内閣及び内閣府永年勤続者表彰式
令和元年12月20日、安倍総理は、総理大臣公邸で内閣及び内閣府永年勤続者表彰式に出席しました。
総理は、式辞で、次のように述べました。
「永年勤続30年、20年表彰された皆様、誠におめでとうございます。
皆様方は長年にわたり、皆様の能力を国民のため、国家のために、傾注してこられた。その多大なる御貢献に対しまして、内閣総理大臣として敬意を表し感謝申し上げたいと思います。
30年表彰を受けた皆さんが入省したその年は、正に昭和から平成に変わる節目の年でありました。当時は竹下内閣でありました。私は当時、父・安倍晋太郎の秘書を務めていたのでございますが、ちょうど父は幹事長でありました。慣れ親しんだ昭和はとうとう終わりを告げる。一抹のさみしさを覚えるとともに、新たな時代が始まっていく。こんな、ある種、期待を持ちながらその一年間を過ごしたことを思い出しております。そして、この年には消費税法が制定された年でもあります。
そして、20年を迎えられた皆様。皆様が内閣、そして内閣府に勤務された年においては、男女共同参画社会法が制定された年でもあります。そして、それと同時に、中央省庁等改革関連法が成立し新しい省庁がスタートした年、正にそれぞれ大きな変革を迎えた年に皆さんは入省されたということではないかと思います。
本年は、平成から令和に変わり、新たな時代がスタートしました。そして、来年はオリンピック・パラリンピック。躍動感に満ちあふれた年となることを期待しております。内外に様々な問題は山積しておりますが、皆さんがこれまで培った経験、そして知恵をいかして、どうかこれからも、役人としての矜持(きょうじ)を持ち国家・国民のために尽くしていただくことを期待しております。改めて皆様方にお祝いを申し上げ、そして20年、30年、年を重ねたわけでありますから、それぞれ皆さん健康に留意をされていただきまして、人生100年時代でありますから、これからまだまだ皆さんがいろんな立場で、国民のため、国家のために尽くしていただける年月は長い。どうか、活躍されますことを期待いたしまして、私の式辞、お祝いの言葉とさせていただきたいと思います。おめでとうございました。」