台風第１９号に関する関係閣僚会議

　令和元年１０月１３日、安倍総理は、総理大臣官邸で第２回台風第１９号に関する関係閣僚会議を開催しました。

　総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「大型の台風１９号は、東日本を中心に広い範囲で甚大な被害をもたらしました。一時は１３都県で大雨特別警報が発表され、ダムの緊急放流や河川の氾濫が相次ぐなど、記録的な大雨となりました。
　この台風により、これまでにお亡くなりになった方や、安否不明者、多数の負傷者の情報が寄せられているほか、多くの家屋で浸水被害等が発生しております。お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、全ての被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。
　現在も、警察・消防・海上保安庁のみならず、自衛隊２万７千人も加わって、救命・救助活動や安否不明者の捜索、避難誘導に全力で当たっているところですが、必要に応じて体制を機動的に強化してまいります。また、停電、断水、交通機関の運休など国民生活への大きな影響が続いていますが、一刻も早い回復に向けて関係機関・事業者による復旧活動に政府も全力で協力してまいります。
　政府としては、発災前から関係自治体に各府省から連絡員を派遣し自治体と緊密に連携しながら被害状況等の情報収集を行ってきておりますが、このあと長野県と福島県に情報先遣チームを派遣するとともに、武田防災大臣を現地に派遣します。
　今般の極めて広範囲にわたる甚大な被害を踏まえ、本日、非常災害対策本部を設置いたします。各位にあっては、被害の全容把握を進め人命第一で災害応急対策に取り組んでいくとともに、迅速かつ分かりやすい情報発信を継続してください。
　台風は海上に過ぎ去り、特別警報も先ほど全て解除されましたが、これまでに降った大雨により河川の水位が上昇するとともに地盤の緩んでいるところもあります。国民の皆様におかれましては、油断することなく、引き続き、土砂災害や河川の氾濫などに十分警戒していただきますようにお願いします。」