政府与党連絡会議

令和元年5月14日
挨拶する安倍総理1 挨拶する安倍総理1
挨拶する安倍総理1
挨拶する安倍総理2 挨拶する安倍総理2
挨拶する安倍総理2

 令和元年5月14日、安倍総理は、総理大臣官邸で政府与党連絡会議に出席しました。

 総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。

「4月30日に退位礼正殿の儀、5月1日に剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀及び即位後朝見の儀をそれぞれ執り行い、国民がこぞって寿(ことほ)ぐ中で歴史的な皇位の継承をつつがなく終えることができました。平成の30年、常に国民に寄り添ってこられた上皇・上皇后両陛下に改めて感謝申し上げるとともに、天皇陛下の御即位を心からおよろこび申し上げます。国民の皆様と共に、輝かしい令和の時代、一人一人の花が咲き誇る時代を切り拓(ひら)いていく決意でありますのでよろしくお願いします。
 国会では先週、幼児教育・保育並びに高等教育無償化のための法案が成立しました。皆様の御尽力に御礼申し上げます。政府としては施行に向けて、実務を担う地方自治体の皆様の御意見もしっかり伺いながら準備をしっかりと進めてまいります。また、児童虐待防止のための法案が審議入りするなど重要法案の審議が続いております。政策を前に進め国民の皆様の期待に応えていくため、政府与党一体となって国会審議に当たっていく必要があります。政府として緊張感を持って対応してまいりますので、与党の皆様の引き続きの御協力をよろしくお願い申し上げます。
 北朝鮮による短距離弾道ミサイルの発射については、我が国の安全保障に直ちに影響を与えるような事態は確認されていませんが、国連安保理決議に違反するものであり極めて遺憾です。米国を始めとする関係国と緊密に協力しつつ、関連する国連安保理決議の履行を一層強化するなどしかるべく対応していく考えであります。同時に拉致問題の解決に向けては、我が国自身が主体的に取り組むことが重要であり、御家族も御高齢となる中、一日も早い解決に向けてあらゆるチャンスを逃すことなく果断に行動していくという方針に変わりはありません。
 25日から28日までトランプ米国大統領とメラニア夫人を国賓としてお迎えします。新たな令和の時代の幕開けにふさわしい、すばらしい訪日にしたいと考えております。米国は我が国にとって唯一の同盟国であり、トランプ大統領との揺るぎない信頼関係の下、今日、日米同盟はかつてなく強固なものとなっています。日米首脳会談では北朝鮮問題を始めとする国際社会が直面する諸課題や、日米経済そしてG20(金融・世界経済に関する首脳会合)大阪サミットの成功に向けた協力などについて、じっくりと話し合いたいと思います。そしてトランプ大統領に再び拉致被害者の御家族とお会いいただく予定です。拉致問題解決に向け、日米が共に力を合わせて取り組んでまいります。
 令和の時代においても、国民の声に真摯に耳を傾け、政府・与党でしっかりと政策を前に進めることで内外の課題に結果を出してまいりたいと思います。御協力のほど今後ともよろしくお願い申し上げます。」

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