経済財政諮問会議
令和元年10月28日
令和元年10月28日、安倍総理は、総理大臣官邸で令和元年第9回経済財政諮問会議を開催しました。
会議では、経済再生・財政健全化の一体的な推進強化のテーマである社会保障について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日は、社会保障改革について、議論を行いました。これまでもお話したように、社会保障改革を、経済成長、そして財政健全化と一体的に推進していくことが肝要です。またその中では、高齢化の進行を踏まえ、時間軸を見据えてスピード感をもって取り組むこと、そして、限られた財源を賢く活用し、国民生活の質の向上を図ることが、重要なポイントです。
これまで経済財政諮問会議で議論を進めてきた検討項目について、加藤厚生労働大臣始め関係閣僚におかれては、本日の有識者議員の御提案を踏まえて、年末に改定される改革工程表や来年度予算における歳出の目安の実現に向けて検討を進めていただきたいと思います。
特に、地域の住民の方々の医療・介護サービスへのニーズを的確に反映し、持続可能で安心できる地域医療・介護体制を構築していくためには、地域医療構想を実現していくことが不可欠です。加藤厚生労働大臣におかれては、関係閣僚と連携しながら、地域医療構想の着実な実現に取り組んでいただきたいと思います。
また、言うまでもなく、国民の皆様が元気で健康であり続けることは、暮らしの安心を確保し、活力ある社会を維持する上においての大前提です。特に、40、50歳代の方々の特定健診の受診率を引き上げるなど、比較的若い年代のうちからの生活習慣病等の予防が進むよう、しっかり取り組んでいただきたいと思います。」