政府与党連絡会議

令和元年11月12日
挨拶する安倍総理1 挨拶する安倍総理1
挨拶する安倍総理1
挨拶する安倍総理2 挨拶する安倍総理2
挨拶する安倍総理2

 令和元年11月12日、安倍総理は、総理大臣官邸で政府与党連絡会議に出席しました。

 総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。

「日曜日には、雲一つない穏やかな秋晴れの空の下、祝賀御列の儀が盛大に挙行されました。皇居から赤坂御所までの沿道に、本当に多くの国民の皆様が集い、日の丸の旗を振って、晴れやかな笑顔で御列に手を振る姿を拝見し、私も大変感激いたしました。改めて国民の皆様と共に、天皇陛下の御即位をお喜び申し上げたいと思います。
 私が任命した大臣が、就任から僅か一か月余りで相次いで辞任する事態となったことは、国民の皆様に大変申し訳なく、任命した者としてその責任を痛感しております。速やかに後任の大臣を任命したところであり、国政に遅滞を生じることのないよう、国政・行政を前に進めていくことに全力を尽くすことで、国民の皆様への責任を果たしてまいる決意でございます。また、国会においても重要な法案、条約の御審議をお願いしております。残りの会期、その成立に向けて内閣全体として今一度気を引き締めて、これまで以上に緊張感を持って対応いたします。与党の皆様におかれましても、御協力を賜りますように、よろしくお願い申し上げます。
 広範な地域に甚大な被害をもたらした台風第15号、第19号など、一連の豪雨、暴風雨災害による被害は、現在、被災自治体と一体となった懸命の復旧作業により、生活インフラの復旧などが急ピッチで進んでいます。先週には、それぞれの被災地のニーズや、地域ごとの特性を踏まえ、きめ細やかな取組を更に加速させるため、生活再建と生業(なりわい)の再建に向けた対策パッケージを取りまとめました。同時に、この対策を直ちに実行していくための第一弾として、1,300億円を上回る予備費の使用を決定いたしました。その上で、1日でも早い被災地の復旧、復興に向け、切れ目なく対策を講じていくとともに、米中貿易摩擦など、海外発の下方リスクに対してあらかじめ万全の対策を講じるため、新たな経済対策の策定と、その実行のための補正予算の編成を指示しました。時機を逸することなく、来年のオリンピック・パラリンピック後も見据えたマクロ経済政策を講じていくことで、我が国経済の回復基調を確固たるものとしていきたいと考えております。今後、与党の皆様とも連携しながら取りまとめ作業を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 日本各地で熱戦を展開してきたラグビーワールドカップは、大変な盛り上がりの中、幕を下ろしました。我らが日本代表チームは、初めてのベストエイト進出を果たしました。その何度倒れても立ち上がり、チーム一丸となってボールをつなぐことで、前に前に進んでいく姿に、日本中が感動したところです。我々政府与党もしっかりとスクラムを組んで、正にワンチームで、山積する内外の政策課題に果断に取り組み、国民の皆様の負託に応えてまいりたいと考えております。皆様の引き続きの御協力のほど、よろしくお願い申し上げます。」

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