TICAD7関係閣僚会議
令和元年7月23日、安倍総理は、総理大臣官邸でTICAD7(第7回アフリカ開発会議)関係閣僚会議を開催しました。
会議では、TICAD7における日本の取組について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「8月28日から、第7回アフリカ開発会議、TICAD7が横浜で開催されます。TICAD7は6月のG20大阪サミット、8月のG7サミット、9月の国連でのSDGsサミットなど、一連の大きな行事の中でアフリカを中心とする重要な会議です。
今回のTICAD7では、経済、社会、平和と安定の3本柱を中心に活発な議論を行い、具体的な成果を出したいと考えています。
経済面では、アフリカは21世紀最大のフロンティアとも言われ、5月にはアフリカ大陸自由貿易圏設立協定が発効し、約13億人の共通市場が誕生しつつあります。デジタル革命・イノベーションも進展しています。TICAD7では、成長基盤となる質の高いインフラ整備と、人材育成、科学技術イノベーションの活用を通じてアフリカの成長を一層後押しします。
社会面では、SDGs達成に向けた取組が求められています。アフリカには、気候変動、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成等、解決すべき課題があります。人間の安全保障という考え方を基盤に、日本とアフリカが共に手を取り合ってアフリカにおけるSDGs達成に向けていかに取り組んでいくべきか広く議論し、具体的な目標の達成を目指します。
平和と安定については、平和構築をアフリカ自身が行うという目的の実現に向け、能力構築等の具体的取組を通じ、アフリカ自身による前向きな動きを後押しします。
TICADは初回から4半世紀以上経たアフリカの開発について議論を行う世界で一番歴史あるフォーラムです。本日の議論を踏まえ、1か月後のTICAD7ではインパクトのある日本の取組を打ち出せるよう、各大臣の下で政府一丸となって準備に万全を期すようお願いします。」