経済財政諮問会議
平成31年3月27日
平成31年3月27日、安倍総理は、総理大臣官邸で平成31年第4回経済財政諮問会議を開催しました。
会議では、Society 5.0時代にふさわしい仕組みづくり(生産性、人的資本等)及び国際経済の変動に強い経済構造の構築について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日はまず、Society 5.0時代にふさわしい仕組みづくりについて、議論を行いました。我が国の成長・発展を支える原動力は人であります。人的資本の形成・蓄積を加速するとともに、その人材を有効に活用していくことが重要であります。諮問会議において、未来投資会議や総合科学技術・イノベーション会議としっかりと連携しながら検討を進め、本年の骨太方針に位置付けてください。特に、就職氷河期世代への対応が極めて重要です。社会の担い手として活躍していただけるよう、経済界を含め広く関係者と連携しながら、国を挙げて力強く支援していく必要があります。関係府省は、本格的な支援に向けて早急に検討を進めてください。
次に、国際経済の変動に強い経済構造の構築について、議論を行いました。ここ最近、海外の経済情勢や政策動向の変化がより著しくなってきており、こうした国際経済リスクを十分注視しつつ、マクロ経済運営により一層万全を期していくことが重要です。改めて茂木経済財政政策担当大臣には、しっかりとした対応をお願いいたします。
6月のG20(金融・世界経済に関する首脳会合)大阪サミットでは、世界経済の持続的成長に向けたG20による力強いコミットメントを確認したいと考えています。関係閣僚におかれては、本日の有識者議員からの御提言を基に、G20サミットに向けた準備を鋭意進めていただきたいと思います。」