バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰 表彰式
令和元年12月26日、安倍総理は、総理大臣官邸で令和元年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰 表彰式に出席しました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰受賞者の皆様、本日は、誠におめでとうございます。
受賞者の皆様は、障害者や高齢者の方々に寄り添い、その声に耳を傾けながら、全ての方々が快適に過ごすことができる環境を整備し、また、生活がより充実するような製品やサービスの開発・提供に尽力してこられました。
このような皆様の、顕著で、かつ、先進的な取組に、心より敬意を表します。そして、本日の表彰を契機として、バリアフリー・ユニバーサルデザインが、社会の中でますます普及していくことを期待しております。
若者も、そしてお年寄りも、障害や難病のある方も、誰もが思う存分その能力を発揮できる、一億総活躍社会の実現は、安倍政権の最重要課題であります。
新しい令和の時代を迎えた今こそ、多様性を認め合い、全ての人がその個性をいかすことができる社会をつくりあげていくため、ハード・ソフトの両面にわたるバリアフリー・ユニバーサルデザインの優れた取組が広がっていくことが不可欠であります。
いよいよ来年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。世界中から、日本のバリアフリー・ユニバーサルデザインの取組が注目される年でもあります。
1964年の東京オリンピックは、言わばパラリンピックという名称を付けた、初めての大会でもあります。障害者の皆さんの大会は4年前のローマ大会から始まっていましたが、パラリンピックと称して開かれた大会は初めてであったわけであります。そういう意味において、日本は今回2回目のパラリンピックを開く初めての国となるわけであります。その意味におきましても、正に、日本が世界に向けて、ユニバーサルデザインを発信していきたいと、こう思っているんです。
受賞者の皆様が、今後も更なる活動を続けられ、それぞれの分野において先導的な役割を担っていただきますことを期待いたしまして、私の挨拶とさせていただきたいと思います。」