持続可能な開発目標(SDGs)推進本部
令和元年6月21日、安倍総理は、総理大臣官邸で第7回持続可能な開発目標(SDGs)推進本部を開催しました。
会議では、拡大版SDGsアクションプラン2019について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「来週開催するG20大阪サミットでは、SDGs主要課題にG20(金融・世界経済に関する首脳会合)議長国として、イニシアティブを示していくことが重要です。誰一人取り残さない社会の実現に向け、人間の安全保障の理念を国際社会に提示した日本だからこそできる貢献があります。
本日のSDGs推進本部会合においては、具体的な貢献策として、3つのイニシアティブを決定しました。
第一に、災害が激甚化する中、誰もが安心して暮らせるよう、防災先進国として世界の強靱(じん)化に貢献します。仙台防災協力イニシアティブ・フェーズ2として、少なくとも500万人に対する支援等を実施します。
第二に、感染症の脅威から一人一人を守るため、100万人の命を救う支援を行います。さらに、130万人の子供たちへの予防接種を実施するなどの貢献を行います。
第三に、途上国の子供や若者たちが質の高い教育を受けられるよう、3年間で900万人に対してイノベーションを活用し教育支援を行います。
質の高いインフラ、海洋プラスチックごみ、気候変動、女性のエンパワーメント等についても力強く取組を進めていきます。
G20大阪サミットの成果や8月に横浜で開催するTICAD7(第7回アフリカ開発会議)の成果も踏まえ、9月のSDGsサミットで日本のSDGsモデルを国際社会に向け発信します。12月には、SDGs採択からの過去4年間の取組を総括しつつ、国際社会の取組を踏まえながら、我が国のSDGs実施指針を改訂します。
関係閣僚においては、新しい令和の時代にふさわしい実施指針とすべく、改めて各府省の取組を見直すとともに、SDGsの力強い担い手としての国内外での取組強化をお願いします。」