女性が輝く先進企業表彰 表彰式
令和元年12月19日、安倍総理は、総理大臣官邸で令和元年度 女性が輝く先進企業表彰 表彰式に出席しました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「本日は、女性が輝く先進企業表彰の受賞、誠におめでとうございます。アベノミクスはウィメノミクス。女性の活躍こそが日本経済にとって成長の鍵となります。
今回受賞された花王におかれましては、女性社員の発案によって、より安全に作業しやすい生産ラインとなるよう様々な工夫が行われた結果、高齢の社員の皆さんも含め、誰もが働きやすい現場が実現したと聞いております。
さらには、女性が求める商品やサービスの開発、女性の感性をいかしたマーケティングなどは、企業の成長にとって欠かせません。女性を育成し、登用する。それこそが競争力の源泉であります。企業の経営戦略の中核となるはずです。こうした考え方の下に、花王では、人事の検討に当たって役員が自ら、必ず女性を昇進候補者に含むよう各部門に求めるなど、強いイニシアティブの結果、女性管理職の割合がわずか4年で倍増したと聞いています。
正に、やれば、できる、ということではないかと思います。こうした先進的な事例を、今回の表彰を通じて広く横展開することで、様々な業種における女性活躍を力強く促してまいりたいと考えています。
受賞された皆さんにおかれましても、これからもそれぞれの地域や業界において、また中小企業にとっても、モデルとなる先進企業として、女性活躍を更に広げていただきたいと思います。そして、日本経済の成長を牽引(けんいん)していただきたいと期待しております。女性が輝く社会の実現に向けて、皆様のますますの御活躍を祈念するとともに、こうした先進的な取組が全国の企業にも展開されていくことを期待したいと思います。
今日は、たまたまなのでしょうが、1列目に並んでいる皆さんは全員男性でございますが、2列目以降は結構女性の方が多い。こちらは女性3人だからまあまあですかね。とも言えないわけでありますが、これがあと10年くらいすると、2列目以降の方々が1列目に来ると。こちら側も大分変わってくるのだろうと、こう思う次第でございますが、その力、ダイバーシティの力、女性や様々な方々が活躍する力をもって、日本は成長しより豊かな社会をつくっていくことができるのではないかと、こう考えているところでございます。これから皆さんと共に頑張っていくことをお誓い申し上げまして、私のお祝いの言葉とさせていただきたいと思います。本日は、誠におめでとうございました。」