日本医師会赤ひげ大賞表彰式・レセプション

平成31年3月15日
挨拶する安倍総理1 挨拶する安倍総理1
挨拶する安倍総理1
挨拶する安倍総理2 挨拶する安倍総理2
挨拶する安倍総理2

 平成31年3月15日、安倍総理は、都内で開催された日本医師会赤ひげ大賞表彰式・レセプションに出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「本日、栄えある日本医師会赤ひげ大賞を受賞された皆様、誠におめでとうございます。また、支えてこられた御家族の皆様に心からお祝いを申し上げます。
 赤ひげ大賞は、地域で活躍されてきた医師にスポットを当て、地域医療の大切さを広める事業として創設され今日まで第7回を迎えました。
 今回、受賞された皆様は、過疎化や高齢化が進む地域において在宅医療の提供を通して住民に寄り添ってこられた方々、地域における難病患者の退院後の受皿を担い続けている方、学校医から介護老人保険施設まで地域に密着した医療を実践している方々と伺っております。長年にわたり地域住民の健康を支え続けている皆様の崇高な使命感と行動力が正に現在の赤ひげ先生であり、全国30万人いる医師たちの鏡となる存在だと思います。
 そして、皆様の受賞は全国津々浦々で地域医療に携わっていらっしゃる医師の方々の励みとなるものです。
 世界に先駆け、超高齢化社会を迎えた我が国では、人生100年時代の到来を見据え健康を維持しつつ、長寿を全うされる健康長寿社会の実現が大きな目標となっています。
 その目標を達成するためにも、国民一人一人が、住み慣れた地域で暮らし活躍するための安心が必要であり、それを支えるのが、地域の方々にいつも寄り添い頼りにされる、皆様のようなかかりつけ医の存在であります。
 今後、イノベーションの波が大きく押し寄せてくる中で、医療の果たすべき役割は更に大きく変化していくことが予想されますが、どんなに科学が進歩しようとも、一人一人の国民が抱える健康管理や患者が直面する治療と生活の質の確保は、技術や理論だけで解決はできません。地域にいる赤ひげ先生でなければ解決できないこうした課題に対応するためにも、かかりつけ医を中心として身近なところで医療・介護が切れ目なく提供される体制の構築を、横倉会長を始め日本医師会とも協力しながら進めてまいります。そして、世界に冠たる国民介護保険制度を次の世代に引き継いでまいります。
 赤ひげ大賞事業がますます発展されること、また、皆様方のますますの御活躍をお祈り申し上げて、私の御挨拶とさせていただきたいと思います。」

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