G20大阪サミット -1日目-
令和元年6月28日、大阪府大阪市を訪問している安倍総理は、G20大阪サミットを開催しました。
総理は、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領と会談を行った後、トランプ米国大統領とインドのナレンドラ・モディ首相と会談を行いました。続いて、ドイツ連邦共和国のアンゲラ・メルケル首相と会談を行った後、英国のテリーザ・メイ首相と会談を行い、その後、集合写真撮影を行った際にインドネシア共和国のジョコ・ウィドド大統領と立ち話を行いました。
昼には、デジタル経済に関する首脳特別イベントを開催した後、世界経済及び貿易・投資を議題とした第1セッション(ワーキング・ランチ)を開催しました。
午後には、国際連合のアントニオ・グテーレス事務総長と立ち話を行った後、スペイン王国のペドロ・サンチェス・ペレス・カステホン首相と立ち話を行い、続いて、イノベーション(デジタル経済及びAI)を議題とした第2セッションを開催した後に、タイ王国のプラユット・ジャンオーチャー首相と会談を行いました。
夜には、文化行事及び首脳夕食会を開催しました。
総理は、夕食会の挨拶で次のように述べました。
「皆様、改めてようこそ大阪にいらっしゃいました。ここ大阪は、4世紀頃に仁徳(にんとく)天皇により都に定められ、その後商業の町として発展してきました。大阪のシンボルである大阪城は、最初に16世紀に築城されました。石垣全体や、車列が通った大手門は、17世紀始めのものです。150年前の明治維新の混乱で、大阪城の大半は焼失しましたが、天守閣は今から約90年前に16世紀のものが忠実に復元されました。しかし、一つだけ大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまで付けてしまいました。
その大阪城を間近に望むこの場所で、先ほど日本が誇る3名の演者が、皆様のために心を込めてそれぞれ舞い、演奏、そして歌を披露していただきました。
皆様、すっかりお腹を空かせているのではないかと思いますので、挨拶は短ければ短い方が良いとは思いますが、少しだけ夕食について説明をさせていただきます。今晩の夕食は、持続可能性と美食を融合させるとの考え方の下、里山コンセプトに構成しています。詳しくはお手元のブックレットを是非御覧ください。
私たちは、今日一日充分もう仕事をしましたので、この後は皆様どうかゆっくり食事を楽しんでいただきたいと思います。私が、乾杯、と日本語で言いますので、その後通訳を待たずに杯を上げてください。平らな杯でこぼれやすいので、どうか着席のまま乾杯をしていただきたいと思います。
それでは、G20大阪サミットの成功、そして世界の平和と繁栄、お集まりの皆様のますますの御健勝を祈念して、乾杯。」