国と地方の協議の場

令和2年5月19日
発言する安倍総理1 発言する安倍総理1
発言する安倍総理1
発言する安倍総理2 発言する安倍総理2
発言する安倍総理2

 令和2年5月19日、安倍総理は、総理大臣官邸で令和2年度第1回国と地方の協議の場に出席しました。

 会議では、骨太方針の策定等及び新型コロナウイルス感染症対策について協議が行われました。

 総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。

「地方六団体代表の皆様には、御出席を頂きまして、ありがとうございます。本日は、新型コロナウイルス感染症対策、そして骨太方針を中心に御議論いただきたいと思います。
 皆様には、新型コロナウイルス感染症対策に、日々御尽力を頂いていること、心から感謝申し上げたいと思います。
 先週、専門家会議において、緊急事態措置の解除基準を策定いただき、さらにそれに照らし、39県について緊急事態宣言を解除いたしました。また、21日を目途に、専門家の皆様に改めて状況を評価していただき、可能であれば、31日の期間満了を待つことなく、緊急事態を解除したいと、こう考えています。
 多くの地域における緊急事態宣言の解除によって、コロナ時代の新たな日常を取り戻していくため、もう一段の新たな対策が必要であると判断し、雇用調整助成金の抜本的な拡充、中小・小規模事業者の方々の家賃を一層軽減するための新たな支援制度の創設、学生支援のための新たな仕組みの創設、そして医療現場が抱える課題の解決に向けた強力な支援、金融機能の強化に向けた対応を柱とする第2次補正予算の編成に着手しました。来週27日を目途に概算決定を行い、速やかに国会に提出したいと考えています。
 また、骨太方針は、内閣の経済財政政策の重点課題と方向性を示すものであり、今後、経済財政諮問会議で御議論を頂くことになります。今年は、今般の危機を乗り越えた先の未来に向けて、社会変革を推進し、新たな日常を定着、そして加速させていく。そのための対応の方向性や取組について、しっかりと盛り込んだ骨太方針にしたいと考えています。
 この危機を未来に向けた社会変革の契機とし、国と地方が、一層連携して東京一極集中を是正し活力ある地域づくりを進めていくため、皆様からは忌憚(きたん)のない御意見をお伺いしたいと思います。
 新型コロナウイルス感染症対策を始め、今、正に、国と地方が、心を一つにして取組を進めていくことが大切であります。本日は、よろしくお願いしたいと思います。」

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