日・バングラデシュ首脳会談等
令和元年5月29日、安倍総理は、総理大臣官邸でバングラデシュ人民共和国のシェイク・ハシナ首相と首脳会談等を行いました。
儀じょう隊による栄誉礼及び儀じょうに続き、両首脳は会談を行い、その後、署名式及び共同記者発表を行いました。
最後に、総理は総理大臣公邸で晩さん会を開催し、挨拶で次のように述べました。
「日本の大切な友人であるハシナ首相の訪日を、心から歓迎いたします。
先ほどの会談では、大変有意義な意見交換を行うことができました。この後は、和食を楽しみながら、是非リラックスして過ごしていただきたいと思います。
日本は、独立後間もないバングラデシュを、世界に先駆けて承認いたしました。以来、両国は固いきずなで結ばれ、助け合う、真の友人として友好関係を育んでまいりました。
私はこのバングラデシュの国旗が大好きなのですが、日の丸に似たこの国旗のデザインは、ハシナ首相のお父様であるムジブル・ラーマン初代大統領が、日本を思い選ばれたものと伺っています。両国とも、子供も描ける国旗にしたというのは、大変すばらしいと思っています。
豊かな水の恵みに支えられた田園風景、お米を主食とすること、日本語を語源とするリキシャが市民の足として活気あふれる街で活躍していることなど、多くの共通点を持つバングラデシュは、私たち日本人にとって、親近感を覚えずにいられません。最近では、ユニクロなどのメイドインバングラデシュの衣服を着ることも多くなってきました。輝きを増す黄金のベンガルと日本は、より豊かで厚みをもった関係を構築しつつあります。
本日の晩さん会には、こうした両国の友好関係を、政治・経済・文化など様々な分野で支えていただいているリーダーの皆様をお招きいたしました。皆様のお陰で、今日の日・バングラデシュのすばらしい関係があります。今後とも、更に日・バングラデシュ関係の発展のために、御尽力を頂ければと思います。
それでは、ハシナ首相と皆様の御健康、御多幸を祈念いたしまして、そして両国の友好のきずながますます発展することをお祈りいたしまして、乾杯をしたいと思います。今日は、オレンジジュースで乾杯をしたいと思います。」