健康・医療戦略推進本部
令和元年6月20日、安倍総理は、総理大臣官邸で第24回健康・医療戦略推進本部を開催しました。
会議では、健康・医療戦略の実行状況と今後の取組方針2019、医療分野研究開発推進計画の実行状況と今後の取組方針2019、2019年度第1回医療分野の研究開発関連の調整費の配分、2020年度医療分野の研究開発関連予算等の資源配分方針、アジア医薬品・医療機器規制調和グランドデザイン、アフリカ健康構想に向けた基本方針、及び健康・医療戦略に係る取組事例について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「健康な生活と長寿を享受できる健康長寿社会実現のため、安倍内閣は、医療分野の研究開発と新産業の創出・国際展開を柱とする健康・医療戦略を策定し、この5年間、全力で取り組んできました。
これまでの取組を通じて、画期的な研究成果が次々と生み出されています。本日は田中先生より、従来の常識に捉われない発想で認知症の早期診断を可能とする画期的な技術につながった事例や、髙木社長より、高度なものづくり技術を医療分野へと応用し、これまでにない製品を開発した事例を御紹介いただきました。いずれも産学官連携の支援を得ながら、世界初のイノベーションを打ち立てた、すばらしい成果であります。
また、我が国の優れたヘルスケアサービスを国際展開していくため、これまでのアジアに加え、本日、アフリカ健康構想を決定しました。本年8月に横浜で開催するTICAD7(第7回アフリカ開発会議)においてもしっかりと発信してまいります。
人生100年時代を見据え、健康長寿社会の実現はますます重要な課題となっています。次の5年を見据えた新たな健康・医療戦略の策定に向け、関係閣僚においては、平井大臣を中心に検討を進めてください。」