未来投資会議

令和2年2月7日
発言する安倍総理1 発言する安倍総理1
発言する安倍総理1
発言する安倍総理2 発言する安倍総理2
発言する安倍総理2

 令和2年2月7日、安倍総理は、総理大臣官邸で第35回未来投資会議を開催しました。

 会議では、新たな成長戦略実行計画策定に向けた今後の進め方について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日は、昨年末に取りまとめた中間報告で提示された議題・課題も含めて、本年夏の新たな成長戦略実行計画の策定に向けて、今後の進め方について議論を行いました。
 第一に、経済社会が大きく変化する中、ライフスタイルの多様化は時代の必然であり、働き方改革を更に進めていく必要があります。人生100年時代を迎えて、若年層が希望する働き方を選べる余地をつくっていく必要があります。兼業や副業をやりやすくすることは、大変重要です。そのため、労働時間に関するルールを明確化します。さらには、昨年12月の経済対策で、全ての小学生・中学生に一人一台のIT端末をそろえることを決めました。これに併せて、ソフト面の改革が不可欠です。オーダーメイド型の教育や、多様な外部人材の活用など、具体的方策についても議論していただきたいと思います。
 第二に、変化のスピードを先取りし、これまでにない価値を生み出す鍵は、ベンチャー精神です。大企業の事業再編を促進しつつ、大企業とベンチャー企業の連携促進や、契約の適正化を図ります。中小企業については、生産性向上への支援を図るとともに、大企業との共存・共栄のため、引き続き取引の適正化を図ります。
 第三に、デジタル時代の規制改革を大胆に進めます。利便性の高いキャッシュレス化の環境整備を図るとともに、金融分野のシステムの見直しを図ります。
 第四に、SDGs(持続可能な開発目標)の実現にも貢献するため、エネルギー、環境についてビヨンド・ゼロを目指し、革新的イノベーションを牽引(けんいん)します。
 本日議員の皆さんから頂いた御意見も取り入れて、西村経済再生担当大臣を始め、関係大臣におかれては、本年夏の成長戦略実行計画の策定に向けて、与党とも議論をしつつ、具体的な検討を進めていただくようにお願いいたします。」

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