経済財政諮問会議
令和2年5月29日、安倍総理は、総理大臣官邸で令和2年第8回経済財政諮問会議を開催しました。
会議では、骨太方針に向けて、及び新たな日常の構築に向けて(社会資本整備)について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日は、まず本年の骨太方針に向けて議論を行いました。
先般、緊急事態宣言を全国で解除いたしました。今後は、感染症克服と経済活性化の両立を図ってまいります。
さらに、新たな日常の構築により、質の高い経済社会の実現を目指してまいります。新たな日常の定着・加速に向けて、既に見られ始めている日本社会の進化を元に戻さないこと、また世界がコロナの時代の新たな日常に向けた取組を模索する中で、我が国がそのフロントランナーとなることが重要であります。
本年の骨太方針において、新型コロナによる国民意識や世界情勢の変化を踏まえた、日本が目指すべき経済社会の姿の基本的な方向性をお示しすることといたします。
また、一昨日、本年度第2次補正予算案を閣議決定いたしました。我が国の経済は100年に1度とも言うべき厳しい状況にありますが、適切な経済財政政策をタイミングよく展開していけば、必ず経済を回復させていくことが出来ると確信しています。この補正予算を国会成立後、速やかに執行してまいります。
次に、社会資本整備について議論を行いました。
有識者の皆様の御指摘にあるように、今後の新たな日常の構築のためには、あらゆる分野でのデジタル化、スマート化の導入が不可欠であり、社会資本整備もその例に漏れません。赤羽国土交通大臣におかれては、次期の社会資本整備重点計画の策定に当たって、このデジタル化、スマート化を今後の社会資本整備を貫く原則と位置付け、検討を進めていただきたいと思います。」