安全功労者内閣総理大臣表彰 表彰式
令和元年7月2日、安倍総理は、総理大臣官邸で令和元年安全功労者内閣総理大臣表彰の表彰式を行いました。
総理は、表彰状を授与した後、挨拶で次のように述べました。
「本日は安全功労者の受賞、誠におめでとうございます。
7月1日は、『国民安全の日』です。事故や災害を防止するためには、国民一人一人が、生活のあらゆる面で安全に配慮し、心掛けていくことが大切です。
皆様は、高齢者や児童の交通事故の防止、学校での安全教育、労働災害の防止及び産業安全の向上、地域の火災予防などを長年にわたり、率先して努めてこられました。皆様のこれまでの御尽力とともに、活動を支えていただきました御家族の皆様や多くの関係の皆様方に、厚く御礼申し上げます。
昨年、交通事故により死亡された方は約3,500人と昭和23年以降の統計で最少となりました。また、火災についても総出火件数及び火災による死者数はいずれも前年を下回りました。しかし、高齢運転者による交通事故は後を絶たず、学校や通学路における事故、事件、労働災害など、依然として様々な態様の痛ましい事故によって、次世代を担う子供たちを始め、多くのかけがえのない命が失われている現実があります。
こうした事件、事故を少しでも減らしていくためには、私たち一人一人が日頃からの地道な努力を重ね、安全への配慮を常に心掛けていかなければなりません。
政府としましても、各界各層と連携しながら、様々な安全施策を一層強力に推進し喫緊の課題に政府一丸となって取り組んでまいりたいと考えています。
皆様方におかれましては、引き続き、安全のための啓発を始めとするそれぞれの分野の活動に取り組んでいただき、なお一層の御活躍をいただきますよう、心からお願い申し上げまして、私のお祝いの言葉とさせていただきたいと思います。」