党首会談についての会見
令和2年3月4日、安倍総理は、総理大臣官邸で会見を行いました。
総理は、党首会談について次のように述べました。
「ここ1、2週間が、感染が急速に拡大するのか、収束するのか、その瀬戸際であるとの専門家の御意見がありました。その中で、国民の皆様に御協力を頂きながら、様々な手立てを講じてきたところでございます。そして、その中で最悪の事態も想定しながら、緊急事態宣言など、もう一段の法的枠組みの整備が必要であると判断し、その協力をお願いする上において、一日も早く法案を成立させなければいけません。そのお願いをするべく、今日野党との党首会談を行ったところであります。
その際には、各党の党首の皆様から、大変建設的な御意見も頂きました。本当に感謝申し上げたいと思います。こうした御議論も今後踏まえていきたいと、こう思っておりますし、また、政府がこの新型コロナウイルス感染症対策について取り組んでいく上において、しっかりと協力していくという、有り難いお話も頂いたところでございます。
国家的な危機にあっては、与党も野党もないわけでありまして、お互いに協力して乗り越えていかなければなりません。政府としても、野党の皆様にお願いすべきは、率直にこれからも協力をお願いしていきたいと考えております。
その中におきまして、この特措法の改正について、野党の皆様の御協力を頂きながら、一日も早い成立を目指していきたいと、こう思っておりますし、またこの事態は大変厳しい状況ではございますが、与党、そして野党の皆様とも御協力をしながら、何とか克服していきたいと思います。
また、今後も国民の皆様の声にしっかりと耳を傾けながら、様々な、おそらく課題もあるんだろうと、そうした課題については、しっかりと国の責任において全力で対応していきたいと、こう考えています。」