自衛隊殉職隊員追悼式
令和元年10月13日
令和元年10月13日、安倍総理は、防衛省で開催された令和元年度自衛隊殉職隊員追悼式に参列しました。
総理は、黙とうを捧(ささ)げ、追悼の辞を述べた後、献花を行いました。
総理は、追悼の辞で次のように述べました。
「令和元年度自衛隊殉職隊員追悼式に当たり、国の存立を担う崇高な職務に殉ぜられた自衛隊員の御霊(みたま)に対し、ここに謹んで、追悼の誠を捧げます。
この度、新たに祀(まつ)られた御霊は、12柱であります。
いかなる事態においても、国民の生命、財産を守り抜くという使命感と強い責任感を持って、それぞれの持ち場において職務の遂行に全身全霊を捧げた皆様は、誇り高き自衛隊員でありました。
このような有為な隊員を失ったことは、自衛隊にとって、そして我が国にとって誠に大きな痛手であります。同時に、かけがえのない御家族を失われた御遺族の皆様の深い悲しみと追慕の念に思いを致すとき、悲痛の念に堪えません。私どもはこのような不幸なことが再び起こることのないよう、最善の努力を尽くしてまいります。改めて、ここに祀られた、1,976柱の御霊に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。
御霊は、立派に使命を果たし、国のために尽くし、大きな足跡を残されました。私たちは、その勇姿と名前を永遠に心に刻み付けてまいります。その尊い犠牲を無にすることなく、御意志を受け継ぎ、国民の命と平和な暮らしを断固として守り抜いていく。そして、世界の平和と安定に貢献するため、全力を尽くすことを固くお誓いいたします。
今一度、御霊の安らかならんことを、そして、御遺族の皆様の御平安と末永い御健勝を心よりお祈り申し上げ、追悼の辞といたします。」