地球温暖化対策推進本部
令和元年6月11日
令和元年6月11日、安倍総理は、総理大臣官邸で第40回地球温暖化対策推進本部を開催しました。
会議では、パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略(案)について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日、パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略を取りまとめました。
もはや、気候変動への対応は、経済にとってコストではなく、未来に向けた成長戦略です。環境と成長の好循環をしっかりとつくり上げることで、世界における環境政策のパラダイム転換を、我が国がリードしてまいります。
脱炭素社会という究極の目標への最大の鍵は、イノベーションです。二酸化炭素を資源化する人工光合成の実用化など、非連続的なイノベーションを、世界の叡智(えいち)を結集して、起こさなければなりません。我が国として、水素の製造コストを現在の10分の1とするなど、具体的なターゲットと行程表を定めました、革新的環境イノベーション戦略を本年中に策定します。
さらに本年秋には、世界中からトップクラスの研究者、それに産業界、金融界を代表する方々が一堂に会するグリーン・イノベーション・サミットを我が国で開催し、世界全体の取組を主導していきます。
関係閣僚におかれては、今回取りまとめた長期戦略の実現に向け、全力で取組を進めていただきたいと思います。」