者の捜索、避難誘導に当たっています。今後も、九州地方では、5日にかけて、断続的に大雨が降り続く可能性があり、引き続き、最大限の警戒を続ける必要があります。このため、自衛隊についても1万人体制で、更なる応急対応に備え、機動的かつ万全の対応を進めてください。
特別警報が発出されている熊本県や鹿児島県を始めとする地域にお住いの方々に置かれては、引き続き、自治体からの避難情報に十分に注意しながら、早め早めに、自らの命を守る行動を心掛けてください。
本日、武田防災担当大臣を現地に派遣し、対応に万全を期すこととします。各位にあっては、国民の皆様に対し、避難や大雨・河川に関する情報提供を引き続き適時、的確に行うとともに、被害が発生している地域においては、地元自治体と連携しつつ、政府一体となって、人命第一で応急対策に万全で取り組んでください。また、各地で開設されている避難所に対しては、新型コロナウイルス感染症対策も十分に考慮の上、必要な物資をプッシュ型で提供してください。」