児童虐待防止対策に関する関係閣僚会議
平成31年2月8日
平成31年2月8日、安倍総理は、総理大臣官邸で児童虐待防止対策に関する関係閣僚会議に出席しました。
会議では、児童虐待防止対策に関する取組について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「今回、心愛(みあ)さんからは、必死の思いでSOSの声が発せられていました。幼い女の子が、どれだけ勇気を振り絞って、あの訴えをしたのかと思うと、本当に言葉を失います。
子供たちを守る砦(とりで)となるべき、学校、教育委員会、児童相談所や周りの大人たちが、心愛さんの悲痛なSOSの声を受け止めてあげることができなかった、幼い命を守れなかったことは本当に悔やんでも悔やみきれない思いです。
痛ましい虐待事件を繰り返してはならない。この強い決意の下、新たな対策をただ今、取りまとめました。
これに基づき、現在把握している全ての虐待ケースの1か月以内の緊急安全確認、子供の安全を第一に、通告元は一切明かさない、資料は一切見せないという新たなルールの設定、威圧的な保護者に対する複数機関での共同対処ルールの設定、児童福祉司の来年度1,000人増員などの体制の抜本的強化など、厚生労働省を始め、各府省庁にあっては、直ちに実行に移してください。
根本大臣を中心に各大臣においては、子供の命を守ることを最優先に、あらゆる手段を尽くし、やれることは全てやるという強い決意で、児童虐待の根絶に向けて、引き続き検討し、総力を挙げて取り組んでください。」