G7首脳テレビ会議についての会見
令和2年3月17日、安倍総理は、総理大臣官邸で会見を行いました。
総理は、G7首脳テレビ会議について次のように述べました。
「新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりを受けて、先ほどおそらく史上初めてとなるテレビ会議におけるG7サミットを開催いたしました。
先ほど、そこで私は以下2つのことを主に主張したところであります。まず、現下の大変厳しい事態を収束するため、そして世界の人々の不安を和らげるためには、何よりも治療薬を開発することが重要である。そのためにG7が協力し、そして世界の英知を結集して、治療薬の開発を一気に加速すべきであるということ。
もう一点は、世界経済が非常に大きなマグニチュードで、悪影響を受けるという懸念がある中において、G7で協調しながら、これに見合うだけの必要かつ十分な経済財政政策を実行していく。G7として、あらゆる手を尽くしていくという力強いメッセージを発出すべきであるということ。この2点について、申し上げました。
G7の首脳たちから賛同を得て、この内容について首脳声明として発表されることになります。
そしてまた、G7としての協調行動を具体的に行っていく上において、保健大臣会合、そして財務大臣会合について、保健大臣間、財務大臣間において、緊密に定期的にやりとりを行っていくということでも一致したところであります。
また本日、この首脳間のテレビ会議は大変有意義であったということから、これから時期を見て、必要な時にまたこの会議を行うということでも一致したところであります。
そして、オリンピックについては、人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証として、東京オリンピック・パラリンピックを完全な形で実現するということについて、G7の支持を得たところでございます。
このコロナウイルスとの戦い、大変手強い相手ではありますが、G7でしっかりと結束して、国際社会で共に戦っていけば必ず打ち勝つことができるとそういう認識で一致ができたと考えています。
完全な形で実施するということで、G7で一致したところであります。」